
「はじめました」なんていうと、なんか「冷やし中華」みたいですが…。
毎年、というより何によらず、いつもお尻に火がつかないと動かないワタシです。
が、今年は誕生日に買っていい…と、お許しが出ましたので…。
今月と言ってもまだ先なんですけどね。
主人と私は、なんでこうも違うのかと思うほど、趣味も好みもまったく合いません。
まだ「おつきあい」のころは、お互いムリして、ちょっと擦り寄ったりしていたんでしょうねぇ。
30年もすぎると「どうせ何か選んで買ったって、気に入らないんだから」が、お互いわかっていますので、
最近は「許可申請」に「受諾」という形になっています。
主人の去年の誕生日は、ナンタラいう「釣竿」…ついでに品薄らしいからネットで頼んで…といわれ、
着いたのは誕生日3ヵ月後…気が抜けますわ。私のものじゃないからいいけど?!
そんなわけで、今年は限度額を言っていただきまして、更にこの年になっても「なんか好きなもん買えよ」と、
言ってくれる親のあがたい「包み」と、自分の「ヘソクリン・マネー」とで、
竺仙の浴衣地を買いました。いったい何枚ゆかた作ったら…というオトコドモの視線なんざ…ふんっ!!
「箪笥の肥やしは、着物は育たないけどココロの栄養になるんじゃいっ」
柄アップです。
竺仙は、普通の染のものもありますが、松煙染めとかべんがら染めなど、いろいろしぶーい色目を出しています。
これは「べんがら染め」。べんがらは「ベンガル」が語源、漢字では「紅殻・弁柄」などとあてられます。
「酸化鉄顔料」のことで、今のものは合成染料ですが、昔は土をほりほりしてとりました。
防腐や防虫の効果があるので、昔から建物や日常の道具などに使われてきました。
べんがら格子、なんていまでもありますね。
浴衣は買えるときに反物で買っておいて、古いものを格下げすると、つぎのものを仕立てる…とは、
母がやっていたこと、私はそんな計画性を持つような性格じゃござんせんで(誰に似たんだろ)、
いいなあほしいなぁ、いつ買えるかなぁ…そればっかし。
子供のころは、揚げをして、同じ浴衣を何年か着させられました。
毎年衣更えのときに浴衣を出し、ちょとおいで、といわれうしろを向くと背中にゆかたをあてられ、
裄と身丈を目分量ではかって、まだいけるな…とつぶやく母。
あっ今年もおんなじだ…でしたけど、毎年浴衣が出てくるのはうれしいものでした。
何度か書いておりますが、記憶にあるのは「水玉」柄と、当時はちょっとオシャレだったと思いますが、
「スコッチテリア」が並んだ縞柄。小学校の6年ころでしたか、どうしてもこれでなきゃイヤだと買ってもらったのが、
男物のモノトーンでした。子供のくせに…と母はしぶい顔でしたが、オレンジのつけ帯を初めて買ってもらって、
三尺を卒業した私は、なんか誇らしい思いがしたものです。
このぶどう柄は、単衣の着物として着てもいいかなと思っているのですが…。
カタチになるのはまだまだ先ですなぁ。なんたって、着倒さにゃならん浴衣が、まだありますで…。
おまけに、今年はうれしいいただきものを致しまして、またまた「とんぼ柄」の浴衣です。
以前にもいただいたいますからねぇ「とんぼ柄」、コレクションになりますわぁ。
解いて、今日洗いました。
右側が濃く見えるのは、日陰だからと言うわけではなく、柄がそうなっています。
片身がわりみたいで、仕立てるとき注意しないとですね。
昔のものなので、ちょっと巾が狭い感じですが、私は裄が女並ですから、なんとかいけるでしょう。
これといって目立った汚れもシミもありません。
着られているのでしょう、布がこなれています。着易そうですわぁ。
解いたとき、肩あてと居敷あてのさらしの内側、みえないところに、ちゃんとお名前が墨書きしてありました。
昔の人は仕事が細かくて丁寧ですね。
生地を裁つ手間がありませんからねぇ、久しぶりに縫ってみようか、などと思ってみたり、
へらつけ覚えてる?などと自分の能力疑ってみたり…とりあえず今日中に全部洗って乾かしましょう。
こういうゆかた、昔はアタリマエにみんな着ていたんですけどねぇ。紺白の浴衣はいまや貴重です。
さてさて、今日はいいお天気で洗濯も気持ちよく出来ましたが、
これからまたまた「春の嵐」到来予定…まったく今年のお春さんはかななようですね。
明日の午後からがアブナイとかです。我が家の「八重の桜」ももう終わりなので、玄関避難させましょう。
ステキ!私も好みです。
実家はべんがら格子ですが、着物の
染めにもべんがらを使うんですね。
とんぼ柄の浴衣の柄もいいですね。
竺仙さんの浴衣ーいいですよとはよく聞きますがこんな素敵なものがあるのですね。
私なぞは数枚の浴衣をかわるがわる着ているだけす。
たまに浴衣をあつらえたいものですねえ~
べんがら染はしっていたのですが、赤いという印象で…。
こんな色ならいけますよね。
べんがら格子、伯母の家もそうだったんですが、
いまや見事に「アルミサッシ」…味気ないです。
とんぼ柄、いろいろ増えました。
着る人が重くて飛べそうにないのが難です…。
花柄があまり似合わないので、コレに飛びつきました。
浴衣も嫁入りに持ってきたものが、まだ残ってます。
いただきものやら、バーゲンでゲットやら、
いろいろあるのですが、まず着なさいってハナシですわー。
ココに飛ぶまで「ほばーりんぐ・とと」=「とんぼ」さんだとは知りませんでした。
とんぼさんのマイページ?で見てた「煙草盆」や「髷」のミニチュア等羨望の眼で見ていたのですが・・・。これからは「ほばーりんぐ・とと」でコンタクトをとって行きたいと思ってます。よろしくお願い致します。
着物は育たないけどココロの栄養になる」
頂きました
夏になると、絽や紗の粋なものをお召しになっている方を見かけると、とってもラッキー♪って思います。 自分では着ることもないので、ひたすら目の保養をさせていただきます。
浴衣、娘が幼稚園の時に、浴衣生地なのに水色の絽仕立てにトンボ柄の反物を見つけて、浴衣を作りました。反物半分で出来たので、残りはいまだとってあります。暖簾にしたら・・・と思うものの、なんだかもったいなくて(^^;;
ゆかた地で、何か小物でも作れると良いのですけれど。
今回の浴衣をお召しになったお姿、ぜひ拝見したいです♪
まぁ、おいでいただいてありがとうございます。
こちらこそ、よろしくお願い致します。
私はお人形さんは、編みぐるみがやっと程度なので、
くろふね様のお人形さんは、夢の世界です。
しぼしぼ縮緬の着物、いいものですよね。
えぇそりゃもぉ「居直り」といわれようと、
「いいわけ」といわれようと、これでGO!です。
以前から「べんがら染め」は気になっていたんです。
念願叶いました。形になるのはいつのことか…ですが。
更年期すぎて、変な暑がりになりましたけれど、
今のうちに着られる色柄もある…と思うと、
夏も着ようか・・・なんて欲を出しています。
綿絽の浴衣は、見た目も涼しげですよね。
私も息子が5才くらいでしたか、紺地の綿絽でじんべを作りました。
残りで手ぬぐいバッグの要領でひとつ作ったきがするのですが…。
はて、あれはどうなったか…。