染物

これは、先日私が「張り木」を買った「田中直染料店」さんののカタログです。
今日届いたのですが、今回のは「セール用」で、
通常価格の何割引…とかなりお買い得のようです。
とはいっても、染物をやっていない私には、ほとんどわからないものばかり？！
染料はもちろんのこと、媒染剤や染めるためのなべ、いやいや「タンク」
計量器や廃液処理剤、なんてのもいるんですねぇ。
以前から、やってみたいとは思いつつ、せいぜい紅茶で染めたり程度でしたから
本格的にやるとなると道具がすごいなぁと思ってみていました。
母が昔、白い大きなホーローのボウルで、
なにやらぐつぐつと煮て、染めていたのを思い出しました。
やっている間はそばへ寄るなとしかられたものです。
染物はやったことないけど、それでもほしい…のが素材用「かさ」でした。
綿の折畳みがさだと２９４０円ですー。
そのほかにもバッグやストールなどの「素材」を見ているだけで、
自分で染めてみたいなーと、欲ボケております。

染色をなさるかた、こちらですのでカタログを請求してみてください。


さて、本日は朝方はともかく、日が昇ると暖かくなってきまして、
息子の通っている施設から「今日はお花見だし」といわれてまして…。
昨夜までおなかが落ち着かなかったのですが朝までにおさまったし…。
お昼前に迎えに来ていただいて、また何日ぶりかで出かけてくれました。
じつのところ私もいっぺんゆっくりと体を休めたいところなのですが、
区役所に行く用事がありまして、こうなると「行かれる日に行く」…です。
ばばばと着替えて、車に飛び乗って出かけました。
幸いとなり駅にある「区役所の出張所」ですむことでしたので、
めったに行かないナガサキヤに車を入れて、やっと目的の書類を入手。
ついでに銀行、ついでに買い物、と溜め込んでいたシゴトを片付けました。
途中、どうしても誘惑に勝てず「たんすや」さんへ。

ここのたんすやさんは店舗が小さくて、アンティークものは一角だけ。
それでもたまーに男物の羽裏のいいのなんかがあるんです。
今回はペケでしたが…かわりに出会っちまったのが「女物の長羽織」…
ボデーさんに着せられた銘仙の着物の上にかかってまして…。
「ねーとんぼさんでしょー、ちょっとー見えないフリしないで、
　ほら、あたし、けっこういい色でしょー、ねぇったらー」
と、そういう声が…聞こえたんだってばっ！
で、お買い上げがこちら。「染疋田」です。


　　　　　　


なんかまっかなんですけどね。薄暗かったのでフラッシュ使ったらハデ～。
実際ははもっとしぶい赤茶、コレでもまだ赤いかしらという感じ。


　　　


フラッシュのせいか、疋田の粒の白い部分が真っ白くなってますが、
実際にはそこも薄い赤茶に染まっているので、白くみえるところはありません。
つまりもっとジミ～～なんです。
返し部分を見てやっぱりとおもったんですけどね、これ、ほんとは疋田のところ、
いくら染でももう少し白かったはずなんです。裏側のかえしのところは、
やはりもう少し白い部分がありました。縫い目の左右で色が違うのがわかる！
たぶんですが、色落ちして全部に色が流れたんだと思います。
どの段階でそうなったのかはわかりませんが…。
それもあって、裏にモスがつくような普段羽織になっちゃったのかなーと。
だから安かったのかもしれません。へっへっへ。
羽裏のモスはこちらです。かわいいですよね。


　　　


モスだというに状態よろしく「いいじゃなーい」、というわけでお買上げ。
ほんと、格安で入手できて、ホクホクでした。

というわけで、そのあと必要なものを買ったのですが、
いいことの後には、しょーもないことが…いや、全部アタシが悪いんですが。
地下駐車場にいってから「買い忘れ」を思い出しました。
あぁもぉ～と思ったのですが、今度はまたいつ出てこられるかわかりませんので、
荷物を積み込んでから、えっさほいさと売り場にＵターン、
お目当てをみつけてレジにいこうとしたら「サイフがない！」
よくよく考えたら、さっきの最後の買い物で両手がふさがり、
ついサイフを買い物袋の方に入れたんでした…。
「なんなのよぉ」といいながらも、どうしてもないと困る…で、
また地下駐車場にＵターン…。外出してもできるだけ階段使用の私、
今日はあがったりさがったり…さすがに車に戻ってグーッタリ。
帰宅して、荷物も放り出して３０分くらい、どてーっとしてました。

土日はお花見びよりだそうですが、花よりだんごの私、
ちゃんと買ってきた「おかし」で明日はのんびりしようと思います。
この羽織、来てでかけたいなぁ。