「メジャーの打法」~ブログ編

野球、ゴルフを中心とするスポーツ動作論
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ウィリー・メイズ

2008年11月05日 | 打法
 黒人打者の多くが腸腰筋を使うという点に関しては、B型も例外ではない。これは大きな発見だ。

 そこで、なんとなく引っかかっていたウィリー・メイズのスイングをもう一度見てみた。「彼は腸腰筋を使わない」と言ってきたが、「もしや間違いではないか? できれば間違いであって欲しい」と思ったからだ。黒人の打法について何かを語るばあい、メイズを例外とするなら、その言説の価値は大幅に損なわれるだろう。

 結論は、
メイズもやはり腸腰筋を使っている!


 ・・・ということは、前に述べた生涯ホームランのランキングで黒人打者の上位5名はみんな股関節屈曲で打っていることになる。再掲すると

Bonds, Aaron, Mays, Griffey, Robinson,


 さらに、A-RodがJacksonを抜くのは時間の問題だから、いずれは上位6名になるだろう。さらにこの6名が全体の1位から8位までのあいだ入ることになるのだ(あとのふたりはルースとソーサ)。黒人の打法が長打力の面でいかに優れているかがわかる。白人が(確かに彼らにとって究極の打法である)B型で打つよりも、黒人がアーロン、A-ロッド、ボンズの打法で打つ方が上なのだ。少なくとも現時点では、

野球の打撃という運動様式が、陸上のスプリント同様、黒人(アフリカ系アメリカ人)の体型、体質に合っている


と言っても過言ではない。ところが現状はそのことを反映していないのだ、B型ファシズムのせいで。

但し書きをつけたのは、白人やカリビアンが腸腰筋を使ったらどうか?といったことが可能性としてあるから。


 


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