「メジャーの打法」~ブログ編

野球、ゴルフを中心とするスポーツ動作論
『究極の打法』オースチンからボンズまで
 Amazonにて発売中

高砂族

2005年07月28日 | 野球全般
 高砂族は台湾の原住民の呼び名です。石つぶてによる狩猟を得意とし、野球でも強肩で鳴らしたと言われています。 タイ・カッブが引退直後に来日しているのをご存知でしょうか?胸のマークをよくご覧ください。 彼が親善試合で盗塁を試みたところ、戦前の中等野球で名を馳せた嘉義農林(台湾)の捕手に刺されたそうです。カッブが感心して彼の元に駆け寄り、頭を撫でたという微笑ましいエピソードが残っています。 高砂族は現在 . . . 本文を読む

ロン・ルフロア

2005年07月27日 | 野球全般
 走力に関しては、投能力以上にバリアーが低いわけですが・・・。 明治の頃、マラソン大会に飛び入り参加した飛脚が学生を尻目に優勝してしまったという話が伝わっています。ナンバで走っていたのでしょうか? これを機会に調べたのですが、箱根駅伝の初期の頃、学生の不足を補うために飛脚を助っ人に頼んでいたようです。競技の専門家でなくとも走りに関してはプロ中のプロですから、他校から文句の出そうなところ。古き良き時 . . . 本文を読む

ヤン・ゼレズニー

2005年07月26日 | 野球全般
 昔(20年ぐらい前だったでしょうか)、スポーツ・イラストレイテッドに載った記事が世間を騒がせたことがありました。ヒマラヤ山中に住むヨガの行者が180キロの速球を投げるというものですが、もちろん4月1日発行(?)のジョークです。 しかし「肩の強さは天性のものだ」とも言われますし、野球を知らない者が速い球を投げるというのも、まんざらあり得ない話でもないでしょう。ましてや、やり投げの世界記録保持者でオ . . . 本文を読む

マーク・クルーン

2005年07月25日 | 野球全般
 球速の日本記録樹立で、クルーン投手(横浜)が一躍「時の人」となりました。スピード・ガンの数字が表示されるたびにスタンドは大騒ぎのようです。 メジャーでは最近スピード記録の話題は出ませんが、三振を要求するスタンドの拍手歓声は賑やかですね。打者をキリキリ舞いさせる剛速球は、アッパー・デッキへの豪快なホームランと共に野球の華と言えるでしょう。 「史上最高の選手をファンが選ぶ」という企画があって、ルース . . . 本文を読む

No.103 ペドロ・マルティネス

2005年07月23日 | 投法
 ラモンの弟ペドロ・マルティネスも投げ方は同じです。 ペドロの活躍に影響されて、アメリカ人の中にもこの投法を真似る者が出てきました。ペドロ2世と呼ばれるティム・ハドソン(OAK→ATL)がその代表でしょう。 来日中の投手ではケビン・ホッジス(楽天)、そして今話題の速球王マーク・クルーン。 日本でも採用する投手が出てきたようです。和田投手(ソフトバンク)、大沼投手(?調べておきます、西武)などですが . . . 本文を読む

No.102 ペドロ・アスタシオ

2005年07月22日 | 投法
 ラモン・マルティネスの投法は、アメリカの投球理論の枠内では理解不能のようです。 トム・ハウス氏はTall&Fallの推奨者で、N・ライアンやR・ジョンソンのコーチとしても有名ですが、彼の著書「Pitcing Edge」の中にペドロ・アスタシオについての記述があります。 Pedro Astacio's inefficient elbow alignment may account fo . . . 本文を読む

F・トーマス

2005年07月21日 | 打法
 F・トーマスについては前々から「ちょっと変わったフォームだな」とは思っていました。ホームランダービーの優勝者に名を連ねているということで改めて見てみたのですが、本当のところ、まだよく解りません。 しかし、そうも言ってられないので、一応Ⅳ型ということにしましたがどうでしょうか? しかも、タイ・カッブのような普通のⅣ型ではなく、イチローと同じタイプじゃないでしょうか?現在のメジャーでたったふたりかも . . . 本文を読む

B・アブレイユ

2005年07月20日 | 打法
 今回のオールスターの国別対抗ホームランダービーの優勝者はB・アブレイユ(ベネズエラ)でした。凄まじいペースで打ち続けていましたが、彼の打法はⅡB型です。前年のM・テハーダはⅡA型、その前のG・アンダーソンはⅢ型ですから、打法による優劣はないのかも知れません。 1991年以降の優勝者の打法は以下のようになると思うのですが・・・。  1991 C・リプケンJr    Ⅲ  1992 M・マグワイア  . . . 本文を読む

R・パルメイロ

2005年07月19日 | 打法
 オリオールズのパルメイロが3000安打、500本塁打を達成した打者の仲間入りをしました。他に、H・アーロン、W・メイズ、E・マレー。ルースは少し足りなかったようです。 彼はⅠ型です。出身はキューバですが、幼い頃亡命し、野球を覚えたのはアメリカだからでしょう。Ⅰ型が現在のMLBでも立派に通用することを証明してくれています。 シュミットやライスが活躍し、ローズがまだ現役だった80年頃を懐かしむ私とし . . . 本文を読む

No. 101 ラモン・マルティネス

2005年07月12日 | 投法
 野茂投手のメジャーデビューをきっかけに、約15年ぶりにMLBを見ることになったのですが、先ず驚かされたのが当時同じドジャースのエースだったラモン・マルティネスでした。ペドロの兄貴ですね。 もちろん1980年頃にも同じような投げ方の投手はいたと思いますが、改めてその奇態なフォームに驚かされたわけです。 肘が上がらず、首が極端に1塁側に傾く投げ方で、一種のサイドアームなんでしょうが、日本やアメリカの . . . 本文を読む