すいーと雑記帳

とっこの独り言

辺野古~名護市安和の琉球セメントへ

2018-12-04 21:52:58 | 日録・雑感など

12月4日 TUE   29℃

今日は全国的に気温が高かったようですが、沖縄でも29℃超えの猛烈なむし暑さでした。観測史上12月の最高気温だったとか。

このところずっとチョイさんの下請け仕事(11月28日に東京であった防衛省交渉の録音テープ起こし)に追われていたのですが、今日は早起きして、久しぶりに辺野古・キャンプシュワブゲート前に行きました。

9時ごろゲート前に到着。40人ほどの人が座り込んでいるところでした。

 

 県警機動隊の指揮官?が、マイクで座り込みをやめるように警告を始めました

 

 40人余りの市民を60人ほどの機動隊がやすやすと「排除」していきます。みんな沖縄の若者です。毎日毎日こんな仕事をさせられてどんな気持ちでいるのかなあ、といつも思います。ウチナーンチュの若者をこんな風に「暴力装置」として使って、沖縄の若者の心をも蝕む強権的な政権はほんとに許しがたいです。県民を排除したかったら自分らが出てきて自分の手を汚してやれよ!と毎回腹が立ちます。

 

 「排除」を待つコンクリートミキサー車の長い列

 南側からの道路で待機するダンプトラックの車列

 今日は、3回の搬入で計253台が入ったそうです(沖縄タイムス辺野古・高江取材班による)

 

 

 

 

 京都退職教職員会の皆さんが20数名来てくださいました。毎年沖縄平和ツアーとして県内各地の戦跡などを巡られます。今年も伊江島や読谷村のチビチリガマ、南部の戦跡などを回られるようで、今日はゲート前での座り込みの後、本部テント内でチョイさんの話を熱心に聞いてくださいました。なんとこのツアーに私の元同僚だった人が二人も参加しておられて、二十数年ぶりの思わぬ再会にとても懐かしかったです。

昼過ぎに辺野古から名護市安和にある琉球セメントへ向かいました。

 昨日、沖縄防衛局は、民間会社である琉球セメントのこの桟橋を使って辺野古新基地に入れる土砂を船に積みこみ始めたのです。太いパイプの中をベルトコンベアーが通っていて、コンベアーの根元に積みあげた土砂をベルトに乗せて桟橋先に横づけした船に直接入れる仕組みになっています。

 なんと「国と県との話し合いを行う」というポーズを見せている間に、裏でこんな姑息なやり方の準備を着々と進めていたんですね。汚いな~! 

これに対して、昨日すぐに、玉城デニー知事は、今回の土砂搬出に関する手続き等が「違法」である、また赤土等流出防止条例にも抵触する等の理由で桟橋の使用を即時に停止するように琉球セメントに通知。この通知後、搬出作業は中断されたままになっています。

今日も土砂の搬出作業は止まっていて、桟橋先に船の姿もありませんでした。

 

琉球セメント敷地と歩道との間に有刺鉄線(カミソリのような刃がついている)を張りめぐらしています。左の白い幕は琉球セメントの積み出し場を覗かれないための目隠しか。何をコソコソ陰険なことばっかりやってるのかなぁ、よっぽどやましいことでもあるんかなぁ。

 

 

 琉球セメント入り口横で座り込んでいる数名の人の横にあったボード

 

 ベルトコンベアの根元辺りにうず高く積み揚げられた土砂

 政府と県が「話し合いをしている」なんちゃってる間に、こんな膨大な量の土砂を運び込んでいたのか~。そもそも琉球セメントが県から許可をうけているのは、セメント材料等だけで、こんな土砂を運搬する許可は受けてないはず。目的外使用だね。(この辺りの詳しいことはチョイさんのブログに)

あっちでもこっちでも、まさに違法だらけの辺野古新基地建設工事です。どこが「法治国家」やとあきれ返ります。

帰り道、高速の沖縄北のあたりで、猛烈な雨が降ってきました。最速のワイパーでも前が見えにくいぐらいの豪雨でした。すぐに「あの土砂の山はどうなってる? ブルーシートも何もかぶせてなかったから、きっと赤土が海に流れ込んでるんじゃないか!」と思いました。美しい海あってこその沖縄なのに、けしからんことばかりです。

姑息卑怯なやり方には長けた政権ですから、またなりふり構わず何としても土砂搬出を再開してくるでしょう。明日からまたがんばりましょう。あきらめないこと、それが勝つこと。

 


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