「閉鎖病棟」 帚木蓬生 (1997・5 新潮文庫)
先日チョイさんがフィリピンへ行く時に関空の売店で買って機内で読み進み、マニラの空港待合室でも読んでいたら涙が出て困った、という文庫本。(加齢によって涙腺は緩みがちです)
それを聞いて面白がった私もさっそく読み始めました。
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「とある清神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。
その日常を破ったのは、ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは・・・・。
現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさ
に溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた」(表紙カバー裏より)
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なるほど山本周五郎賞受賞作にふさわしい人情味溢れる作品で面白かったです。(小説の中だるみがちょっとタルかったけれど、病院内の人間群像を書くには止むを得なかったのかも・・)
でも私は、こういう傾向の話では泣かないようです。涙腺は加齢によって十二分に緩んでいるのですが、根が薄情なのかも・・・。
先日チョイさんがフィリピンへ行く時に関空の売店で買って機内で読み進み、マニラの空港待合室でも読んでいたら涙が出て困った、という文庫本。(加齢によって涙腺は緩みがちです)
それを聞いて面白がった私もさっそく読み始めました。
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「とある清神科病棟。重い過去を引きずり、家族や世間から疎まれ遠ざけられながらも、明るく生きようとする患者たち。
その日常を破ったのは、ある殺人事件だった……。彼を犯行へと駆り立てたものは何か?その理由を知る者たちは・・・・。
現役精神科医の作者が、病院の内部を患者の視点から描く。淡々としつつ優しさ
に溢れる語り口、感涙を誘う結末が絶賛を浴びた」(表紙カバー裏より)
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なるほど山本周五郎賞受賞作にふさわしい人情味溢れる作品で面白かったです。(小説の中だるみがちょっとタルかったけれど、病院内の人間群像を書くには止むを得なかったのかも・・)
でも私は、こういう傾向の話では泣かないようです。涙腺は加齢によって十二分に緩んでいるのですが、根が薄情なのかも・・・。