すいーと雑記帳

とっこの独り言

都大路をデモ

2008-03-30 14:12:11 | 日録・雑感など
 昨日は、また少し寒さがぶり返したみたいな一日でした。
 母の病状も小康状態だったので、数時間ひとりで家にいてもらうことにして、京都市内の洛陽教会へ出かけました。現地でチョイと合流。

 京都沖縄県人会主催の集会です。
 「米兵による少女暴行事件に抗議する 京都市民集会」
 主催者も驚くほど沢山の人(100人ぐらい?)が参加しました。

 
 県人会の大城俊信さんの味のある唄三線「時代の流れ」に続いて

 「基地・軍隊を許さない行動する女たちの会」共同代表の高里鈴代さんの沖縄の米軍基地による被害の現状や、今回の事件に関する本土週刊誌やネット上での「被害者バッシング」のひどさ等についての話がありました。

(デモの途中、偶然隣を歩いておられたので、少しお話させてもらったのですが、とってもソフトで気さくな女性で驚きました。しっかり芯のあるマシュマロといった印象の素敵な方でした。とても8歳のお孫さんがあるようには見えませんでした)


 印象的だった話:
 基地周辺のあまりにひどいジェット機の騒音にたまりかねた老人たちが、米軍基地に行って司令官だか誰だかエライさんに面会を求めて、何とかしてほしいと訴えたんだそうです。そしたらその軍人が言ったそうです。

 "Pardon our noise, but it's a sound of FREEDOM."
 「騒音は申し訳ないけれど、あれは『自由』の音なんですよ」

(ケッ、何をヌカしてけつかる!! その独善的な傲慢さがたまらん。あんたらは数年で転属するんだろうけど、住民は一生そこに住まんならんのよ)


 その後、沖縄県人会の人たちと京都市民によるリレートーク。

 集会後、デモ行進に出発。


 「京都沖縄県人会」と染め抜いたムラサキ色ののぼりを何本も立てて、京都の目抜き通りを歩くのは気持ちよかった!!(このような集会やデモをしたのは、県人会ができてから初めてのことらしい・・)

 御所の東側にある洛陽教会~河原町丸太町~四条河原町~仏光寺公園?まで。
 こんなに短距離かつチンタラ歩きのデモでも、「あ~、しんど~」になるなんて、信じられない! 
 齢は取りともないわい。(おかげで万歩計は12000歩も稼げましたが・・)

 今に、こんな風に都大路をデモすることすら許可されなくなる日が来るかもしれない・・。だからこそ、できるうちにデモもしとかんとあかんのよ。

 今日の結論・・・・・沖縄の抱える問題は、われわれ本土の人間政治家、官僚はじめ多くの内地の人間が、自分の身にふりかかっている痛みと感じて本気で取り組まない限り、今後もな~~んにも変らないだろう、同じような犯罪は繰り返されるだろうということ。
 
 沖縄問題とは、とりもなおさず内地の我々の問題なのだ、それに気づかない限り、いつまでも基地被害をすべて沖縄だけに押し付け続けることになるだろう。
 戦中から今までず~っと「沖縄はヤマトの捨石」、そんなことでいいのか、ということがわれわれ一人一人に問われているのだと感じました。

 
 帰りに四条高島屋で夕食を買って帰宅。母もなんとか無事にいてよかった!

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