
25日の京都11Rで行われた第76回菊花賞(3歳オープン、GI、芝3000メートル、18頭立て、1着賞金=1億1200万円)は、北村宏司騎手騎乗で、5番人気キタサンブラック(牡、栗東・清水久詞厩舎)が直線内から抜け出してV。GI初制覇を果たした。タイムは3分3秒9(良)。
先週末から競馬当日、かなり忙しく、その後、所用で、回顧録がおそくなりました。コメントを下さった方々にも、返信できませんで、大変申し訳ございませんでした。謹んでお詫び申し上げます。
今週末の「天皇賞・秋」は、先週ほど忙しくないので、キッチリ予想、レスポンスできると思いますのでよろしくお願いします。
で、「菊花賞」の回顧録ですが、キタサンブラックがアッと驚く、勝利で、3冠目をゲット。レース後は、勝ったキタサンブラックよりも、馬主の「北島三郎」さんが目立つ結果となってましたが、相当嬉しかったんでしょうね。
まず、この馬、競馬をよくご存じの方なら、間違いなく「消し」だと評価した馬でしょう。それは、「母父サクラバクシンオー」ってことで。自分も、最後まで、悩んで7頭目で消した馬でした。昔、「メガスターダム」って馬が「父ニホンピロウイナー」で3着に来たことがあったのですが、あれは、「母父マルゼンスキー」って距離の融通の利く馬だったから来たと思っていました。個人的には、「距離は、母父を見て買え」だと思っているので、今回、「サクラバクシンオー」では買うことができませんでした。
実際、「セントライト記念」を勝っているので、2200mや暮れの有馬記念くらいの距離ならこなすと思っていたのですが、「3000m」はさすがに厳しいと踏んでいただけにこの結果には驚くばかり。正直、ここを5着くらいに負けてもらって、「有馬記念」で大儲けさせてもらいたかったのですが、ウマいこと行きませんでした・・。
予想にも書きましたが、この馬重賞2勝馬。今回のメンバーでは、実績No.1でした。予想に書いてあった通り、今年は、レベルの低い年で、レース結果を見てもわかるように、今年は、「セントライト記念>神戸新聞杯」でしたね。1,2番人気に押された神戸新聞杯も、馬券には絡みましたが、それ以外の馬は、上位はほぼ、セントライト記念でした。新聞等では、神戸新聞杯組の方が強い的なことを書いてあるものもありましたが・・まぁ、そう捉える競馬記者さんも中にはいるんですね。
今回は、自分が予想してたレースと全く逆の展開になってしまったことが、この馬が来れた最大の理由だと思います。向こう正面あたりで変に落ちついて超スローになりかけて、慌てていろんな馬が動き出したりして変な流れになってしまいました。内枠だった、キタサンは、経済コースをかかることなく走れたことで、無駄なスタミナを使うことなく直線の末脚を繰り出せたんだと思います。
今年は、レベルが低く、春の実績馬がそのまま、ほぼ居残ってた訳で、変にひねらなくても良かったってことです。改めて、この結果に、今年は、確実に「3冠馬」が誕生していたんだろうなぁと思いが・・本当に、ドゥラメンテの離脱が残念でなりませんでした。
○リアルスティールは、ツキがありません。またも2着。ダービーはレース中に骨折していたので、4着でしたが、この馬、「ウインバリアシオン」級の残念馬になりそうです・・。この馬も、個人的には、距離が持たないと思っていたのですが、思ったほどペースが上がらず、スタミナが持ったって感じです。もっと厳しい流れになっていたら、3着もなかったと思います。
今後は、マイル~2400mくらいなら、いい勝負をすると思いますが、ドゥラメンテが復帰して同じ距離を走るようになったら、また、「2着」が続くかも・・。
△リアファルは、完璧な「上り馬」の成績で3着。この馬、かなり強いかもしれません。今回のレースで、一番強かったのは、この馬。内枠だったら、この馬が、勝っていたかもしれません。暮れの有馬に参戦してきて内枠なら、最大の惑星になりそうで楽しみです。父ゼンノロブロイも4歳から強くなった馬。天皇賞・春、宝塚記念と来年が楽しみです。
◎ミュゼエイリアン、▲マッサビエル、×タンタアレグリア、レッドソロモンと、人気薄を買いましたが、今回、「血統重視」で臨んだ結果、惨敗でした。ミュゼはいったん先頭も、馬体が萎んでいたのがよくなったみたいです。おそらく、この馬たちは、来年以降、G1で馬券対象として、お目にかかることはないかもしれません・・。
「シンプルイズベスト」馬柱の前走、1,2着を買ってれば当たるレースでしたか・・。今後は、レベルの低い年は、変にひねらず前走を見るようにしないとね。
ということで、今年のクラシックは、惨敗。唯一、オークスが獲れたくらいか・。いいとこ無しでした。
それにしても、「虎の巻」は、精度抜群です。今回、7頭まで絞ってた時点では、当たり馬券を手にしてたのに、自分のジャッジで、消したことが情けないです・・。天皇賞は、「虎の巻」でしっかり絞って当てたいです。
来年こそは!「虎の巻」に付け加えておきます。
・菊花賞、春のG1馬、連対馬が2頭以上、不在の時は、荒れる。その時は、「夏の上がり馬」と「春のトライアル重賞で連対しながら、結果が出せなかった馬の復活」
・トライアルは「神戸新聞杯」組が強力。(直結コースなので)先行して権利をとった馬(1~3番手くらいで)は本番も、馬券になる(先行馬で、最先着馬と、上がり最速馬も要チェック。さらに、このレースで6番手以内から馬券になった馬が本番で通用する。)。セントライトは4着までが馬券対象となるが、連対馬でなければ、2200~2600mのレースで勝っていること。それ以下は、バッサリ。
・「セントライト記念」と「神戸新聞杯」で春のクラシック出走馬が、倍以上違う場合は、春のクラシック出走馬(ただし、上位馬)の多い方を参考にすること。
・神戸新聞杯を1番人気で、0,4秒差以上で1着になった馬が、菊花賞に出走なら、100%馬券対象になる。
・関東馬は、春の時点で2400mを走れる実績があるか、無敗馬か、長距離実績がある馬で、トライアルで連対を経験していること(最悪、掲示板は確保)。(関東馬で、2400mの重賞を連対かつ、トライアルを勝っていない馬はいらないかな・・。)
・前走1000、1600万クラス負けの直行組は消し。
・古馬混合1000万勝ち(1800m以上で)でもタイム差なしでの勝利の馬は、消し。ただし、Mペース以上で、好タイムでの勝利は、一考。
・夏の北海道の長距離を勝っていても、阪神や、東京の直線の長いコースで連対未経験の馬は疑ってみる。
・展開的には、内枠、先行馬が有利。4コーナーで10番手以下からは、相当な末脚のない馬じゃないと厳しい。(前走で、4コーナー10番手以下でレースしている馬は、出番なし)
・8番人気以降の関東馬は消してもよい。逆に、関西馬なら、狙っても良し。
・血統的には、トニービン、ロベルト、ダンスインザダーク、ステイゴールド、スペシャルウィーク、母父サンデーサイレンスの血を持っている馬に注目。特に欧州血統(凱旋門賞馬の血)を持っている馬は、有利。(雨が降って馬場が重くなったら、凱旋門賞勝ちの馬の血が騒ぐ)
・古馬1000万勝ち後で、トライアル負けの馬(神戸新聞杯)は、期待値あり。(ただし、1ケタまで)
・きさらぎ賞や、京都1800mコース勝ち馬や、京都の外回り2400m、阪神1800m、2400m好走馬は、このコース向く。ローカルの小倉1800m、2000m、新潟1800m、2200mの1000万クラスで、好走した馬は要チェック!(特に好タイムで勝った馬は、期待大)
・条件馬(クラシック未出走馬)は、東京1800~2400m、京都1800、2400m外回り、阪神、2400mで、好走(連対経験)があること。
・トライアル以外のレースで2桁着の馬は消し。
・セントライト記念は、馬券になった馬のみチェックして、東京2000m、2400m、関西の直線の長いコースで勝ったことのある馬だけ買えばOK。
これで、来年は、バッチリか?!
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