
東京競馬場で行われた第75回安田記念(3歳上・GI・芝1600m)は、好位追走から直線で抜け出した川田将雅騎手騎乗の2番人気ジャンタルマンタル(牡4、栗東・高野友和厩舎)が、中団から追い上げてきた9番人気ガイアフォース(牡6、栗東・杉山晴紀厩舎)に1.1/2馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒7(良)。
×ジャンタルマンタルが春のマイル王の座を手にしました。これで、2,3,4歳でマイルG1勝ちという快挙も達成です。正直、昨日の時点ではこの馬を本命にしていました。が、いろいろデータや外野の声に惑わされて今日になって5番手に格下げしたのです。血統が早熟だとか調教後、鞍上の川田騎手のコメントがなかっただとかいうネガティブな声に流されてしまいました・・。ここ5年くらいでこの安田記念というレースの傾向は変わってきていますが、今回、やはり血統的にはマイル以上に適性がある馬に有利になったというイメージで間違いないと確信しました。秋のマイルCSも好走はしそうですが、少しイメージは違う気もしていますが能力は高いのでマイル春秋連覇の期待は高まると思われます。
2着にガイアフォース。これね・・買うつもりではいました。調教がメチャよく見えたし、過去2年、このレース4着。過去の2年に比べ今年のメンバーは軽いと思っていたのですが、この馬を切った理由はズバリ鞍上。昨日、吉村騎手のデータを掘り下げてみたら、ナント彼は過去1度も東京コースで騎乗したことがなかったんです。しかも、今日も騎乗予定はこの安田記念のみ。運転免許取り立ての初心者が、F1のレースに参戦するイメージです。これで馬券に絡むようなら、「令和の武豊誕生!」だと思って消しました。・・すると・・・誕生しました!「令和の武豊」が!
天才ジョッキー現るです。これからは、騎乗者名に「吉村」を見たら「買い」です。そのくらいの衝撃でした。馬の出来は良かったですが、それでも並み居る1流ジョッキーと互角にやりあえるとは思っていませんでしたから・・。御見それいたしました。
あと、東京コースのG1、今年は、「ミスプロ系(特にキンカメ系)」と「キタサンブラック(ブラックタイド系)」が向く馬場でしたね・・。完全に血統が欧州向きに変わってきています。キレのある軽いディープ系というより欧州の馬力があるスピード馬が向くイメージです。この傾向は来年以降も続くはず。予想時には覚えておかねば。
3着に◎ソウルラッシュ。今年も3着でした。しっかり実力は示しましたが、やっぱり、勝てる見込みがあるなら浜中騎手じゃないよね・・。とは言えノーザンF系ではないし、今回実績のある騎手はすべてノーザンF系に乗せられていたので難しかったかぁ・・。レーン騎手が乗ってたら勝てると思いましたが、堀調教師との契約もあるのでそちらを優先せざるを得ないこともこの馬にとってはマイナスでしたね・・。とは言え3着ですし、5歳以降4着以下無しという晩成馬ですから秋もまだまだやれそうです。
〇ジュンブロッサム、▲レッドモンレーヴ、☆ウォーターリヒトの追い込み3頭は今日の内の止まらない馬場では厳しかったですね・・。前にいた△シックスペンスでしたがルメール騎手によると馬場が合わなかったとか。そりゃしゃーないです。
今日の結果、改めて分かったことは、やはり、G1は格がすべて。特に「マイル」という距離は。過去にマイルG1を勝っているとか、マイル以上の2000mのG1で好走しているような馬を重視するべきですね。中でもこの安田記念はここ5年でその傾向が強まってきてます。来年以降はこの点も注意して予想しなければならないと書いておきます。
来年用に「虎の巻」に追記します。
・ここ数年、京王杯からのローテで馬券になった馬はいないのは気がかり。以前は、前目で踏ん張るレースだったが、ここ5年は、差し・追い込み馬が有利な瞬発力勝負になりつつあることが原因かもしれないので、持続力勝負になるこのレースは適性が違うのかも。瞬発力勝負で差し・追い込みで勝った馬なら、ここでも勝負になるかもしれない。ただし、マイル以上の重賞で馬券になった馬のみ)
・ヴィクトリアMからの参戦は、東京G1連対馬。でなければ最低でも、東京マイル重賞勝ちの実績が必要。 あと、ヴィクトリアMより、調教が悪い馬は、いらない。
・牝馬で馬券に絡んだのは、牡馬混合のG2以上のレースで馬券になっている馬のみ。
・前哨戦のマイラーズC,京王杯SC,ヴィクトリアマイル、大阪杯のレースを再度検証して、精査すること。
・香港馬は、1.33台の持ち時計のある馬のみ。特にチャンピオンマイルを、その時計で、3着以内で参戦してきた馬は、買うべきだが、それ以下なら、バッサリでもいい。ちなみに、その時計があれば、秋のマイルCSでも通用すると思われる。ただ、馬場が良くて、高速馬場(マイルが1.32秒台)になっている場合は、香港馬はいらない。逆に、やや重以下の馬場で、パワーがいるような場合は、買い。あと、テンの入りが33秒より早くなるようなら、香港馬はいらない。
・底力が問われるレースになるので、リピーターが多い。このレースを好走した馬は、翌年も好走する可能性がある。(特に連対したG1馬には要注意)
・前走スローペースで負けた馬の巻き返しあり。差し追い込み馬に有利。
・母父サンデーサイレンスは要チェック。血統で言えば、サンデー系より、凱旋門賞を勝つような、ヨーロピアンな血統馬の方がいい。ノーザン系のリファールや、サドラーズ、ニジンスキー、クロフネ、ロベルト系や、キングマンボ系。サンデーでも、ハーツ、ステイ、キズナや、ダンスみたいな、重目の血統が、好走すると考えられます。
・大型馬で490kg以上くらいの馬が強い(馬格で弾き飛ばせるような馬)
・近年は、差し追い込みのレースになりがち。極端なHペースにはならない。M~Sペースになり、外枠で差し脚のある馬が有利になる。ただ、逃げ・先行してマイル~2000mのG1で馬券になった馬なら、前目でも馬券になることは可能。
・近年は、マイルCSとリンクする展開になり、差しで切れる脚がある馬が有利になってきている。
・菊花賞に出走した明け4歳馬は、馬券に絡めない。
・良馬場なら、近2走で、上り最速で勝った馬は、買い。
・今後、大阪杯からの参戦が多くなると思われるが、東京G1で馬券になったことのある馬は買い。特に東京コースの1400m~2000mで馬券対象になったことのある馬を重視。
・7歳以上の馬でマイルG1連対歴のない馬は消し。
・芝未勝利馬は消し。
・過去5走以内に1400m以上の重賞で馬券対象の経験のない馬は消し。
・重賞連対経験のない馬は、連勝して来た馬のみ。重賞未勝利馬は、最低、2回は、重賞で連対してること。
コレで来年は、バッチリか?!
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