今年のスーパーボウルが終わりました。
ニューイングランド・ペイトリオッツ vs シアトル・シーホークスの決戦。
素晴らしい試合でした。
毎年恒例で、日本時間・月曜日の午前8時半キックオフのスーパーボウル。私は仕事でライブ観戦が出来ませんでした。
とにかくリアルタイムで見られない事が残念で無念で仕方がない。
(・・・スーパーボウルという大切な日...3年前までは「13年連続有給休暇を取得」して自宅で妻とテレビ観戦していたのですが、最近はなかなか難しい(笑))
ただし、ここ最近は。
私が見られない代わりにこの3年は、中3の長男がライブTV観戦しています。たまたまスーパーボウルが行われる日は、毎年、長男が通う中学校の入試に重なっていて...
「 長 男 は 確 実 に 休 校 日 」
だからです。
中学時代を通じて、野球部に没頭・邁進した長男ですが、部活引退後の昨年12月まではずっと「高校生になったら、野球部にしようか?アメフト部にしようか?」とまるまる3年悩み続けていた「NFLオタク」でもある長男なので、今日のスーパーボウルは凄く楽しみにしていました。
(・・・ついでに言えば、妻もアメフト大好きなので、この日はしっかり有給休暇申請していました(笑))
という訳で。
スーパーボウル生テレビ観戦した長男と妻。
そんな二人が待つ自宅へ、夜になって「結果を知らずに(=封印して)」帰宅したワタクシ。
昨年までは、結果を知ることなく録画を見始めていた私なのですが。
今日は「長男の解説つき」で見てみたいな、長男の感性を感じつつダイジェスト的に見るのもいいよな、と思ったので、帰宅するなり私は、
「スーパーボウル、結果どうだった?」
「ラストまで勝敗分からないような面白い試合になった?」
と尋ねたところ...
・・・長男はかーさんと顔を見合わせながら「結果言っちゃっていいのかな?」とちょいと悩んだ様子ですが...
・・・私が「いいよ、見た感想を聞きながらダイジェストで録画を見るのが楽しみだから」と答えて...
という事を経て。
録画を見つつ・長男が「とーさん、このプレイコールやこのプレーのシーン、見てよ!凄いよねーっ!」という場面をダイジェスト&解説つきで振り返る観戦スタイルとなりました。
-------------------------------------------------------
1Q 2Q 3Q 4Q 合計
ペイトリオッツ 0 14 0 14 = 28
シーホークス 0 14 10 0 = 24
-------------------------------------------------------
ペイトリオッツが10年ぶりのスーパーボウル制覇。QBブレイディにとっては史上3人目となる「QBとして最多・4度目のスーパーボウルチャンピオン」となりました。
・・・ブレイディ凄いや...
・・・妻が漏らした一言目は「ブレイディ、いつの間にか37歳にもなってたんだ...10年ぶりだという印象が全く無かったからビックリというか...そりゃブレイディも歳を取る訳だよね」だそう...
改めて試合について振り返ると。
スコアだけを見れば「ペイトリオッツ大逆転」という内容に見える訳で...それは間違いない事ではあるのですが。
やはり残り2分からのシーホークスの「何かにとりつかれたかのような反撃シーン」を見れば、そんな単純なまとめ方は出来ません。
誰もが「シーホークスのレシーバーがボールを捕れなかった・落とした」と思ったに違いないパスが...
「弾んで転がった選手の足に当たって、身体の上を何度も跳ね返って地面に触れないままレシーバーの懐に転がり込む」
なんて、奇跡というか究極の運というか。(・・・長男もこのプレーを生観戦した時には大興奮で、部屋の中を「大声で語って解説しつつ」で歩き回っていたそうです(笑))
こんな「究極の幸運プレー」が起きれば、そのままシーホークスが勝利へ行けそうとも思いますし、実際にこのプレーの直後にレシーバーは即座に立ち上がってエンドゾーンへ走ってそのままタッチダウンを奪えそうとも思ったのですが...
・・・それを許さなかったのが、ペイトリオッツのSSバトラー。誰もが「パスインコプリートやな」と思って不思議ではないシーンで、バトラーも一瞬「プレー終了」と思った筈なのですが、そこから気配を感じた瞬間に、
「突拍子もないスピードで跳ね起きて」
「エンドゾーンへ向けて、3歩と走らせる事なくタックルする」
・・
・・・この反応力は凄い。そしてその反応力を身体の動きに直結させるところが凄い。
結局、このプレーによって「奇跡&運のパス成功をそのままタッチダウンに至らせなかった」事が、ペイトリオッツ勝利に結びついたと言って過言ではないと思った私は、
「個人的なMVPをバトラーに与えたい!」
と思っています。
それと共に、シーホークスの「最後の最後の最後の逆転への一縷のチャンス」を逃した要因となった、ディフェンスラインのエンクローチメントの反則...
・・・この反則が無ければ、残り時間10秒程度でシーホークスが攻撃権を得たかも知れなかったのですが、余りにも無念な反則で試合が決まってしまった...
・・・そしてその反則も仕方がない...普段だったら「一体何やってんの?」的な反則ではあるのですが、
「スーパーボウルの・残り20秒で・相手攻撃をピンポイントで粉砕せねばどうしようもないというシチュエーション」
なんだから、あんな反則を期せずして犯してしまう事も十分に理解ができる...だって人間だもん。
(・・・このシーンで、ついつい飛び出して・それでも反則しちゃやばい!という姿で懸命に戻ろうとする・相手に触れないように両手を挙げて身を反らせる巨漢ディフェンスラインの選手の「あー、あー、あー、(絶望)」という声が聞こえたような気がして...私までかなり辛い気持ちになってしまった...)
-------------------------
こんなシーンを始めとして。
私は中3の長男から解説を聞きつつビデオ録画でダイジェスト観戦をした訳ですが。
そんな長男の解説が面白くて、緊迫感をもって楽しむ事ができました。
「今日は、シーホークスのQBラッセル・ウィルソン、あんまり走らなかったんだよ。裏をかいたつもりかな」
「でも最後の最後は走って欲しかったな。パスをインターセプトされて終わっちゃったけど、3回ともランプレーで行くと思ったんだよね...というかここでこそウィルソンに2度は走って欲しかったな」
「今日の試合は結構点が入ったけどさ...やっぱりピンチ場面でのディフェンスの踏ん張りは、両チームとも凄かったよ。だからこんなに面白いスーパーボウルになったんじゃないかな」
だそうです。
そして録画ダイジェストを見終った後に、試合以外についての感想を家族3人で語り合って振り返ったのですが。
長男曰く、
「俺、今まで見たNFLの試合で一番興奮したよ」
「・・・というか...NFLの試合だけじゃなくプロ野球の試合を含めても、今ま見た試合の中で一番面白かったよ!」
「そして俺さ...今日スーパーボウルを見ながら、初めてやった事があるんだけどさ...」
「 ず っ と 、 ツ イ ッ タ ー 投 稿 し な が ら 見 て た ん だ よ ! (笑) 」
試合中、スーパーボウル観戦している方々と共にツイッターであーだこーだと呟いていたそうで...いろんな人のコメントを見て一層楽しめたそうな...
・・・そして...
・・・「ツイッターに参加している人数、意外と少ないんだよ」「こんなに面白いスポーツなのに、まだ魅力を感じる人が野球に比べて圧倒的に少ないんだろうね。勿体ないよね~」という感想でもありました。
今年も私は生観戦できなかったスーパーボウルではありましたが。
稀に見る好ゲームだった事が嬉しかったですし。
更に言えば「帰宅後の録画ダイジェスト観戦 with 長男の解説つき」という観戦スタイルも...
・・・なんだか深く魅力を感じるものがあって...
・・・一つ一つのプレーにおいても・全体の試合の流れにおいてもいろんな発想をできるものがあって...
「長男が初体験した、ツイッター投稿しつつの観戦の楽しさ」
「私が初体験した、結果を知った後にキーポイントの解説を受けつつの観戦における『目から鱗』になる楽しさ」
そんな初体験スタイル観戦が、父子揃って長く強く印象に残りそうに思う今年のスーパーボウルでした。
-------------------------------------
ブログランキング参加中
ポチッと一押しお願いします!
↓↓↓
にほんブログ村
にほんブログ村
にほんブログ村
スーパーボウル観戦記楽しく読ませてもらいました。
私も生では見れなかったのですが、ネタバレなしで録画中継を見ることができました。
息子さん、ながらtwitter観戦されたそうで。
楽しかったでしょうね。
私も例年やっていますので、もし生観戦できていたら、話しかけられていたかもしれませんし、話しかけていたかもしれません。
ハッシュタグ 「#nfljapan」をつけてNFLのことをツイートされている方は、かなりディープなファンが多いです。
でも、勉強になることも多いです。
楽しまれることを期待しています。
ネタバレなしでの録画観戦成功、良かったですね。おめでとうございます!
長男のtwitter観戦ですが、twitterやっていない私に面白さを具体的に教えてくれました。
実際にどこでどんなツイートを入れたのかは聞いていないのですが、ハッシュタグ「#nfljapan」について伝えてみます。ありがとうございます。