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快読日記

読書とともにある日々のはなし
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「すごいけど変な人×13」唐沢俊一 ソルボンヌK子 サンマーク出版

2008年03月30日 | ノンフィクション・社会・事件・評伝
《変だからすごい!すごいからこそ変!!そんな13人をご紹介》





まず絶妙なのがその人選です。
とくに俳優・岸田森と、脱獄4回の殺人犯・白鳥由栄のエピソードには心を奪われました。
唐沢俊一の文章は、好奇心と敬意のバランスがよく、この手のモノにありがちな"上から目線"に陥っていないのもよかったです。

ただ、ソルボンヌK子が13人の星座を引き合いに出して都合よく解説しているのは不要な気がします。
星座や血液型、人種や性別など、本人が後天的に獲得した資質ではない部分で人をあれこれいうのは差別的だし、そういう意識と戦って来た人達を「すごいけど変な人」と取り上げているのですから、あきらかに矛盾しているんじゃないかなあ。
■3/28読了