快読日記

日々の読書記録

「桜庭一樹読書日記 少年になり、本を買うのだ。」桜庭一樹

2011年05月22日 | 総記・書評・人生訓・哲学・宗教など
《5/22読了 東京創元社 2007年刊 【書評】 さくらば・かずき》

読めない病は、これのおかげで一気に完治!
ギャル曽根の喰いっぷりにつられちゃったようなものかも。
単純だなあ自分。
彼女の読みっぷりが凄まじい(入浴中に1冊、寝る前に1冊、なんてのが当たり前)のはもちろん、
一切の読書をストップし、音楽の中で身を削って小説を執筆する壮絶な姿に圧倒された。
桑をもりもり食べて、絹糸を吐き出す蚕のようです。

ネット書店が盛況な今、敢えてリアルな書店にこだわるところも「収穫」っぽくてワクワクします。
現代小説が圧倒的に多いけど、古典やノンフィクション、タレント本や漫画も出てきて、本当に楽しかったです。
巻末に索引があったらさらに嬉しいなあ。

筆者が新宿二丁目と鳥取を行き来するというのも、空気が変わっておもしろかった。
「帰りたい」って涙ぐむような場所があるって、いいことですよね。

実は、これが初めて手にした桜庭一樹。
今度は小説作品を読んでみたくなりました。

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