快読日記

日々の読書記録

「このマゲがスゴい!! マゲ女的時代劇ベスト100」ペリー荻野とチョンマゲ愛好会女子部

2013年04月28日 | その他
《4/26読了 講談社 2010年刊 【時代劇 チョンマゲ】 ぺりーおぎの(1962~)》

ペリー荻野にはちょっとぼやけた印象しかなかったし、
しかも、チョンマゲといえば、まずほりのぶゆきでしょ、「女子部」ってなんだよ、「歴女」みたいなスカしたかんじか、と軽く反感を持ちつつ、
それでも蠱惑的な「チョンマゲ」という文字に勝てずにめくってみたら、
なんと挿し絵がほりのぶゆきでした。
狭いな~、チョンマゲ市場。

確かにマニアックではあるけどモノがチョンマゲなだけに嫌みは皆無、直感的な批評の鋭さといったら無敵、「川っぷちの料亭やりながら鬼平に囲われたい」などの妄想や、テーマ曲への評価もこまかい。
ドラマだけでなく、チョンマゲ小説にも造詣が深い。
この女子部は、カスミとミチヨという編集者2人組(察するに1970年前後の生まれ)で、特にこのミチヨ(杉良好き)という人がおもしろすぎて、すっかりファンになってしまいました。
ミチヨが本を出したら、どんな内容でも買う。

ちなみに、わたしも時代劇大好きなんですが、マゲに目覚めさせてくれたのは千代大海です。
おちょぼ口で、浮世絵みたいな顔してるんだよね、しかもマゲのおかげで目尻が上がるからますますいい男っぷり。
親方になってもチョンマゲだけは続けてほしかったなあ、無理か。
安美錦も(最近髪が減ってきてるけど)マゲが似合うきれいなお相撲さんです。
安倍ちゃん、憲法改正するなら“男は全員チョンマゲ”にしてくれないかな。
そしたら、イケメンの定義がひっくり返って、いい世の中になりそう。

それはともかく、
久しぶりに大笑いしながら本を読みました。
うっかりすると「♪なにぃを~、今日は求めて生きたぁ~」と口ずさんでいる始末。
(「江戸を斬る」のエンディングです)

続編が出ることがもしもあったら、ほりのぶゆきも入れてください。

/「このマゲがスゴい!! マゲ女的時代劇ベスト100」ペリー荻野とチョンマゲ愛好会女子部