快読日記

日々の読書記録

読了『読まされ図書室』小林聡美

2016年07月22日 | 総記・書評・人生訓・哲学・宗教など
7月21日(木)

人に勧められて本を読むというのは苦手だ。
そのパターンでおもしろかったのは近年では『ガタラの豚』くらい。
人に勧めるのは(人と本は慎重に選ぶが)好きな方なので、単なるへそ曲がりなのかもしれない。

この『読まされ図書室』(小林聡美/宝島社文庫)は、14人の推薦人たちが紹介した本を小林聡美が読む、という本。
「わたしが」勧めたい本と、「あの人に」勧めたい本とでは意味が違うと思う。
この14人は後者が多い気がする。
自分が好きなものを押す、というより、小林聡美に読ませたい本をあれこれ考えた末の1冊、みたいな。
幸せな企画だ。

本のデザインもすごくかわいい。
メンバーを変えて、第2弾も出していただきたい。