快読日記

日々の読書記録

「午前0時の忘れもの」赤川次郎

2021年05月07日 | 日本の小説
4月9日(金)

「午前0時の忘れもの」赤川次郎(集英社文庫 1997年)を読了。

バス事故で亡くなった人たちが午前0時に帰ってくる、という話。

過不足なし!(いい意味で。)
いろんな要素がちょうどいいです、安心して読める。

さらによかったのが三木卓の解説。
赤川次郎が“大人”であることのよさ。
つまり、視野の広さや人間を把握する能力やバランス感覚に優れているところ。
赤川作品の価値にあらためて気づかされる名解説でした。