快読日記

日々の読書記録

「アガサ・クリスティ99の謎」早川書房編集部/編

2010年04月17日 | その他
《4/13読了 ハヤカワ文庫 2004年刊 【クリスティ】》

クリスティ本人について、ポワロを始めとするキャラクターやシリーズ作品について、など、99の「雑学集」(裏表紙より)。
この手の本は、その熱心なファンやマニアにはだいぶ物足りないだろうし、
クリスティを1冊も読んだことがない、映像化された作品も見たことがないって人にはつまらないですよね、きっと。
その点、わたしみたいな中途半端な読者にはちょうどいい。
深い分析や考察を避けた、サラッと読める「クリスティ読本」なので、読書の合間に手にとる本に打って付け。
「今読んでる本」を邪魔しない、こういう本も必要です。
車の中に置きっぱなしにして、ちょっとした空き時間にコツコツ読んでたら、丸1年かかりました。えへへ。

一番おもしろかったのは、巻末・羽生善治の解説です。
羽生さんとクリスティという組み合わせが、意外としっくりきます。