快読日記

日々の読書記録

「最後のおでん 続・ああ無情の泥酔日記」北大路公子

2010年01月05日 | エッセイ・自叙伝・手記・紀行
《2009/12/28読了 寿郎社 2006年刊 【日本のエッセイ】 きたおおじ・きみこ(1960's~) 》

せんせい、あのね、またキミコとわたしの同じところがいっぱいあったよ。
中でも一番びっくりしたのは"初代引田天功を思い出そうとすると、必ず天地茂の顔が浮かぶ"ってところです。
付け足せば、林隆三と古谷一行、吉村実子(芳村真理の妹だよ)と左時枝・幸子姉妹の3人も混乱する。
ただ顔が似てるってのとはまた違う「まぎらわしさ」があるね。
せんせいはどう思いますか。
あとキミコは「日本ばちかん巡り」をずっと「日本ばかちん巡り」だと思ってたんだって。
わたしは半年くらい前までフジテレビのニュース(天気予報?)の「レインボー発」を「レインボ一発」だと思っていたよ。
字だとわかりにくいけど「れいんぼうはつ」を「れいんぼいっぱつ」だと勘違いしてたんだ。
ファイトいっぱつ!みたいでしょ。

それから、お父さんの言い間違いがひどいところとか、お母さんが機械に弱いところとか、妹がしっかりしているところとか、マツケンサンバが大好きだったことも同じで、ますます「キミコはわたしか!」と思ったよ。

でも、
キミコは猫好き、わたしは犬好きだし、
わたしは怖い本が好きだけど、キミコは苦手なんだって。
やっぱり二人はべつじんだとわかって、ちょっとほっとしました。

→「枕もとに靴 ああ無情の泥酔日記」