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優駿の門を語りたい!その1

2012-05-18 21:50:01 | 漫画・アニメ
久々に漫画の紹介をしてみようと思います。

今回紹介するのは「優駿の門」というかつて週刊少年チャンピオンで連載されていた競馬漫画です。
ちなみに僕はチャンピオンは読まないので単行本でしか見ていませんw



この漫画は一時期、僕が競馬にちょっとハマっていた頃、友人から教えてもらって買い集めた漫画です。
友人は僕以上に競馬にハマっていましてね、ほぼ毎週府中競馬場に足を運び、馬券は買い捲るわ、挙句の果てには乗馬クラブに通い出すわ、一口馬主になるわと色々やってましたね。
僕もG1開催の時なんかはよく一緒に行きまして馬券買いましたけど、僕の場合は出しても1万まででしたね。

いや、どうもギャンブルって負けた場合のことを考えてしまって、ここが出せる限界だなあってところまでしかお金出したくないんですよね。なので、僕は他のギャンブルはもちろん、パチンコもやりません。

それでそのうち、競馬っていくらこっちが頭を回転させて予想しても、馬券に絡めた馬がその当日入れ込んでしまうとか、やる気を出さないなどの不確定要素が大きすぎることから買うのが馬鹿馬鹿しくなってしまい、見る専門になりました。

そういうわけで一時の情熱はなくなりましたが、それでもこの作品はいつも楽しんで読み返しております。

では、紹介していきましょう。


主人公の光 優馬(ひかり ゆうま)
馬を見る目、騎乗技術は天才と呼ぶに相応しく、さらに馬と会話することができるという馬に関してはなんでもござれのチートや郎です。
唯我独尊で人に媚びるタイプを嫌い、目上の人間にも基本タメ口です。
でも、人の情をよく知っている優しい人間でもあります。


そして優馬のお手馬で主役馬のアルフィー。
当時、日本競馬界を蹂躙したサンデーサイレンス産駒、当初は臆病でしたが優馬によって徐々に克服していき、やがては黒い弾丸の異名を持つ超一流馬に成長していきます。

そうそう、この漫画の良いところの一つに実在する血統を扱っているというのがあります。
これによって読者は「あの馬の子供か!」と感情移入することもできます。

さて、競馬と言いますと誰でも普通に連想するのは毎週日曜日にフジテレビでも放送されている日本中央競馬会(JRA)だと思います。
ですが、この優馬が所属しているのは関東地方競馬場という地方競馬なんですね。

その関東地方競馬でアルフィーは華々しくデビューを飾り、続いて2戦目も25馬身という大差で勝利し、注目を浴びます。
そして地方代表場としてここで中央競馬のレースにエントリーできるようになります。
めざすはクラシック!皐月賞だ!




その前に皐月賞に登録する資格を得ないといけません。
優馬が3戦目に選んだレースは皐月賞トライアルの一つであるスプリングステークス。
よくてせいぜい3位(ここまでが皐月賞の優先出走権)だろうという下馬評をあっさり覆し楽々の1位で出走権を得ることに成功します。
強いぞ!アルフィー!!


ですが、そんなアルフィーの前にも当然強敵が立ちはだかります。

優馬と幼馴染でケンカ友達であるJRA栗東(関西が拠点)に所属する月山左京。
彼は優馬より1年早くデビューしており、しかも武豊が新人賞に輝いた時に挙げた69勝を上回る73勝を挙げるという優馬に劣らぬ天才ぶり。
ちなみに僕はこの作品でこの左京が一番好きですw



そして、その左京が騎乗するブルーエンブレム。
モデルはまんまビワハヤヒデ。



そして迎えた皐月賞。
2頭は先頭を争い凌ぎを削る。


そんな2頭の争いに割って入るものがいた!
ベテラン騎手伊賀が騎乗する後門の狼ガンファイターだ。
ガンファイターの末足は恐ろしく切れる。
モデルはナリタタイシン。


ブルーエンブレムとの先頭争いでスタミナを使い過ぎたのかずるずると後退するアルフィー。
やはり中央の壁は厚かったか?



だが、アルフィーはそんな絶望の淵から覚醒する。
天才優馬すら予想し得なかった成長を一戦する度にパワーとスタミナ、そして勝負根性を身につけたのだ。


アルフィーはそのまま2頭をかわしてゴールイン!
見事地方初の皐月賞馬となった。

地方から挑戦して中央の馬を負かすというのがこの作品における最高のカタルシスと言えるでしょう。

さあ、皐月賞とった勢いで続いて狙うはダービーだ。
地方馬がダービーまで勝ったらもう伝説ですね。
なでしこジャパンどころのフィーバーじゃないですよ。

そのダービーを迎えるにあたって優馬はアルフィーに自分の過去を語り出す。
かつて自分の父がダービー馬を生産しようとして夢破れたこと、そして父の留守中に火事で牧場が焼けてしまい、期待の仔馬を守って母が死んでしまったことを。

それを聞いてアルフィーはなにがなんでも優馬のためにダービーに勝たなくてはと使命感に駆られる。
そしてそのための無理が祟ったのか腰に異常が発生する。


故障のため、ダービーを回避させようとした優馬だが、調教師の野山は出走を取り消さない。
またアルフィーも走る気満々なことを優馬にアピールし、優馬は渋々騎乗する。


故障をかばって最後方に下げた優馬だったが、アルフィーは自らの意志で上がっていく。


一気にごぼう抜きするアルフィー!もはや格が違い過ぎた。ブルーエンブレムもガンファイターも相手にならない。



二冠馬の誕生と思われた瞬間、悲劇が起こる。
腰をかばいながら激走したことでアルフィーの右前脚が折れた。
そんなアルフィーの横を次々と後続馬が抜き去って行き、アルフィーは最後尾に・・・
それでもアルフィーは気丈にも見事完走する。


アルフィーの世話をする小林厩務員は取り乱したようにアルフィーに駆け寄る。


アルフィーは骨折した自分のことよりもダービーを勝てなかったことに気を遣う。
競走馬にとって脚の複雑骨折はすなわち死を意味する。
優馬のやりきれない表情が切ない。


アルフィーには安楽死の処置がなされた。
最期は自分の面倒をよく見てくれた小林のもとに自ら寄っていき息絶える。

こうして黒い弾丸アルフィーは伝説となった・・・



コメ返

>S2さん
数年前まではうちの方にもなかったんですよ。
それまでは僕もびっくりドンキーでしたよw

くら寿司駄目ですか。
僕もたまに行くんですけどね。
うちの方だと回転寿司ははま寿司とかかっぱ寿司くらいしかないですね。
かっぱは行ったことないですが。
うちの親父ははま寿司絶賛してましたが、僕はくら寿司とそこまで変わらない気がしましたねw

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1 コメント

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Unknown (S2)
2012-05-19 21:18:58
競馬は奥深く。。。そして難しい。。。
ウチも実際、馬券買いに行ったのは数回ですが。

伝説馬アルフィーの最期な切ないですな。。。


はま寿司!!ググッたら近くにあったので、今度行ってきます。
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