新・秘密基地

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優駿の門を語りたいその3

2012-05-27 20:57:59 | 漫画・アニメ
今日は日本ダービーがありましたね。

そんなわけで今回は優駿の門最大のクライマックスとも言うべきダービーの辺りを紹介しようと思います。

早風のおかげで精神面が成長したボクムレイジーは調教でも調子の良さを見せつけ、ダービーの台風の目ともいうべき存在として注目を浴びる。
だが、クレイジーは早風の死を知らないでいた。


そして迎えた日本ダービー。
それぞれの思いを載せ、4歳(現在の表記は3歳)チャンピオンの栄冠に輝くのはどの馬か?


だが、レース目前、コースへと繋がる地下道において興奮するあまり小林が「早風の弔い合戦ですよ」と口走ってしまう。
※この作品の馬はなぜか人語がわかるw


必死にごまかそうとする小林だったが、クレイジーは優馬の左手に巻かれたリングの毛が早風の鬣で作られたものであることに気づき、早風は死んだことを悟る。

そしてレース開始。

早風の死を悲しむあまり、クレイジーは暴走し、外ラチを蹴散らすように走り出す。



レースはアルフィーセカンドとバトルハートのマッチレース的展開になってしまう。



このままでは早風の死が無駄になってしまう。
優馬は鈴の音をクレイジーの耳近くで聞かせ、なんとか我に返らせることに成功する。
しかし、無駄な暴走をしてしまったことでこれ以上無駄な足を使えなくなったクレイジーは最後方からの競馬を余儀なくされる。



しかも先頭の2頭との差は絶望的な30馬身というものだった。

だが、優馬は冷静にタイミングを計り、第3コーナーから怒涛の巻き返しを図る。


前を行く馬全頭の癖を読み、ぎりぎり1頭分だけ抜けられるスペースを縫って一気に13頭を抜き去り5番手に追い上げる!


そして、3、4番手の馬も一気にかわし、ついに2頭に追いつくが・・・


これまでに無駄な足を使ったことからダービーでもっともきついと言われるゴール前の坂を前にして、再び2頭に差をつけられる。



もはや、体力的に限界か?と思われた。
だが、ここからがチート天才優馬の本領発揮だ。
なんと、自分の体重をクレイジーに感じさせないというわけのわからん方法を使って、クレイジーの体を軽くさせることに成功する。


体が軽くなったことで、一気に導火線がついたクレイジーが二の足を使って前の2頭を追い始める。


そして見事に抜き去ってゴールイン!
しかもレコードタイムだと?

なにはともあれ、こうしてようやくアルフィーセカンドに一矢報いたわけであるが、
今のクレイジーにとってそんなことはどうでもよく、ただ早風のために涙するだけであった。



レース後、優馬はターフを歩いてある場所で黙祷を捧げる。
それは昨年のダービーでアルフィーが骨折した場所であった。



僕はこのシーンでいつもグッと来てしまいます。


優駿の門はその後、遅れてきたライバル「ダブルフェイス」の登場、
そしてクラシック最後の1冠を賭けた菊花賞とまだまだ戦いは続くのですが、本当に盛り上がるのはここまででしょう。
まあ、もう一つの見所として現役最強馬となったブルーエンブレムとジャパンカップで戦うというのがあるくらいですかね。

ちなみに優駿の門はシリーズ化してまして、この続編として10数年後を描いた優駿の門G1というのがあります。
これはボムクレイジーの子供が活躍する話で、優馬は主人公ではなく、最大のライバルとして登場します。

その後さらに再び優馬を主人公に戻して優駿の門ピエタ、優駿の門チャンプと続いております。

ちなみに僕は現時点でピエタの4巻までしか持ってないです。
早くそろえねばw


そうそう、優駿の門G1を読んでると、読者のお便りコーナーというのがあるんですが、そこに掲載されてる方で結構女子中学生からの投稿が目立つんですよ。
「小学5年くらいから競馬に興味を持ちました」とかそんな感じで。

女の子がこういう漫画を読んでいるというのがすごく新鮮でなんか嬉しくなっちゃいますね。


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1 コメント

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マルテンサイト千年グローバル (サムライ鉄の道リスペクト)
2024-09-22 04:10:13
最近はChatGPTや生成AI等で人工知能の普及がアルゴリズム革命の衝撃といってブームとなっていますよね。ニュートンやアインシュタイン物理学のような理論駆動型を打ち壊して、データ駆動型の世界を切り開いているという。当然ながらこのアルゴリズム人間の思考を模擬するのだがら、当然哲学にも影響を与えるし、中国の文化大革命のようなイデオロギーにも影響を及ぼす。さらにはこの人工知能にはブラックボックス問題という数学的に分解してもなぜそうなったのか分からないという問題が存在している。そんな中、単純な問題であれば分解できるとした「材料物理数学再武装」というものが以前より脚光を浴びてきた。これは非線形関数の造形方法とはどういうことかという問題を大局的にとらえ、たとえば経済学で主張されている国富論の神の見えざる手というものが2つの関数の結合を行う行為で、関数接合論と呼ばれ、それの高次的状態がニューラルネットワークをはじめとするAI研究の最前線につながっているとするものだ。この関数接合論は経営学ではKPI競合モデルとも呼ばれ、トレードオフ関係の全体最適化に関わる様々な分野へその思想が波及してきている。この新たな科学哲学の胎動は「哲学」だけあってあらゆるものの根本を揺さぶり始めている。こういうのは従来の科学技術の一神教的観点でなく日本らしさとも呼べるような多神教的発想と考えられる。
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