高松塚古墳の壁画がカビによる黒いしみができ、劣化が深刻だと言う。1972年に発見されたてから、35年足らずだが、劣化が進んだのはここ数年らしい。その間の管理が不十分だったとは言え全く手を施していないことはなかろう。飛鳥時代に描かれてから発見されるまで1300年もの間の自然の管理が現代の技術を上回った。修復不可能なほどの状態であるなら、飛鳥美人は発見されない方が良かった。文化財保護の難しい一面を見た。貴重な幾多の文化財を我々の時代で価値を落としたら、きっと後世の人達による非難のタネにもなってしまうだろう。
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