今日は午後2時~の「八起寄席」に急きょ行くことになりましたわ~
本来、私が2名の知り合いおじいさんをご招待したのですが、私は当日の予定が定まっていなかったので私のチケットは無し。
ところが、蕎麦ランチしていた時に何気に「女子会も寄席に行ってみませんか?」との話が即決となりました。タイムイング良く会場で当日券を購入できました。
待つこと30分、この猛暑にホール入口で待つことに・・・長蛇の列ができました。 やっと1時30分会場入りできて涼しい会場で待つことができました。会場は満員御礼
さて、今日の真打の「蜘蛛駕籠」とっても面白い内容でした。ネットで検索したら出てきました。
「蜘蛛駕籠」のお話
鈴が森で客待ちをしている駕籠(かご) 屋の二人組。ところが、昨日ここに流れてきた前棒がおめでたい野郎で、相棒がトイレに行っている間に、ほんの数メートル先から、塵取りを持ってゴミ捨てに来た茶店のおやじをつかまえて「だんな、へい駕籠」で死んだ亡者のように付きまとい、むりやり駕籠に乗せようとして「まごまごしてやがると、二度とここで商売させねえからそう思え」とどなられて、さんざん。
次に来たのが身分のありそうな侍で、「ああ駕籠屋、お駕籠が二丁じゃ」「へい、ありがとう存じます」前の駕籠がお姫さま、後ろがお乳母殿、両掛けが二丁、お供まわりが四、五人付き添って、と言うから、てっきり上客と、喜び勇んで仲間を呼びに行きかけたら「そのような駕籠が通らなかったか」またギャフン。
その次は酔っぱらい。
女と茶屋に上がり、銚子十五本空にして、肴の残りを竹の皮に包んで持ってきたことや、女房のノロケをえんえんと繰り返し、おまけにいちいち包みを懐から出して開いてみせるので、駕籠屋は閉口。
やっと開放されたと思うと、今度は金を持っていそうなだんなが呼び止めるので、二人は一安心。酒手もなにもひっくるめて二分で折り合いがつき、
天保銭一枚別にくれて、出発前にこれで一杯やってこいといってくれたので、駕籠屋が大喜びで姿を消したすきに、なんともう一人が現れて、一丁の駕籠に二人が乗り込んだ。
この二人、江戸に帰るのに話をしながら行きたいが、歩くのは面倒と、駕籠屋をペテンに掛けたというわけ。
帰ってきた駕籠屋、やせただんなと見えたのにいやに重く、なかなか棒が持ち上がらないので変だと思っているところへ、中からヒソヒソ話し声が聞こえるから、簾をめくるとやっぱり二人。
文句を言うと、江戸に着いたらなんとでもしてやるからと頼むので、しかたなくまたヨロヨロと担ぎ出す。
ところが、駕籠の中の二人、興が乗って相撲の話になり、とうとうドタンバタンと取っ組み合いを始めたからたまららない。
たちまち底が抜け、駕籠がすっと軽くなった。
下りてくれと言っても、修繕代は出すからこのままやれ、オレたちも中でかついで歩くからと、とうとう世にも不思議な珍道中が出現。
これを見ていた子供が、「おとっつぁん、駕籠は足何本ある?」
「おかしなことォ聞くな。前と後で足は四本に決まってる」「でも、あの駕籠は足が八本あるよ」「うーん、あれが本当のクモ駕籠だ」
真打のお話、なかなか聞かせる話でしたよ
午後4時過ぎ、「「八起寄席」は終了。次回は9月25日というので次回もこのようなお話を聞きいて大笑いしたいなあ~