十勝の活性化を考える会

     
 勉強会や講演会を開催し十勝の歴史及び現状などを学ぶことを通じて十勝の課題とその解決策を議論しましょう

お互いさま

2022-10-26 05:00:00 | 投稿

 

先日、12名参加の小さな俳句会の月例会があった。昨年の11月に入会したばかりで名前と顔が一致しないが、その中に入会を勧めてくれた女性恩師の姿があった。

恩師は視力を失っており、伴侶に連れられての参加であった。私のそばに座ったので、声を出して俳句を詠んだり、いろいろと気を使った。恩師は嬉しかったらしく、“親切にしてくれてありがとう”と言った。

しかし、障害者の私にとっては当たり前で、“お互いさま”である。このように、当たり前のことを失っているのが現代社会ではないだろうか。このことは、障害者になってはじめて気づくことが多い。

人間関係は、「してあげる」や「してもらう」という関係ではなく、お互いに支え合う関係が大切である。すなわち、共生社会である支えられるということは、支えることの社会である。

このような関係は、知人である“難聴者”と“視覚障害者”の関係にもあてはまる。お互い障害者同士が、支え合って生きているのである。ただ、このようなフラットの関係が、人間社会には少ないようである。

例えば、お医者さんと患者の関係。国会議員と市町村議員、住民などの関係である。全てのことではないが、人間には謙虚さを持つことが大切である。プーチン大統領や習近平最高指導者に見られるように、権力を持つと否応なしに強くなっていくようである。

もっとも、人間はリーダーになれば強くならないと国を統率できないことは確かである。日本の政治家を見ていて、国民をぐいぐい引っ張る強いリーダーが出てくるのを願わずにはいられない。

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マイナンバーカード

2022-10-25 05:00:00 | 投稿

              

先日、“マイナンバーカード”を作るために帯広市役所に行ってきた。分かかりやすい説明であったが、受付からカードの発行まで約20分を要した。国民みんなが登録するために時間が掛るのも理解できる。なお登録すれば、2万円分のクーポン券などが振り込まれるので嬉しい話である。

このカードには、住所や生年月日など様々な個人情報が入力されるので、紛失や漏洩のリスクがあるが、デジタル化によって人手が省かれるので、その効果は計り知れないだろう。科学の進歩のおかげで人々の生活はどんどん変わってゆき、未来はどんな世界になるのだろうか。

中国ではスマホ決済が進んでいるので、個人がどんなものを購入したのかが分かる恐ろしい世界である。個人情報を管理することによって中国は、経済力を含めてますます国力を強めていくだろう。

マイナンバーカードは、2年後に国民皆保険証の機能を併せ持ち、どんな薬を処方されているかも分かるから、人間の寿命も長くなるだろう。近い将来、運転免許証の一体化も予定されており、便利さは計り知れない。カードにはプラス面とマイナス面があるとはいえ、人類の豊かさにつながるのは間違いない。

これによって様々な書類の発行が省力化・迅速化されて人件費も削減されるので、赤字国債が減って財政健全化が図られれば良いと思っている。ただ、日本は人口の減少により社会保障費が減少していくとは言え、1千兆円を超える国債残高と減らしていくのは不可能だろう。そのために日本は先進国であるが、相対的に貧しい国になっていかざるを得ないと思っている。

これに関連して、1961年、アメリカのケネディ大統領は国民に対して、より良い国にするために働くよう呼びかけている。彼は就任演説で、アメリカ国民に対して自己利益を超えて、自分の国のために働くよう促している。いわゆる、“母国愛”である。日本が貧民国家から脱出するためにはこの母国愛が必要だと思っている。ケネディ大統領の名演説は、次のとおりである。

あなたの国があなたのために何ができるかを問うのではなく、あなたがあなたの国のために何ができるのかを問うてほしいと述べている。われわれ日本人が、日本の国をどんな国にしていきたいかは、国民が決めることである。

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バスと鉄道

2022-10-22 05:00:00 | 投稿

 “バスと鉄道”の違いを考えてみた。60年前の日本は、マイカーを持っている人はほとんどなく、移動手段はバスと鉄道であった。バス路線は、今のような舗装道路でないから鉄道に比べて2倍の時間がかかっていたのではないだろうか。

だから、遠い所からの通学・通勤にも汽車を利用する人がほとんどであった。現在では、マイカーを利用する人がほとんどである。

先日、高速道路を走る都市間バスを利用して、帯広から札幌まで行ってきた。所要時間は3時間30分で、昔の急行電車並みの速さである。都市間バスは寝ながら足を延ばせるし熟睡もでき、利便性はとても良かった。ただ、全国にあるバス会社と同じように地方のバス会社も公共交通機関で赤字であり、コロナ禍や少子高齢化で行動が自粛されており、多額の補助金が出されているのは間違いないだろう。

 鉄道(JR北海道)は利用客の減少から大幅赤字で、地方路線の廃止が相次いでいる。営業力の強化といっても限界があり、多額の税金がつぎ込まれているのであるから、そろそろ社会問題として考える時期に来ているだろう。

なぜなら、鉄道が廃止されれば、消滅都市と同じように都会とのパイプを失ってしまい、まちが益々さびれていくように思うからである。私たちは、鉄道にしてもバスにしてもどのような社会を作っていくのかという選択が問われているのである。

 JR釧網線(釧路~網走間)を走る“釧路湿原号”がある。タンチョウ鶴やエゾシカを見られるこの鉄道は、釧路湿原にとっても無くてはならないものである。北海道観光の端境期には観光客が少なく大幅赤字路線だろう。ただ、この鉄道が無くなれば味気のない寂しい日本になっていくだろう。

人口減少する日本にとっては、公共交通機関であるバスや鉄道の再興が日本の再興といっても過言でない。人口減少傾向の日本であるが、税金を払っているのは国民だから、国民一人一人の創意と工夫が求められるのではないだろうか。

自分にとって何ができるかを考えて行動することが大切だと思っている。なお、バスや鉄道の利用はとても便利だが、徒歩の方が健康にも良いし認知症にならないのは言うまでもない。

出典:ウィキメディア・コモンズ (Wikimedia Commons)

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老いるということ

2022-10-21 05:00:00 | 投稿

 

先日、満85歳になる同じ大学の体育系クラブの先輩に電話した。現在、彼は神奈川県に住んでいるが、某大手商社の大阪支店に勤めている時からのお付き合いだから約40年になる。

彼は2年前まで、バイクに乗って近くの三浦半島まで釣りに出かけていた。体力もあり元気であったが急に歳を取ったらしく声に張りがなく、自宅からあまり出歩くことも少なくなったという。

老いるということは、昨日まで出来たことが今日には出なくなることである。手すりを使わなければ2階に上がれなくなること、認知症で忘れることが多くなることだろう。

だが、先日に電話を頂いた女性は満96歳になるが、3年前まで謡曲を教えていたので声に張りもあり元気であった。もちろん、年齢からくる物忘れはあるが、私のような認知症ではない。現在は、足が弱くなってデイサービスに通っているらしい。

一方、同じ高校の友人の母親が先月、満97歳で亡くなった。認知症にならずにまさに天寿を全うした生き方であった。点滴だけの生活が半年もつづいたが、遂に命は途絶えた。人間はいつか死ぬもので、早いか遅いかの違いである。

私は満71歳の前期高齢者であるが、脳出血の経験もあり突然死ぬことも想定しており、家族に気をつけるようにいわれている。様々な事件や事故などを見ると、人間は運と不運が隣り合わせで生きていると思わざるを得ない。

先日、老人者大学(平均年齢75歳ぐらい、会員400名)の親睦を兼ねた分科会に参加してきた。話題はもっぱら終末のことであったが、人生100年時代といわれるので、私にはまだ20年は早いと思っている。時代といえば、シンガーソングライターの中島みゆきさんの歌った時代があるので、時代はまわっているので参考までに載せよう。

今はこんなに悲しくて
涙もかれ果てて
もう二度と笑顔には なれそうもないけど
そんな時代もあったねと
いつか話せる日がくるわ
あんな時代もあったねと
きっと笑って話せるわ
だから 今日はくよくよしないで
今日の風に吹かれましょう
まわるまわるよ 時代はまわる
喜び悲しみくり返し
今日は別れた恋人たちも
生まれ変わって めぐりあうよ
旅を続ける人々は
いつか故郷に出会う日を
たとえ今夜は倒れても
きっと信じてドアを出る
たとえ今日は果てしもなく
冷たい雨が降っていても
めぐるめぐるよ 時代はめぐる
別れと出会いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変わって歩き出すよ
まわるまわるよ 時代はまわる
別れと出逢いをくり返し
今日は倒れた旅人たちも
生まれ変わって歩き出すよ

今日は倒れた旅人たちも
生まれ変わって歩き出すよ

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十勝の土壌

2022-10-20 05:00:00 | 投稿

 

日本の食糧基地である十勝の土壌が荒れてきたことをニュースで放映していた。その原因が化学肥料に含まれる窒素・リン酸・カリウムにあるかもしれないと勝手に思っている。

一方、有機肥料は、主成分を自然由来の原料としている肥料のことをいう。 主に、米ぬかや魚粉などが成分として使われており、土地の中の微生物に分解されることで、植物の根に吸収されるのが特徴である。

このことに関連して、最近気になっていることがある。それは性的少数者であるLGBTが多いことである。それが少数だけなら突然変異などで何も変ではないと思うが、大変多く見るようになった。こんなにも多くの人が、原始社会にもいたのだろうか。これは、遺伝子組み換えとか、現代人が食べる食料に関係していると何の根拠もなく思っている。

何故かといえば、ある農家経営者のいった言葉が気になるからである。彼は、自分の農地で作った野菜を食べず、自分が食べる野菜は自分の庭のハウス栽培で作るそうである。

その理由は、たくさん収穫するために農薬や化学肥料を使うそうだ。そして農家の人は、人体に影響があるかもしれないので食べないそうである。私が安い中国野菜を買わないのは、農薬がたくさんかかっているからである。

 人工甘味料や防腐剤にも関係があるかもわからない。私は学者ではないので詳しいデータを持ち合わせていないが、農薬などが体に害を及ぼすか可能性があると思っている。

先日、東京からのご夫婦が雑草の生えていない畑を見て驚いていた。雑草が生えないように、農薬をまいているからであろう。そこから獲れるジャガイモを私たちは食べているのであるから、体に悪くないはずがない。

最近、蚊が少なくなったのも気がかりだ。町内会の住民が枯葉剤をまくからだろう。アメリカ軍が蒔いた枯葉剤によって、ベトちゃんやドクちゃんの双子の奇形児を生まれたのは事実である。

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