食料自給率、少子化、環境汚染、国力低下など、どれをとっても何かが変だ。 食料自給率は40%を切っているし、合計特殊出生率も1.4を割っている。国力低下も進んでいる。ただ、一番変だと思うのは、多くの人がこれらの現象を変だと思わないことである。
先日読んだ新聞記事によると、日本の非正規社員の割合が約4割で、賃金も20年間にわたってほとんど上がっていない。このため、どんどんアメリカ系企業などに転職するそうである。アメリカでは、ラーメンが一杯2千円以上もするそうである。
こんな日本であるが、人間よりも牛の数が多い南アメリカのパラグアイやモンゴル、タイに長らく住んでいて、昨年1月に十勝に帰ってきた80歳になる獣医さんが、次のように言っていた。
『生乳を廃棄する国は、日本ぐらいだろう。貧しい国々の人に飲ませたい。』と。そして彼は、次のようにも言った。『まだ直して使えるものを、いとも簡単に捨てる国は日本ぐらいである。』と。直そうとして頭を使わないから認知症になりやすく、認知症者の割合は世界で一番であるそうだ。国力が低下する理由のひとつであろう。日本は、何かが変である。
「十勝の活性化を考える会」会員
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