マンウォッチング（その４）

昨日通勤電車で隣に座った人は、ズボンのチャックが開いていました。
座席は空いていたが、たまたま隣に座ってきたので、耳打ちしました。
「失礼ですが、チャック開いてますよ」
「ほんとだ。ありがとうございます」

実はこの人は目が不自由な方です。チャックが開いていても、自分では
触りでもしない限り、開いていることに気が付かないのでしょう。
つきそいもいないけど、健常者の７０％くらいの速度で、階段の昇降を
こなしていました。
　座席が開いているかどうかもわからない状態で座ろうとすることは
かなり勇気のいることだと思います。白い杖で座席付近を確認して
いくのですが、既に座っている人がいると、ひざを叩いてしまいます。
座席、空いているからいいだろうと思って不精しましたが、空いている
座席まで誘導すればよかったと、かなり後悔しました。

今朝も同じ電車に乗りましたが、その方は乗ってこられませんでした。
そのかわり、途中で乗ってきて前に立った若いあんちゃんが、これまた
チャック全開です。

教えようかと思いましたが、つり革にぶらさがるとっぽい態度、および
だらしいズボンのはきかたで、ベルト上部には既にパンツが見えてます。
チャック全開もファッションの一部かもしれません。それを注意する
やぼな行為だけはしたくないという気持ちが強く、何も言えませんでした。
しばらくすると、彼は降りていきました。
ファッションだったのでしょうか・・・・真相が知りたいです。