トホホなおやじのから元気

母介護のため退職するも
家内の反対で地元に再就職
でも介護に会社の理解は得られず、
2016年介護離職した65歳

地震雲

2004-11-28 05:38:02 | 雑感
その名を聞いたのは、何年前だったでしょうか?
比較的遠方(地平線の上方)に見えるすじ状の雲という定義を聞いたことがあります。「おやっ?!、あれがそうかな?」と思うこともあるが、結局わからずじまいです。実は、妙な雲を地元で見た翌日に新潟で地震がありました。しかし、先日も同様の雲を見たのですが、地震はありませんでした。そもそも、毎日雲を見ているわけではなく、一般的な雲だったのかも知れません。

地震前になまずが騒ぐ、ねずみが異常行動を起こす。などの現象が起きたと聞いたこともあります。経験された方はその相関関係に着目するであろうし、研究もおこなわれていることでしょう。

地震雲の存在を科学的に証明するには、発生メカニズムを解明するか、観測による統計学的手法によるのだろうと思います。しかし、現実問題として観測は厳しいとも思います。なぜなら、相手は雲です。気象現象としての制約を受けるであろうし、3次元ですから観測する方向によって見え方が異なります。発生メカニズムがわからないと、どの方向からの観測が必要なのか検討もつきません。

近所に富士山が見える場所があります。富士山ほど離れた先の4000mの高さが、あの程度の高さでしか見えないということは、遠方の雲はその厚さ方向の観測しかできないでしょう。真上の雲は、逆に厚さ方向は観測できません。さらに、夜は目視不可ですが、地震雲は(存在するとして)どのくらいの時間、観測できるのでしょうか。

また、観測に不向きな日もあるでしょう。雲だらけの曇天では、地震雲との判別は不可能でしょう。逆に、地震雲とは、既存の雲が何らかの働きかけ(発生メカニズム)によって、部分的に消されてしまうことによって見える、形状が特異な雲かも知れません。この場合は、逆に晴天の日に地震雲は発生しないことになってしまいます。

結局、観測するにしても発生メカニズムの仮説を立てて、観測する雲を特定する(地震雲を定義する)必要があります。発生メカニズムの仮説の検証がどの程度行われているか知りませんが、とにかく地震予知により地震犠牲者0となる日が訪れることを祈念します。
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2 コメント

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はじめまして (モモンガ)
2004-11-29 20:47:53
こちらでは、夜中に地震がありました。

科学的には詳しくないのですが、地震雲というのは本当ですね。雲の流れる方向で地震が起こる地域がわかるそうで、雲が発生してから、翌日から一週間ほどたってから地震が起こると聞きました。それからずっと神経質になるほど、空をみていたのですが、今回は気がつきませんでした。地震雲の検索から遣ってきました。
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いらっしゃいませ (とほおやじ)
2004-12-02 00:48:39
はじめまして、モモンガさん。

ご挨拶遅くなり、失礼しました。

お住まいは北海道ですね。ご無事だったでしょうか。最近、全国各地で地震が多く、不気味ですよね。軽いめまいがしても、「あれっ?地震?」と身構えたり、船から降りた直後のなんか揺れている感じが残ったままです。カップ麺などの非常食をケースで備蓄してるのですが、家族が勝手に食べてしまい、あらら状態です。(*^^*ゞ
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