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トホホなおやじのから元気

母介護のため退職するも
家内の反対で地元に再就職
でも介護に会社の理解は得られず、
2016年介護離職した65歳

巨木化

2015-06-06 21:55:28 | 社会
大きくなりすぎた庭木の剪定をしている関係から、村にあるそこかしこの大木に目が行くことが多い。

戦時中は物資が不足し、過度の伐採によってハゲ山ができたらしいが、だとしても現在は十分回復している。

高度成長期には建材としてのニーズもあったのだろうが、村は林業を営めるレベルには程遠く、そのままだった。

それなりに成長し始めた山林との距離を詰めたのは、居住の地を求めて山スソまで切り開いた人間であろう。

住人は、山林を緑地として、里山との関係はうまくいっていたのだと思う。

しかし、昨今の山林はさらに成長が進み、近隣住民を圧迫しはじめたようだ。

陽ざしを遮られ、虫が飛び交い、落葉で雨どいは詰まり、折れた幹が家に被害を及ぼすことも。

大木の剪定費用は想像以上に高く、数年したらまた同額の費用を要する。

切り倒す伐採なら一度の負担で済むが、伐採費用は剪定よりさらに高額だし、木がなくなることで景観は一変する。

木を殺してしまうことに躊躇する所有者もいそうだ。待っていれば、自分が先に逝く。

そういうことも、所有者を消極的にしているに違いない。いや、既に所有者は逝ってしまったのかも知れない。

かくして、村の木は放置され大木に生長し、危険なレベルになろうとしている。

そこに、近年の地球規模の温暖化?日本の亜熱帯化?高温多雨によって、そして大木に成長したことで
さらにその成長スピードは増したように感じる。



台風の規模も近年大きくなってきた。

折れた枝や幹、あるいは倒木による被害が、今後急増する恐れがある。

とほ家の庭木はそんなレベルではないが、手に負えなくなる前に剪定を急いでいる。

加害・被害の当事者にならないことを祈りながら。

2 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (kumiko)
2015-06-08 19:17:20
マンションに住んでいるとそんなこと考えたことないですが、庭があるとメンテが大変ですね。
この辺ではそんな巨木化したもの見たことないけれど、所有者とどちらが先に逝くか・・・そんな心配もあるとは。
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kumikoさんへ (とほ)
2015-06-09 06:39:05
私にとって、実家の庭は、隣家との緩衝エリアかなぁ。
庭のイメージには程遠く、雑木林のほうがむしろ近いかも。
庭師に頼んでみたいけど、数年後には元に戻るから、自分が庭師になるのが、一番よさそうで。

>この辺ではそんな巨木化したもの見たことないけれど、

去年、川崎の東急ストアの敷地にある木の枯れ枝が落ちてきて、子供に当たり重傷ってあったじゃないですか。
意外と身近にあったりするかも。

所有者がいるから、勝手に切れないし、費用がかかるから行政も動きません。
所有者もなかなか切ってくれません。ま、所有者がわかるだけましかも。
せめて、自分の管理下の木は、ちゃんとしておきたいです。
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