とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

蒸し暑い夜に・・・12-2

2006-08-04 21:53:53 | 怪談・不思議
「何の歌だ?」
金縛りで、いつもの雑音が聞こえる中、途切れ途切れに聞こえる歌を私は必死に聞こうと耳を澄ました・・・。
「・・・ごめ・・・め・・・」
どこかで聞いたことのあるフレーズ・・・さらに聞き耳を立てる・・・
「か~ご~めか~ご~め~」
はっきりと童謡の「かごめかごめ」が耳に入ってきた。
すると同時に全身の毛が逆立ちザワザワ~ッと背筋を悪寒が走った・・・。
「何だろう?何で歌ってるのよ・・・」
と思ったのと
「いる!」と思ったのはほぼ同時だった・・・。
この部屋には北向きに出窓がある、出窓の外は幅6mくらいの道路を挟んで住宅が並んでいる。
その出窓の下に何かが居る事を感じたのだ・・・。
頭の中に、真っ暗な闇の中、この部屋の出窓の下に着物を着た女の子が東側を向いて立っている姿が鮮明に映し出された・・・。
その女の子がず~っとさっきから「かごめかごめ」を歌っているのだ・・・。
「何でよ!?」
どうしてそこに女の子がいるのかも判らず、金縛りも解けずただ少女の姿だけが見える・・・。
すると!その少女は動きだした・・・。

明日へ続く・・・。
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蒸し暑い夜に・・・12-1

2006-08-03 21:23:25 | 怪談・不思議
いつもの暑い夏だった・・・。
久しぶりの連休で、と言っても当時すでに車を持っていた私は実家によく帰っていたので、実家自体は久しぶりでも何でもなかったのだが、連休は久しぶりだった。
若いお姉ちゃんが連休で行くところが実家というのもいかがなものかと思うが、やはりのんびりできるし、何せ、寮に入っていた当時は泊まりに帰るとお客様扱いで、好きなものが食べれるという・・・。
どちらかと言えば、それが目的だったりするのだが・・・。
その日も、午前中に帰り、母と他愛もない話をしたり、弟妹達と遊んだりしていた。
夜には久しぶりの一家団欒。
こんな日の義父は穏やかだった。
すでに弟妹達の部屋と化した私の部屋。
3段ベッドに頭を向けるように布団を敷き、4人弟妹で一つの部屋に寝るということになった・・・。
弟妹達は当時まだ小学生から幼稚園だったので、暗闇が怖いという事もあり、オレンジ色の小さい明かりを点けて休んでいた・・・。
どれくらい時間が過ぎただろうか・・・?
ふと、目を覚まし、薄明かりの中で壁掛け時計を見ようとした瞬間「キーン」という耳鳴り・・・。
そして金縛りにかかった・・・。
いつも金縛りにあうときは最初に必ず耳鳴りがする。
「キーン」という音から「サーッ」と海底の様な音がして、徐々に「ザーッ」と砂嵐の様な音になるのだ。
「あ~・・・また金縛りだ・・・」
この時はすでに何度か金縛りを経験していたので、そんなに驚く事もなかった。
キーンという音からサーッという音に変わった時だった・・・。
「何か聞こえる」
金縛りの雑音の中に別の音が聞こえるのだ・・・。
何とかその音を聞こうと耳を澄ませる・・・。
つぶやく様なその声は、徐々にはっきりと聞こえてきた・・・。
「歌だ!」
・・・

明日へ続く・・・。
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暑いですな・・・。

2006-08-03 15:27:07 | 徒然なるままに・・・。
福島はこれまでの涼しさがウソの様に暑い毎日であります・・・。
私・・・暑いのは本当にダメで・・・。
まあ・・・もう少しの辛抱と諦めていますけど・・・。
でもね、クーラーは家では点けておりません。
汗だくではありますが、昔ほど暑がりでもなくなった様です・・・。
年とったのかなぁ・・・。
相方は寒くなるほどクーラー点けますけどね・・・。
職場でも私を含め看護師さんはみんな暑がりです。
って言うか、事務の子達があまりにも寒がりと言うか・・・。
ちょっとどうなのかと思っちゃうのよね。
自分が暑くないからってクーラー点けないの・・・。
冬も肌が乾燥するからとか言ってなんせ、空調を入れてくれないのだ・・・。
患者さんは外からくるのだし、何と言ってもここは色んな人が集まる場所、自分の感覚でやられたら困るのよね・・・。
なので、彼女達がエアコンの温度を上げたりしている所をかたっぱしから下げていきます・・・。
先日も、患者さんが汗だくで検査しているのを見て
「何で汗拭かないんですかね?」とアホな事を言ってきました・・・。
拭いても吹き出るんだろうに
って言うか、ここが暑すぎるんだよ
と、職場ではかなり暑がりな私が「寒い」と思うほどクーラーを点ける相方の暑がり様はすごいでしょ?
さて、今夜は怪談の続きでもいきますか・・・?
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蒸し暑い夜に・・・12前書き

2006-08-01 21:43:50 | 怪談・不思議
あれは・・・私がまだ病院の寮に入っていた時の事だ・・・。
今年の様な冷夏でもなく、いつもの福島の蒸し暑い夏だった・・・。
すでに、自分の部屋は弟妹達の部屋になっていて、久しぶりのお休みもあっと言う間に賑やかになり、当時、まだ小さかった弟妹達が私にからまるようにくっついていた。
これから起こる出来事など全く予想できないほど、大きな笑い声と、楽しそうな声が家中に響き渡っていた・・・。
この当時は例の怪奇現象もまだ頻繁にはおきていなかったはずだ・・・。
相変わらず、時々母は色んなものを見ていたようだが・・・。
今思えば、その後立て続けに起こる怪奇現象もこの日が引き金だったのかもしれない・・・。
私も、いままで色んなものに遭遇してきたが、この時ほど恐怖を感じた事はなかった・・・。
そして、この出来事はいまだかつて、公の場でお話したことは無い・・・。
と、言うよりできないのである・・・。
私自身も当時はあまりの怖さにしばらく家族にも話せなかったのである。
時がたち、ようやく家族に教える事ができ、さらに時がたち、何か雑誌やテレビに紹介しようと試みるも、何らかの原因で話せずじまい・・・。
結局、今日まで多くの人に触れていただく機会もないままだった・・・。
これからその話をしようと思う・・・。
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