木曜日の夜。
今年の写経が10枚目になり、ふと読み返したりしていた。
何故か、寝る前に、最後の4つの言葉が思い出され、思わず3度唱えて眠りについた。
翌日、金曜日。
時計は7時になろうとしていた。
電話のベルが鳴り、受話器を取ると、義母が・・・。
「夕べ、婆ちゃん亡くなったんだ」
夫の母方の祖母は97歳で、ベッド上に居る事は多かったが、頭はしっかりしていて、このまま100歳まで長生きしてくれたらねぇ何てみんなで話をしていたほどだった。
本当に急で、とりあえず、夫が折り返し、電話をして、日程を聞いた。
何と、本日「本通夜」明日「告別式」
というスピード葬儀・・・。
仕事を4時で切り上げて、通夜に向かった。
ちょうど湯かんの儀を行ってる所で、私達夫婦もお手伝いさせて頂いた。
何だか、流されるままに通夜に出席・・・。
本当に、流れる様に進行していった・・・。
それにしても・・・。
寒かった・・・。
超寒かったのだよ。
通夜での御焼香の時は、何故か香炉が3つも廻ってきて、超煙くなってひどかったし、家の中は寒いし・・・。
最後に、皆で食事してる時も、寒くて寒くて、叔父さん達も口々に
「寒くてだめだ・・・」って言ってたし・・・。
ビール飲んだら、益々寒くなって・・・。
夫は、途中で仕事に戻る事になっていたので、私は、義父母と帰る事になったのだけど、これが、駐車場まで行くのに、また寒くて・・・。
戻ってから、黒い靴が無いので、妹を呼んで買いに行き・・・。
その後、家に帰ってからも・・・。
体が冷え切って、夫が帰って来るまでほとんど動けず・・・。
とにかく、寒い御通夜で、婆ちゃんの事をしんみり考える余裕も無かった・・・。
おじちゃんたちは、泣いてるだか、寒いんだか、(寒かったんだろうな、口々に「寒い、寒い」って連呼してたし)みんな鼻すすってるし・・・。
そして、明日は、告別式・・・。
朝一番の窯で火葬。
その前に、釘打ちやら色々ある・・・。
なので、7時には家を出なくてはいけない・・・。
親族に悲しんでる余裕は、まだ与えられないようです・・・。
今年の写経が10枚目になり、ふと読み返したりしていた。
何故か、寝る前に、最後の4つの言葉が思い出され、思わず3度唱えて眠りについた。
翌日、金曜日。
時計は7時になろうとしていた。
電話のベルが鳴り、受話器を取ると、義母が・・・。
「夕べ、婆ちゃん亡くなったんだ」
夫の母方の祖母は97歳で、ベッド上に居る事は多かったが、頭はしっかりしていて、このまま100歳まで長生きしてくれたらねぇ何てみんなで話をしていたほどだった。
本当に急で、とりあえず、夫が折り返し、電話をして、日程を聞いた。
何と、本日「本通夜」明日「告別式」
というスピード葬儀・・・。
仕事を4時で切り上げて、通夜に向かった。
ちょうど湯かんの儀を行ってる所で、私達夫婦もお手伝いさせて頂いた。
何だか、流されるままに通夜に出席・・・。
本当に、流れる様に進行していった・・・。
それにしても・・・。
寒かった・・・。
超寒かったのだよ。
通夜での御焼香の時は、何故か香炉が3つも廻ってきて、超煙くなってひどかったし、家の中は寒いし・・・。
最後に、皆で食事してる時も、寒くて寒くて、叔父さん達も口々に
「寒くてだめだ・・・」って言ってたし・・・。
ビール飲んだら、益々寒くなって・・・。
夫は、途中で仕事に戻る事になっていたので、私は、義父母と帰る事になったのだけど、これが、駐車場まで行くのに、また寒くて・・・。
戻ってから、黒い靴が無いので、妹を呼んで買いに行き・・・。
その後、家に帰ってからも・・・。
体が冷え切って、夫が帰って来るまでほとんど動けず・・・。
とにかく、寒い御通夜で、婆ちゃんの事をしんみり考える余裕も無かった・・・。
おじちゃんたちは、泣いてるだか、寒いんだか、(寒かったんだろうな、口々に「寒い、寒い」って連呼してたし)みんな鼻すすってるし・・・。
そして、明日は、告別式・・・。
朝一番の窯で火葬。
その前に、釘打ちやら色々ある・・・。
なので、7時には家を出なくてはいけない・・・。
親族に悲しんでる余裕は、まだ与えられないようです・・・。
97年の人生を全うされて、最後のお別れですね。
紅白の餅は配るのでしょうか。
忙しい日程でたいへんでしょうが、関係者が顔を
合わせるのは、死者が身を持って なつかしい顔
どうしを合わせてくれる 最後のお勤め といつも
思って感謝するようにしているんですよ、私は。
長い人生、お疲れ様でした。 合掌
晩年は「足が痛い」と言ってました。
痛みからも解放されて、まだ昔と変わらず、忙しく家の中を動き回っているようです。
みんなが集まったのが嬉しかったのか、御通夜の席でも、障子の影からニコニコとこちらを見てました。
自分の御通夜なのに、忙しそうに、台所を行ったり来たり・・・。
あんまり話をする事もありませんでしたので、今頃になってお話してる感じです・・・(笑)。
親戚一同、顔を合わせるなんて、結婚式かお葬式くらいですもんね。
もう20年以上昔に亡くなった、私の祖母も、生前、
「子供達が全部揃うのはお葬式くらいだから、みんなには羽織袴で来て欲しい」ってよく言ってました。
お葬式・・・。
私は、何となく、悲しみよりも清清しい気持ちのほうが大きいんですよ。