とどちゃんの縁側でひとり言・・・。

日々の生活の中で見たこと感じたことを記録していきます。

天罰

2011-04-07 08:44:39 | 徒然なるままに・・・。
と、ある知事が言ったと聞いた時、確かにそうかもしれない・・・と思った自分がいたのは確か・・・。

子供の頃から、福島は地盤が強いから大きな地震が来ても大丈夫。
と聞かされて育ってきたし・・・。
事実、家の保険なんかでも、福島県は地震保険が一番安い事でも有名。
それだけ安全だと誰もが思っていた。

ただ・・・。

震災前の数ヶ月。
新聞の投稿欄を読んでいて、どうにも不快感を感じる事が多かった・・・。
新聞読者のいわゆる一般人の投稿欄。
何故かやたら私の目に止まったのは、自分が住んでる福島県を褒めちぎる投稿。
いや、褒めちぎるだけなら良いよ、それが、他県と比べてだった。

○○県は、畜産の感染系の病気が広まって、他にも台風などの自然災害も多いようだし、気の毒だ、それに比べて、福島は自然災害も少ないし、四季折々の風景が素晴らしく、海もあり山もあり、食べ物も美味しい、・・・私は福島に住んで本当に幸せだ・・・。


みたいな投稿がやたら多く私の目に飛び込んできていた。

どうなのよ?

福島の素晴らしさだけじゃダメだったのか?
他県と比べて何になるのよ?
こんな事思ってる人間が多いと、必ず罰が当たるぞ。

と、強い憤りを感じながら新聞を読んでいた・・・。

当たってしまった・・・。

福島県は確かにこれまでも自然災害は少ない方だと思う。
地震もそうだし、台風も福島に来る頃には消えちゃってたり、弱くなってたりする。
でも、全く無いわけではない。

台風だって弱くなっても風が吹けば果樹などの作物は落下、当然売り物にならなくて、被害だって数億円出ている。
遠い昔、忘れもしない、私が中学生の頃、8・5豪雨という災害もあった。
それでなくとも、最近だって郡山は駅前あたりがすぐ水であふれるし、雨による災害は実は多いのだよ。
白河あたりだって、雨に泣かされた事もあるし、投稿した人が思ってるほど福島は災害が皆無なわけでは無い。

みんな自分が関わらないから忘れてしまうだけだろう・・・。

そのツケが周ってきたのかな・・・。

原発だってそう。

誰もが安全だと思ってた。
いや、でも、事故はちょこちょこ起こってた。
でも、対策はばっちりなんだろうと思ってたよね。
扱ってるものがどれほどの威力を持ってるものなのかは日本人なら知ってるから、それだけのものを扱うなら、対策だってしっかりしてるんだろうと思っていた・・・。

多少事故が起こっても・・・。
まさかね、こんなやっつけ仕事みたいになるとは・・・怖いの通り越して、もはや笑うしかないよねぇ。

チェルノブイリちゃんは、教室でう○こもらしちゃたけれど、原発君は、学校中のあちこちでもらしちゃってるイメージ。
こっち拭いてるうちに、「何だ、あっち行ったぞ!!」ってみんなで追いかけながら後始末して周ってる感じがするのは私だけかねぇ?

東北人は、自然と共に生きてる。

はずだった・・・。

でも、ちょっと甘く見てたのかもしれない・・・。

津波がここまでは来ないなんて事は自然界ではあり得ない事なんだろう。

それも恐らく私達は知ってたはずなのに、大丈夫だと過信してしまった。

防波堤があるから。

毎年避難訓練もばっちりだから。

大丈夫な事など何一つ無く、挑戦状を叩きつけられた・・・。

受けて立とうじゃないの!!

自然界に比べれば、人間なんて本当にちっぽけで、その寿命なんて一瞬なのかもしれないけれど、受け継がれて歴史は作られる。

時は流れる・・・。

滞りなく・・・流れていく・・・。

今の私達の折れそうになる悲しい心や、その中にも見える希望の光が重なり合って積み上げられていく・・・。

何百年後の未来に、あの海が戻ってきていればそれで良いと思う。

そういう歴史をこれから作り上げなくてはいけないのだと思う・・・。
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