『宮』マンガ＋ドラマに暮れる。

ここ最近、エライ集中？しているものがあります。
思えば、それで今年の『明石家サンタ』を見逃してしまった～―――のですが。

さて、それは何か？
と申しますと、　『궁（宮）』という박소희（パク・ソヒ）作家が描いている漫画。
以前の記事でも書いてますが、ドラマ化にもなるこの作品。

「ちょいと読んでみたいかなー」なんて衝動を抑えていたものの、やはし抑えきれず（爆）衝動買いというか、大人買い！？で全巻（最新10巻）買い揃えてしまいました。（ヲィ）

実は手に入るまで結構時間が掛りまして、年内には届かないかもなー、なんて衝動がすっかり落ち着いたころにやってきたのですが。いやー、読んでみると面白いですよ。最初はマジメに1巻ずつ読んでたんですが、気づいたら字面ばっか追っていて、早く続きが読みたいのに遅々として進まないので、全巻をざーっと流し読みをして、今マトモに読み返しています。

で、届いてきた箱をあけた瞬間に、まずビックリしたのは…
サイズがA5だったということ。（←マンガ本では大きいサイズ）
新書サイズとばかり思っていたので。向こうでは主流なのかな。いや、でも教保文庫で見た日本の翻訳コミック（『ONE PIECE』とか『NANA』など沢山）は普通に新書サイズだったけれど。

さて、内容は…
現実は違うけれど、（李氏）朝鮮王朝が続いていたら―――という設定のこのお話。
一般庶民女子高生のチェギョンは、ある日祖父同士が交わしていた約束により、皇太子であるシンと結婚するハメになり、生活が一変する。段々と一種政略だった結婚生活の中でシンを好きになるチェギョン…。そして、そこに同じ王族でシンの従兄弟である王位継承2位のユル、シンの彼女であるヒョリンを交えた三角/四角関係（ちなみに皆同じ高校）が展開していって…。

で、感想。
なんだか、韓ドラに通ずるものがあるなぁー、とまず思ったのではありますが。
祖父同士が決め、契約結婚する中で、主人公は皇太子を好きになるけど…相手には好きな彼女がいて…って書いてたら私は『フルハウス』とかを思い出してしまったけれど、それ以外にも結構こういうパターンの韓ドラ多いですよね。

多いんだけど、オリジナルだと思わせる決め手はやっぱり、「王朝が続いている」という設定に尽きるんですよ。今や観光地になっている景福宮や昌徳宮に実際に王族が住み、お付きの尚宮（サングン）がいたりする設定が＜まさに、「チャングム」的世界？＞―――

そんなわけで、漫画の中に結構、韓服姿とか、尚宮とか、宮中用語解説なんかも出てきます。私は漫画を読みながら日本の皇室のことを思い浮かべてしまったりしましたが。今年結婚されたし、前に帝国ホテルでロイヤル・ウェデイング特集（色んな国の王室）みたいな催しを見たからかどうかわからないけれど。

そういえば、もうすぐ今年も終わるけど、新年の一般参賀に行ったなぁ。何回か行ったことあるんですが、毎回スゴイ人だったりします。いつもは、二重橋（正門）が閉ざされていて橋の前ではとバスのガイドさんとかがあれこれ説明しているのを見ますが、新年（1月2日）と天皇誕生日しか入れないので貴重な機会ですよね。興味のある方は来年行ってみるのもいいかと思います。手荷物検査とかあるけれど。あと、外国の人たちも結構来てるんですよねー…1回目は参加したことないですけど。それ以降の回は結構穏かに皆日の丸振ってたりします。それで写真撮ろうとすると、人の頭と沢山の日の丸しか写ってなかったりするんですがねぇ…。


と、話がちょいとそれてしまいました…
さて、漫画というと、絵だけ、話だけがいいっていうもんじゃないですよね。両方とも気に入らないとなかなか厳しいモノだと思うんです、個人的に。話がすごく面白いけど、絵が受け付けない…というのもあったりするじゃないですか、実際。その逆も然り。

で、『宮』はどうかというと、そんなに違和感ないですね、日本の漫画と。ただ、何だろう。キャラクターの目が大きいというか鋭い感じがするような。なんだか濃ゆいような気もします。上手くいえないけど、私が普段読む日本の漫画に比べると。

あと、前の記事で書いたCURITELのイベントで描き下ろした作品にはずーっと普通に登場人物が描かれてますが、『宮』はシリアスな感じでいたところに突然、ギャグ的要素が入ってきて登場人物の顔が原型とどめないくらいにデフォルメされたり、2頭身みたいになったりしてギャップが激しいので、そこが受け入れられるか否かの分かれ目かもしれません。正直、最初見たときビックリしたし（笑）ちなみにどんな感じの絵なのかは、コチラ（Daumでのイメージ検索）


しかし…検索してたら、漫画をそのままアップしてるところがあったけど…いいのか！？無茶苦茶、著作権に侵害しまくっているような。うむむ。（っていうか訴えられないのかが、本当にミステリー）

賞も受賞するくらいメジャーな漫画で、ある種いかにも少女漫画的世界で、冷たい男がふと見せる優しさにやられてしまう―――そりゃ、読者は夢中になってしまうでしょう、なだけにドラマ化のキャストには賛否両論あるんだろうなぁ、と冷静に読みながら思うのでありますが。

　　　

私は、ドラマ化知った後に読んでるクチなので、あんまりキャストに違和感を感じないですね～。上段の主役2人は判らないけれど、下段の2人は合ってるなぁ、という気がするのではありますが。（あとチャギョンの友人役は似てると思う）

で、キャストといえば、主軸4人よりも気になってしまったのが…
『甘いスパイ』で、チェ・ボング役の、チェ・ブラム氏がなんと、先代の王（皇帝）をやるらしく！
↓はその写真（『宮』＋『甘いスパイ』）。いやー、服と眼鏡で全然違いますね。
でも、『宮』始まったら、チェ・ボング役を思い出してしまうやも（苦笑）

　　　

ちなみに↑で一緒に写っている皇太后役のキム・ヘジャさんとは、私は良く知らないがエライ長い一大ドラマであった『田園日記』以来の再びの夫婦役であるのだとか。

あ、それから前の記事で「달콤한 스파이（甘いスパイ）→늑대（オオカミ）→궁（宮）」という順に放送されるらしい～、そりゃないよーと書いてますが、1月11日（水）から始まることになりました。ってか、いつ変更に！？

ということは、『ヨンジェの全盛時代』の後続になるわけだ。裏のSBSの『マイガール』が結構面白いのでどうなるんかなぁと思ったりも。最近のMBCの水・木ドラマは不調なので、頑張ってほしいものです。思えば、『私の名前はキム・サムスン』、『新入社員』、『悲しき恋歌』（後ろ2つは殆ど見てないけど）と話題になったものはどれも水・木ドラマなので、一発逆転になるのか！？
…あ、でも視聴はスムーズに見たかったりして

そんなわけで、年末年始は『宮』の漫画読破で暮れてしまいそうな気がしなくもない…よな。
ちなみにドラマの公式サイトはコチラ。