reverse*rebirth

4年ぶりに稼働しました。日々の糧にlogをつける-。韓ドラは相変わらずいろいろ見ております。

『図書館戦争』

2006-09-10 20:59:34 | Book+Voyage

最近、読書と恐ろしくかけ離れていた…んですが、暑い中読書に没頭した1冊が!
それは、巷ですでに話題になっていますが。

有川浩さんの『図書館戦争』!!!

いやー、面白い。脱帽。エンターテイメント万歳!!大プッシュ!!
って感想を書くと、何かイカれたか?と思われそうですが、本当に面白い。
キャラ立ちといい、ストーリー展開と世界観(近未来)といい。

あと、タイトルにある通り「図書館」が舞台なので、司書資格持ってる人なんかが読むと
あー、やったよ、やったよ(笑)と思いながら読み進められること受けあい。
「中小レポート」やら、日野図書館、分類などなど、図書館業界の現状(アウトソーシングとか)も
かなり踏まえて書いてあるところを見ると、私なんかはうんうん、そうなんだよ、
やったよな~と思いながら読み進めてました。

舞台は、図書館が通常業務をする一方で、メディア規制のなか言論の自由を守るべく
資料収集に奔走。その中で、重要なのが戦うべくの、防衛員。
いやー、凄すぎる。彼らの活躍ぶり。その中での、恋愛的要素も(コメディ大ですが)

ちなみに、版元がメディアワークスなので、ライトノベルかと敬遠される場合もあるかも、ですが。
そんなことは文句なしに面白い!!
最近は、ライトノベルからのヒットって多いですよね。
乙一とか、小野不由美(『十二国記』シリーズ)などなど。
私は、ライトノベルであるなしの区別はつけないタイプですが、まだちょっと壁はあるのかな。

で、読み進めつつ思ったのは。
キャラ立ち具合+ストーリー展開からも、いつか映像化しそうな気が。
というよりも、してほしいかも。

ちなみに、続編の『図書館内乱』は明日9月11日発売。
といっても、書籍は雑誌と違って早売りできたりするので、もう並んであるお店で買った人も
いるのかな。あー、私も早く読みたい!!!

表紙のイラストも、かなりツボです。
読了してから見ると、この絵はあのシーンのことか、などど楽しめたりするので。
続編も同じ徒花スクモさんが表紙なので、これまた読了すると楽しいんだろうなぁ。

そんなわけで、久々に楽しめた読書なのでした。
もちろん楽しめた以外にも、色々思わせられることもありますよ。
文中に出てくる部分で、あの出来事をモチーフにしたのかな、などなど。

ちなみに、SFで本をめぐるもの、といえば私的に浮かぶのは
レイ・ブラッドベリの『華氏451度』。ちょっと読み返してみましょうか。

興味のある方は、Yahoo!booksのコチラで。
著者のインタビューと立ち読みができます。


母と子、或いはいっそ他人同士。

2006-09-10 19:53:47 | 精神ノ深海カラ

9月になったというのに、まだ暑い。
暑い日は、頭が血に上るものです。多分、思うに。
だから、私は夏というものが嫌いだったりするのですが。


そんなことは、さておき。
母子関係って何なのかな、と思うのです。
別に突発的に思っているわけじゃなくて、幼少から思い続けていることなんですけど。
というのも、率直に言って私は、昔から母との関係が悪いから。

今日もブチ切れてしまった…。
勝手に余計な事をされて、その行為を謝らず正当化する相手に。
日常茶飯事のことなので、罪悪感とかいうよりも、
何故この人は私の言うことを聞き入れてくれないのか?自分しか見えていないのか?
と思う。毎度毎度、言っても逆ギレ。

コミュニケーションってものが多分成立していない。
そして、自分(母)からすると、この家は「家族」なんかじゃない、とまくし立てる。
うん、それには同感。

でも、結局のところ「家族」って何?
誰もが、自分の思い描いてる「家族」を現実に持てているのだろうか?
きっと、そんなことはない、と思う。
些細なことから、家族を揺るがず大きなことまで、大小様々。

誰もが望んだ生活を出来ているのか?
きっとそんなことない。仮に望んでいたものが手に入っても、違和感が生じることも。
その違和感をすり合わせて馴染ませていくべきなのに、なぜこの人は…。

もう、毎度のことに、疲弊している。
反論すれば、10倍返し。だったら、いっそ言わないほうが、
無関心でいいじゃんって、それで生活が成り立つならって思うのだ、自分は。
毎度反論しても、全面否定されて、健全な心が果たして育むのだろうか。

そういう場合もあるんでしょうが、個人の資質。
申し訳ないが、私はそんな優しい人間にはなれそうもないです。
だから、卑怯かもしれないが、逃げている、のかもしれない。
あなたが、昔聞こえないと思って言ったんだろうその言葉を耳にして以来―――
私の心はざわついたまま。

すりあわない心、でも、絡みつく断ち切ることのできない縁。
それが親子といふもの。母と子。
近くにいるから摩擦が生じるのかな。
早く、この家から離れて1人の時間が作れる日が来たら。
そのときは、何かが変わるのでしょうか。

とりあえずは、この怒りを収めよう。
収めなきゃ、何も始まらない。