腐った健康番組

昨日は温熱の最後の授業でした。
論理的・科学的展開でいつも感服する講義をしてくれる徳山先生の講義がありました。
この先生、春に温熱に関する本を出版します。
きっと素晴らしい本になると思います。その時はここで紹介しますので是非ともご購入ください。

その徳山先生の講義から紹介します。

一昨日、太田〇〇とかいうコメディアン2人の番組でしょうか、・・　
彼らが司会する健康番組があったそうです。
その中でＮＫ細胞、ナチュラルキラー細胞ですが、体内のこの細胞を培養してガン患者の体に戻す免疫療法が10年も前から話題になり一時流行り行われましたが、なかなか成果が出ずに終わってしまった。
何故かといえば、それは畑（体・・生活習慣）が悪いのに畑を直さずに新しい種を撒いてもダメなのです。
そんな当たり前のことを医師たちは判らないのでこういうことを平気で研究してしまうのです。

それと食事の話しが出たとのこと。
ガンにならないような免疫力を上げるにはどうしたらいいのかということで食事の話題になり、3つの食事を上げ、どれが免疫力を上げるか問うたとのことです。

1）ポテトチップスとコーラ（酸化食品と砂糖）
2) 玄米と根野菜の煮込み
3) ハンバーグとオムライス

番組では何と3 ) のハンバーグステーキとオムライスを勧めたのだそうです。
理由はたんぱく質が多いから。

このようなバカな番組が増えていて、医師が堂々とそれを主張するのです。
意外性が受けを呼び、みんなが好きな肉食を進めることで心地よくし、視聴率が上がる。
みんなの健康なんかどうでもいい、視聴率が上がればいい。
温熱療法師はこんな話を誰も信じませんが、それを食の専門家でもない医師が述べ、医師やマスコミの言うことは正しいと鵜呑みにする。
この腐った世の中を作っているのはやっぱり庶民の自立心の無さなのだと思います。

自分で何でも考えないとね。


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