過去リレーの続き2
☆ ★ ☆ ★ ☆
普段では閉められている扉も卒業式というイベントのために開けられたいた。
こっそりと覗き込むがカーテンが邪魔をして見渡すという言う所までいかない。
漏れ聞こえる司会の声で今、最後の組が外に出て行くところであった。
これが終わればやっとバイトたちの仕事が始まる。
出されている長いす(金持ち学校のくせにこんな所で出し渋っている)保護者席、下に敷かれた敷物等と飾り物の片付けだ。
「さて、あいつらはどこだ」
中に入り辺りを見るとすぐに見つかった。
相変わらず雑誌を読んではボソボソと何かを語っているのが見えた。
「いいか、あの雑誌を奪うんだぞ」
「おー」
しばらく、二人ともカーテンに身を隠しバイトの様子を見ていた。
チャンスはすぐにやってきた。
五人いるうちの三人は呼ばれてその場を離れた。残りの二名もそろそろ仕事かと雑誌を読むのをやめて手で持って隠し場所を考えているのかキョロキョロし始めた。もう一人は呼ばれた三人の方を見ながら欠伸をした。
その一瞬の隙を突いてうしろから本を奪ってやると、持っていた男は泣きそうな顔で小学生を見た。
康太は奪い返そうとする男の手をするりと抜けながら中身を見た。
中身はなんのことはない電車広告にあるような雑誌内容で、そのほとんどが本当か妖しいものばかりの内容だ。
康太から渡されて見た敦もどうしこの大の大人が大事そうに見ているのか全くわからなかった。
「なあ、こんなの見ておもろいのか」
再び雑誌は康太の手に渡り、あんまりにも面白くないので雑誌を破ってやろうとしたところ、欠伸をしていた男が情けない叫び声を上げた。
「やめてくれ~、それは松坂今日子マル秘写真が載った雑誌~」
「松坂今日子? あんなオバハンの?」
一時期、四十代後半という年齢で写真集しかもヘアヌードのを出すというので騒がれていたのを、康太と敦は思い出し、「げぇ~」と言い本を投げた。
「オバハン言うな~。投げんなっ」
何とか本をキャッチした一人が、二人を怒鳴りつける。
が、二人は呆れたような馬鹿にしてような目で、アルバイトを見渡した。そして横の敦に声をかけて歩き出した。
「おもんねぇ~。敦帰るか?」
「つきあってらんねぇ~。あっ、俺んち新しいゲームがあるんだ」
「それを早く言えよな~」
すっかり興味を失った二人はゲームの話に夢中になり、卒業式後にあるクラス別のお別れ会の存在をすっかり忘れ、松坂今日子の魅力を諭そうとしているバイトたちを無視して歩き出した。
そのうしろで、危機の去ったアルバイト数人は「良かった」を胸を撫で下ろし、その雑誌に頬擦りしていた。
☆終り☆
【お題:卒業式にステージでしがないアルバイターがエロ本を愛した】
☆★打ち直し後の呟き★☆
もう六年も前に書いた話ですが、今回upしたとこに様々な怪現象が確認できたように思います。
あれ……六人いる?
ちなみにコココが打ち出しするときの常ですが、読み直しはしてないので、誤字脱字がございましたら、お知らせいただけると幸いです。
というか、校正しろよ…。
☆ ★ ☆ ★ ☆
普段では閉められている扉も卒業式というイベントのために開けられたいた。
こっそりと覗き込むがカーテンが邪魔をして見渡すという言う所までいかない。
漏れ聞こえる司会の声で今、最後の組が外に出て行くところであった。
これが終わればやっとバイトたちの仕事が始まる。
出されている長いす(金持ち学校のくせにこんな所で出し渋っている)保護者席、下に敷かれた敷物等と飾り物の片付けだ。
「さて、あいつらはどこだ」
中に入り辺りを見るとすぐに見つかった。
相変わらず雑誌を読んではボソボソと何かを語っているのが見えた。
「いいか、あの雑誌を奪うんだぞ」
「おー」
しばらく、二人ともカーテンに身を隠しバイトの様子を見ていた。
チャンスはすぐにやってきた。
五人いるうちの三人は呼ばれてその場を離れた。残りの二名もそろそろ仕事かと雑誌を読むのをやめて手で持って隠し場所を考えているのかキョロキョロし始めた。もう一人は呼ばれた三人の方を見ながら欠伸をした。
その一瞬の隙を突いてうしろから本を奪ってやると、持っていた男は泣きそうな顔で小学生を見た。
康太は奪い返そうとする男の手をするりと抜けながら中身を見た。
中身はなんのことはない電車広告にあるような雑誌内容で、そのほとんどが本当か妖しいものばかりの内容だ。
康太から渡されて見た敦もどうしこの大の大人が大事そうに見ているのか全くわからなかった。
「なあ、こんなの見ておもろいのか」
再び雑誌は康太の手に渡り、あんまりにも面白くないので雑誌を破ってやろうとしたところ、欠伸をしていた男が情けない叫び声を上げた。
「やめてくれ~、それは松坂今日子マル秘写真が載った雑誌~」
「松坂今日子? あんなオバハンの?」
一時期、四十代後半という年齢で写真集しかもヘアヌードのを出すというので騒がれていたのを、康太と敦は思い出し、「げぇ~」と言い本を投げた。
「オバハン言うな~。投げんなっ」
何とか本をキャッチした一人が、二人を怒鳴りつける。
が、二人は呆れたような馬鹿にしてような目で、アルバイトを見渡した。そして横の敦に声をかけて歩き出した。
「おもんねぇ~。敦帰るか?」
「つきあってらんねぇ~。あっ、俺んち新しいゲームがあるんだ」
「それを早く言えよな~」
すっかり興味を失った二人はゲームの話に夢中になり、卒業式後にあるクラス別のお別れ会の存在をすっかり忘れ、松坂今日子の魅力を諭そうとしているバイトたちを無視して歩き出した。
そのうしろで、危機の去ったアルバイト数人は「良かった」を胸を撫で下ろし、その雑誌に頬擦りしていた。
☆終り☆
【お題:卒業式にステージでしがないアルバイターがエロ本を愛した】
☆★打ち直し後の呟き★☆
もう六年も前に書いた話ですが、今回upしたとこに様々な怪現象が確認できたように思います。
あれ……六人いる?
ちなみにコココが打ち出しするときの常ですが、読み直しはしてないので、誤字脱字がございましたら、お知らせいただけると幸いです。
というか、校正しろよ…。