ああ、びっくりした。
派手でびっくりした。2Dで観たけど、どうして3Dなんだろう?という疑問が見ているうちに、するすると解ける。ここが3Dの見所なんだろうなという場面が結構あった。でも2Dでも十分にお腹いっぱいなので、特に悔いはなし。
昔原作を読んだ時は、ギャッツビーのことをどうも好きになれずじまいだった。
そして今回、やっぱり好きとは言えない。けど彼の持っている輝き(ニック曰く)は、切なさとして胸に迫ってきた。泣きそうになった、タイタニック以来(ディカプリオ比)。
持てるものを失わないよう、全力で立場を守る人たちと(意識的でも、無意識的でも)、「先へ先へと後退していく狂騒的な未来」に手を伸ばそうとする人たちと、どちらの輝きが魅力的かと言えば、私には後者である。「後退していく狂騒的な未来」とは、ギャッツビーにとっての<緑の光>であり、<過去>であり、どちらも手をすり抜けるものなのかもしれないけれど。
そして、『ギルバート・グレイプ』や『マイ・ルーム』のディカプリオは、本当にきれいだったなと思い出す。
バズ・ラーマン監督、2013年、アメリカ。
派手でびっくりした。2Dで観たけど、どうして3Dなんだろう?という疑問が見ているうちに、するすると解ける。ここが3Dの見所なんだろうなという場面が結構あった。でも2Dでも十分にお腹いっぱいなので、特に悔いはなし。
昔原作を読んだ時は、ギャッツビーのことをどうも好きになれずじまいだった。
そして今回、やっぱり好きとは言えない。けど彼の持っている輝き(ニック曰く)は、切なさとして胸に迫ってきた。泣きそうになった、タイタニック以来(ディカプリオ比)。
持てるものを失わないよう、全力で立場を守る人たちと(意識的でも、無意識的でも)、「先へ先へと後退していく狂騒的な未来」に手を伸ばそうとする人たちと、どちらの輝きが魅力的かと言えば、私には後者である。「後退していく狂騒的な未来」とは、ギャッツビーにとっての<緑の光>であり、<過去>であり、どちらも手をすり抜けるものなのかもしれないけれど。
そして、『ギルバート・グレイプ』や『マイ・ルーム』のディカプリオは、本当にきれいだったなと思い出す。
バズ・ラーマン監督、2013年、アメリカ。
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