漫画「漂流教室」を読む

であるが、小雨ぱらつく。
やっぱり、天気はすっきりしませんね～。

カイくんの散歩も、傘さして、長靴はいて～♪、の道程でした。
草むらゴソゴソ、虫探しも、できることなく。
行動を抑制させられる天気です。

この前、コメントで昆虫「カマドウマ」の写真を見せられて、
楳図かずおの漫画「漂流教室」を思い出しました。

それで、朝から全１１巻ひっぱり出してきて、読み始めています。

第１巻が昭和４９年６月１日発行となってます。
ということは、私が１０歳の時。値段は３２０円。
よくこんな漫画読んでたな～と思う。内容は濃いすぎ。

ひとことで言えば～それは無理な話なんだけど～…
「未来へ学校ごと、タイムスリップした小学生が直面する恐怖と希望」
といったところかな。

以前、お隣の近大の生物理工学部先生に、読んでごらんと貸したら、
ご夫婦で再読再読され、長期レンタルになっちゃいました。
その後、日赤の循環器科の医師先生にも貸したら、またも同様。
その筋の専門たちは、はまるようです。

私も小学生の時、恐々読んでました。理解できないところもありました。
数十年経って、新たな発見・感慨・熟考もあります。

小学生がひとりまたひとりと、命を落とすシーンは、
今、読み返すと、痛切の極みに感じます。
人間のエゴイズムのおそろしさも、よく出ています。
幼少の頃とは、感じ方が違い、小説より深し。

現在では、ところどころ言い回しが変えられている箇所もあります。
いろいろな表現が奪われ、封印されてるモノも、時の流れかな～

年季が入ったボロの古本ですが、値打ちあるでしょう？
宝物のひとつですね。