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カイくんと、日々~想う

日々の自然な姿を前向きに発信します。
散歩に写真に思い出すこといっぱい!

精霊の道標

2008-02-02 | 熊野古道
熊野古道、中辺路にやってきた。 野中の一方杉のあるところは、神聖な空気が漂う。 吸い込まれるように、異空間に入り込んでいった。 影の地帯なのに、冷気がさわやかに触れてくるのは、 外界から、光がこぼれてくるからだろう。 少し近寄って、大樹に、安らいだ精気を与えてもらった。 人工的な酸素カプセルでない、ここは、全てが自然の清澄層。 高揚とか、興奮とか、そんな精神状態が、 ゆっくり、リセットされていき . . . 本文を読む

輪くぐりと風鈴と

2007-08-12 | 熊野古道
朝から少し曇りがち、すごしやすいかと思えば、そうでもなかった。 「あっ!」という間に、日差しが眩しい夏…夏…夏 家でテレビを見ようとしても、本を読もうとしてみても、 この30℃を越える外気の熱は、屋内の室温をもっと上昇させるようだ。 これじゃ、とてもたまらんよ! 昨日、九州の叔母から「博多大丸」の包装紙にて、 「福砂屋」の「長崎カステラ」が届いた。 今朝から、早速、海南の実家の仏壇へお供えに行く . . . 本文を読む

曇の陰りに

2007-04-27 | 熊野古道
明日から、GWですね~、私も3連休です。 さて、湯浅の町並を、もう少しばかり。 やっぱり露光がないですね~、曇ってますね~~。 薄ら、ぼんやりとした風景なんですが、その中にも黒壁がいい感じで。 ところどころ、行灯が目立ちますね~。 「行灯アート」ポスターなるものも。 今度は夜間に来てみたい、そして、その情景を見てみたい。 ちょっと、雰囲気を感じる電灯と看板でした。 そうです、ここは「醤油」 . . . 本文を読む

町の陰刻

2007-04-25 | 熊野古道
JR「湯浅駅」から海に向って歩くと、この通りに出会います。 この日は、あいにく、雨まじりの曇天でした。 春の移ろいやすい天気に包まれて、 少しばかり湿っぽさのある町並をたどり行きます。 それは、微小な霧の粒子のようで、 海に接するこの町に、潮風が運んでくるものかもしれません。 なんとなく、うっすらとして、ぼんやりな…。 通りの真ん中でたたずんで、先行く道を、眺めていたい。 今日の雰囲気が、そう . . . 本文を読む

いつかの面影通り

2007-04-23 | 熊野古道
和歌山駅から、JRに乗って、紀伊半島を南に向うと、 海南~箕島(有田市)を通過して、湯浅町にやってこれます。 ここは、国の「重要伝統的建造物群保存地区」の湯浅町湯浅、 醸造町の町並です(選定年月日:平18.12.19) 「湯浅醤油」と「金山寺味噌」の町であります。 すぐ近くには、やっぱり、熊野古道が通っています。 この日の天気は、雨がパラパラと、歩いてる人は見かけません。 おかげさま…なのか? . . . 本文を読む

祓戸王子へ

2007-03-11 | 熊野古道
「藤代王子」からの帰り道、「祓戸(はらえど)王子」に立ち寄る。 散策しているのは私一人だけ、 理由もなく、涙がこみ上げてくる感情って…、いったい?何なんだろう? 静まり返った竹林の中、数対のお地蔵様が、途切れなく迎えてくれる場所だ。 ここでも、自分のこころのなかに、葛藤が広がる。 高揚した感情と、それを抑制しようとする感情の…せめぎ合いとしのぎ合い。 時空の壁を貫き、僕の精神世界に断りなく侵入 . . . 本文を読む

やがては

2007-03-10 | 熊野古道
さあて、万葉ロマンに浸っていた藤白坂も下ってしまいました。 登りは右て、下りは左てに、 山を隔てた海南の峡湾風景が、いっとき、私を現実に引き戻します。 市街地が目に近づくようになってきた。 足への負担や、山道の基礎も様変わり。 そして、ほら、生活道路の舗装道に。 もう、いつもの散歩といっしょですね。 藤代王子の藤白神社に帰ってきました。 何を浴びてきたのかな?出発前とは明らかに何かが違います . . . 本文を読む

こころ、何故か?

2007-03-10 | 熊野古道
この藤白坂の下りは、有間皇子が傷心で帰ってきた道。 同じように下りながら、我、何思うか? …わけもなく、…こみ上げてくるものが、…胸に広がる。 どうして、引き返したの?それは、来た道に感じるものがあったから。 今日のうちに、もう一度、藤白坂古道の姿を感じたかったから。 自分の胸に問いかけて、自問自答する時間。 「誰も、彼も、通り過ぎて、二度とここへ来ない?」と、 唐突に、岩崎宏美「思秋期」が、 . . . 本文を読む

復路再び、藤白坂

2007-03-08 | 熊野古道
藤白坂を上りきって、「藤代塔下(とうげ)王子」に到着した。 その後、次を目指せば「橘本(きつもと)王子」なんだけど、 ツアーご一行様が行くようで、混雑を避けるためと、 もう一度、藤白坂を味わいたかったので、帰路は復路と決定 さあ~て!戻りますよ、藤代王子へ…、「橘本王子」は次の機会へと。 今度は、下りますよ、下ります。 これが、けっこう、使っていない下肢の筋肉にくるのですよ。 特に、むこうずね周 . . . 本文を読む

丁石地蔵さん

2007-03-07 | 熊野古道
熊野古道の藤白坂には、峠まで一丁(約109m)毎に、 丁石地蔵さんが祀られています。 ふう!ふう!いいながら、登っていく山道に所々姿を見せてくれました。 この辺は、まだまだ登りはじめたばかりだったかな。 ゆっくりお辞儀する余裕があったでしょうか? こころに宿る煩悩を消し去るように、古道を上ります。 何が?頭に思い浮かんだのでしょうか? いろいろ出てきましたよ胸がキュン!キュン!する想いがね。 . . . 本文を読む