東京育伸会講師ブログ

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やっぱり音読

2016-03-14 | 大学受験

どうも,大山です.

本日は,今年度当教室から早稲田大学に合格した生徒M君を例に出しつつ,英語勉強における音読について話したいと思います.

 

このブログでは度々英語の勉強方法に触れていますが,毎回音読の重要性をお伝えしてきました("ことば"は"歌"だ).

僕の英語の授業では,長文問題を扱う際,生徒に音読してもらいながら解説していきます.

文の読み方(発音,強弱,区切り)から修正しつつ1文1文丁寧に理解していき,授業終了時点では理解できない部分がない状態にします.

 

授業外の復習は,基本音読です.

ただ読むだけではなく,声に出しながら頭の中で意味を捉えていきます.

読む速度で理解が追いつかない部分は,一旦止まって見直し,また音読,を繰り返します.

この方法で,スラスラ意味を理解しながら読めるようになってから最低5回音読,というのが基本です.

 

M君もこの授業を受けていました.

先日親御さんから伺った話によると,M君は毎日欠かさず,寝る前に音読を続けていたそうです.

最初はお経にしか聞こえなかった(笑)ものが,だんだんと英語らしく聞こえてきたと言います.

M君は中学生の頃から英語が苦手だったのですが,コツコツと音読中心の英語勉強を続けた結果,センターで9割まで出せるようになり,国立2次の記述問題にも太刀打ちできるまでに成長しました.

彼の英語力が上がったのは,彼の読む英語を聞いてもはっきりと分かります.

 

さて,音読というのは勉強した跡が形に残りません.それに音読したと言ってもすぐに点数は上がってくれないものです.

すると,多くの人は気がつくと音読をやめてしまい,なかなか継続できません.

しかし,1ヶ月ほど経つと,授業中の読み方を聞いただけで音読をしている生徒としていない生徒の差ははっきりと分かります.

そして,読み方が上達しており,きっと家でも音読を続けているんだろうと思える生徒は,着実に英語の点数が伸びてきています.

M君が身をもって実証してくれました.

 

さぁ,音読いつの間にかやめてしまった人,今日から再開しましょう!


勉強時間

2016-03-07 | 大学受験

大山です

 

以前どこかで耳にしたものに,「1科目を東大レベルに仕上げるためには1000時間費やさなければならない」というものがありました.

東大理系は5科目あるので,5000時間勉強に費やさなければなりません.

 

ところで,高校入学から高3のセンター試験まで毎日10時間勉強したとすると,大体10,200時間あります.

東大レベルに仕上げるのに必要と言われる時間の2倍ありますね.

 

しかし,高校入学時点から毎日10時間も欠かさず勉強できる人なんて僕の知る限り見たことがないので,実際に高校で勉強に費やせるトータル時間はもっとずっと少ないでしょう.

「1科目1000時間」にどれくらいの信ぴょう性があるかは不明ですが,東大を目指す人にもそうでない人にも,参考にはなるかなと思います.

 

要するに,勉強できる時間は思っているほど多くないんだということです.

高3になれば大体の人はある程度勉強をしますから,時間で差をつけるとしたら高1,2においてです.

新しく高校生になるみなさんには,ぜひ良いスタートを切ってもらいたいです.


巡回数

2016-03-02 | 教務

最近、数について話させてもらうことが多いので、、、

今回は

巡回数(Cyclic Number)についてです。
知らなくても何の問題もないです。

巡回数とは、2倍、3倍、4倍と掛け算をしたときに、その各桁の数の順序を崩さずに巡回させた数になる整数のこと。

まぁこれじゃあ、何言ってるのかわからないので、実際に例を挙げてみます。

 

142857×1=142857 

142857×2=285714

142857×3=428571

142857×4=571428

142857×5=714285

142857×6=857142

 

これがよく例としてあげられる巡回数です。

このような巡回数を他に見つけれますか??

 

今度気になった人には塾で話そうかなと思ってます。

 


長期的な視点を持とう

2016-03-01 | 教務

 

今週から高校生は期末の期間に入り

当塾の自習スペースはいっぱいになっています

 

明日は物理でここが出るから教えて欲しい

明日の範囲だから復習したいという声も聞こえてきます

 

一見生徒さんが真面目に学校の期末テストに取り組む良い光景のように思えますが

自分はここに大きな落とし穴があると考えています

 

なぜならこのような生徒さんは「長期的なビジョン」を持っていない場合が多いからです

 

当塾は進学塾であるため生徒さんのゴールは大学受験です

 

しかしこのような発言をしてしまう背景には

目の前に迫っているテストにとらわれすぎてしまっているという可能性が存在し

今やっている勉強が大学受験のどのような部分に効果を発揮するのか

わかっていない可能性があるからです

 

例えばスポーツでもそうですが

試合に向けて練習をするとき

この練習が試合のどの場面で使うのか意識していないと十分な効果は得られません

 

同じように大学受験という試合に向けて勉強しているとき

その練習である勉強がどのような場面で活きるのか意識する必要があります

 

例えば学校のテスト勉強ならば

受験で使う科目は基礎の確認

使わない科目は勉強体力(暗記力、計算力等)を鍛える

という受験を見据えた捉え方をすればいいでしょう

 

基礎がしっかりわかっても解けないようなテストは勉強する価値はありませんし

そのような問題を作成している教師はほとんどいないと思っています

(そう信じたいです)

 

今まで見てきた出来る生徒さんは

テスト前になってこの分野を復習したいということは言わず

自習でやってきたノートを持ってきてここの部分が塾の講義と違うんですがなぜですか?

ここの説明はこの分野の基礎として重要ですか?

というようなあくまで受験を見据えた質問をしてきます

 

つまり出来る生徒さんは塾の講義が受験にとって大切であることを理解し

その上で講義を復習に使うよりも応用問題や次の分野に使う方がいいと考えて

自習でわからなかったポイントだけ、それも受験を見据えた視点からの質問をしてくるということです

 

テスト前で必死になっていることが悪いとは言いませんが

今一度自分の目標が何であったか、ゴールは何であったかを見つめなおして

本当に「得」な選択をして欲しいと思います

 

テスト前で必死になっている生徒さんが少しでも本来の目的を思い出し

テストという勉強に格好のチャンスを有効活用出来るようになってくれたら嬉しいです

 

杉谷