わたしが思うわたしらしく生きよう

旧題名は、Tinian MagicⅢ改め 「何だって何とかしようと思えば何とかなるもんだぁ~」です。

東京大空襲

2008年03月19日 | 日本にて
2夜連続ドラマ「東京大空襲」を見た。
自分の想像をはるかに超えていた。
いくら数で、B29の数や死傷者の数を把握していても、
実際に体験していないことを、体験話や本で少しかじっただけでは、
知ったことにはならないんだと改めて思い知らされた。
映像の力のなんとストレートなことだろう。
ドラマで、これほど悲惨なのだから、実際にはどれだけだったのだろうと、
ただただ胸が締め付けられた。
今朝、母に、よく出来たドラマだった(今ひとつの俳優もいたが)ことを話したら、
「ママが上京した昭和29年には、まだ亀戸のガード下に人の焼けた影が残ってたよ。人間の油はなかなか消えないのよねぇ」という驚きの話が出てきた。
9年経っても、まだ痕跡があって、当時の人々の生活に溶け込んでたのだった。

その330機にも及んだB29の大部分は、テニアンのこの滑走路から飛んだ。
奥に見えるのがサイパン。
左から、エーブル滑走路、ベーカー滑走路、チャーリー滑走路、デイビット滑走路。
原爆を積んだB29が飛んだエーブル滑走路以外は、今は、もうジャングルに埋もれそうだ。
元は、この滑走路(原型は5角形のような形)は日本軍が日本人を使って作ったものだ。
中には、広島や長崎の出身者もいた。
それが、テニアン玉砕と共にアメリカ軍に接収され、整備され、日本全土を空爆する基地に整備された。

ドラマを見ながら、改めてテニアンを想った。
2度と、この滑走路が整備されませんように。

愛する人と繋いだ手が2度と離れませんように。。。



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2 コメント

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ちら見 (ちず)
2008-03-20 18:36:47
その前にTBSでやってた番組は良かったよ。
ドラマのほうは、ちら見して、どうも食指が動かず。

目黒の小学校では、東京大空襲はちらりとしか教えてないんだな。
長女(小6)は広島や沖縄の戦争被害には詳しいが、
録画したTBSの番組を一緒に見て、
「東京でもこんなことが!知らなかった@_@;」と目を丸くしてた。
次女(小4)は、
「ママこっち来て、怖い」
とびびってました。
長女は
「日本も中国でひどいことしたんでしょ?
被害を言うのもいいけど、日本がしたことも同じくらい勉強しないと不公平」
と、きわめて冷静な意見を言っており、ちょっと感心。
重慶の無差別爆撃のこととか、私も話すようにしてるし、
番組内でもちゃんと紹介されていたので良かった。
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そうそう (テニ・マジ)
2008-03-20 20:18:17
実は、そっちの番組の方を見たかったんだよね~。
見られなくて、ほんとに残念だった。。。
わたしも、学校で教えられた記憶はないよ。
両親が、小さい頃よく話してくれた。
朝鮮人に対してのデマのことも、親から聞いてたし。
戦争とはいえ、日本はほんとにひどいことしてたと思うよ。
娘さんは聡明だねぇ~。これもお母さんの影響かな?
ドイツのように、きちんと過去を子供達に伝えて、
そして未来に繋げていく教育をなぜ日本はしないのか、ほんと腹立つよ。
ドラマの間・間に流れるバカみたいなCMに、日本はどこへ向かっていくんだろう???って
不安になっちゃったよ。
これが、昔の人が望んだ、「祖国の繁栄と平和」なのかなぁ~って。。。
でも、今回のこの2つの番組で、改めて知る人がいて、良かったと思うよ。
日本が犯した罪も、日本が受けた罰も、決して忘れてはいけないんだから。
そして、国籍を問わず、何の罪もない犠牲になった人々がいたということを決して忘れてはいけない。
「時代が悪かった」だけなんて、そんなの悲しすぎるもの。。。


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