テニアンから平和の祈りを

広島・長崎に原爆を落としたB２９は、ここテニアンから飛び立ちました。
因みに、東京大空襲を含む、日本全国の空襲もほとんどがここから飛び立ちました。
歴史を変えることはできないけど、ひとりひとりの平和に対する認識を高めれば、
戦争を避けることができるのではないか、そう思います。
テニアンにはひまわりはありません。
今年、平和の象徴のひまわりが輸入され、チルドレン・ピース・メモリアルの周りに植えられました。
この白い柱も、平和を願って、地元アーティストが絵を描いたり、タイルを埋め込んだりして、
今後どんどん変化して行くようです。
全てローカルのアイディアです。
日本人である私たちと同じように黙祷し、土地を利用された痛みを乗り越えてなお、こういった行事をしてくださるローカルに
ありがとうございますと心から頭が下がります。

来年の平和式典には参加できないけれど、東京に生まれ、広島の地に立ち、長崎の地に立ち、そしてテニアンで暮らすことができて、
そしていつか沖縄に行けたら…まだまだ私の旅は続きます。
戦争体験者がどんどん少なくなり、風化していく中で、語り継ぐ使命(誰からの使命か？)を帯びた友人がいます。
同世代として、とても頼もしい存在です。
文才のない自分にはできないことですが、少しでも自分にできる何かを見つけていきたいと思った、素朴であったかい式典でした。