アタチュルク像救済のご協力のお願い

さて、何から書けばいいんだろう？

私達がトルコへ行った時、トルコの人たちに、とってもとっても親切にしていただきました。
日本人だと分かると、寄ってたかって親切にされた感じ（笑）
もちろん中には、騙そうとする人もいるのかもしれないけど、極極少数。
とにかく皆、親切でした。
帰国する時、大家さんは泣いてくれて、私達も泣いてしまって、タクシーで家を離れて空港に行く途中、近所のおばあさんが見送りに道で待っていてくれて、
それに気づいた私は、手を振りながら号泣してしまいました。
タクシーの運転手さんは、そのおばあさんの息子さん。
なんと、空港までのタクシー代を受け取らず、「また会いましょう」と言ってくれました。

トルコでは、どの家にも、どの店にも、ある男の人の肖像画が掛かっています。
名は、ムスタファ・ケマル。
通称、アタチュルク。「トルコの父」というような意味です。
トルコ共和国の初代大統領で、トルコ建国の礎になった英雄です。
宗教の自由や、アラビア文字の廃止、一夫多妻制の廃止、男女平等、義務教育、等々、
数え切れないほどの改革をしました。
彼がいなくては、今のトルコはなかったと言われるほどです。
国民は皆、彼を誇りに思い、心から尊敬し愛しています。

昔からトルコと日本は、ある遭難事故により友好が築かれていました。
ここでも前に触れましたが、例の「エルトゥールル号遭難事件」です。

その友好が崩れようとしています。
今日、産経新聞に載った記事。

「トルコ建国の父」救え
銅像の寄贈先破綻・・・「友好危機」ネットで署名活動

日本人として情けなくて、そして心が痛いです。
ひとりでできることは限られているけど、人数が集まれば、
『動くかどうかは話題性やインパクトで決める（署名プロジェクトの詳細より）』という外務省を動かすことができるはず。

日本人は、恩を仇で返すことはしてはいけないと思います。
どうか、署名にご協力を！

☆旧トルコ文化村内のムスタファ・ケマル像を当事者間の裁判から切り離し、問題の早期解決を求める要望書☆