年姝媛(ねんしゅえん)…李莎旻子(レオ・リ)
皇太子・胤礽(いんじょう)…廖彦龍(リャオ・イェンロン)
胤禛(いんしん)…鄭暁東(チェン・シャオドン)
康熙帝(こうきてい)…趙濱(チャオ・ビン)
「閉ざされた感情」
ウルグンがサンリダに年羹堯の始末を命じたところに、いけません、と言いながら栄憲が来る。私は清の公主、祖国の兵の死は見たくないと言う栄憲。ウルグンは新帝が姉であるそなたの立場を考えたことがあるだろうか?、ともすれば年羹堯ですら新帝にばっさりと除かれるかもしれぬと話す。わが部が集めた軍は20万だが年羹堯の兵はわずか2万、酷暑にもかかわらず朝廷は物資すら届けようとしない、私が年羹堯を攻めずにいたのはそなたへの配慮にすぎぬ、密偵によると朝廷が送った援軍の指揮者は隆科多の甥で年羹堯の不倶戴天の敵だと。
信じられない栄憲は、自ら和議に行くと言う。奴はそなたを忘れてはおらぬ、と反対するウルグン。それでも栄憲が、この12年を信じて、今の私にとって最も大切なのは草原の民とあなたなのです、と頼みこみ、ウルグンは個人的な話をしないことを条件に許す。
陣営に摩訶薩将軍が到着する。“大将軍・年羹堯は出立してより全く功績がなく、朕は深い懸念を覚える。ゆえに摩訶薩を副将軍とし、早日の凱旋を促さんとす”と言う聖旨を読み上げる摩訶薩。
摩訶薩が、長く動きがないのはなぜかと陛下がお尋ねだ、と言う。聖旨が下されたのはひと月も前のことだった。今頃、到着したのは我が軍の全滅を待っていたのでは?と怒りをぶつける年羹堯。そんな話をしていると、敵騎兵の一隊がこちらに、と報告が。摩訶薩は撤退するよう命じるが、年羹堯は摩訶薩を殴ると応戦の用意をさせる。
栄憲の姿を見た年羹堯は城門を開けさせ中へ入れる。蒙古バリン部を代表して和議に来たと言う栄憲。
栄憲は淡々と撤兵の条件を聞く。突然、郡王が数十万の兵を集めた理由を聞く年羹堯。栄憲は辺境の形勢は複雑で我らは民を守らねばならない、それを問うのであれば話すことは何もないと答える。年羹堯が撤兵する条件を言おうとする。しかし摩訶薩が、撤兵の条件はウルグンの首だけだ、と話に割り込んで先に言ってしまう。
年将軍の軍紀がこの程度とは、和議を望まぬならば戦を受けて立ちます、と怒る栄憲。摩訶薩が栄憲を捕らえようとし、年羹堯は手出しは許さぬと止め罰を与える。
双方とも和議の意思があると分かり、3日後に私が郡王の元へ参ります、と年羹堯が栄憲に話す。
栄憲が母の様子を聞く。お元気です、ただいつも、あなたの帰りをお望みです、と答える年羹堯。
戻った栄憲は、明日、軍営を30里退けるようウルグンに話す。和議は3日後、双方とも30里退くことで誠意を示すことに、と。
3日後。年羹堯はウルグンと会う。
その頃、孫将軍に近づいた摩訶薩は陛下からの言葉として、仕損じれば二度と戻る必要はない、と話す。その暁には自害して罪をあがない感謝を示せと。
戦を避けるために軍の解散と清への臣従の継続を要求する年羹堯。清にとって20万の兵など取るに足りない、私の2万の兵を滅ぼしても状況はそのまま、そう年羹堯から話されウルグンは要求を飲むことにする。
ウルグンたちは清軍の伏兵に襲われる。サンリダがウルグンをかばって亡くなり、ウルグンも栄憲の目の前で殺されてしまう。
年羹堯からの便りが届いたか気にかける年遐齢。年遐齢は真っ直ぐすぎる年羹堯の気性を心配し、気がかりだと年姝媛に話す。そして、胸騒ぎがする、言い残し亡くなってしまう。
吉報を奏書にしたためようとした年羹堯は、昨日どこに行っていたか孫将軍に聞く。孫将軍が答える前に、5里先に大軍が、目標はこちらです、という報告が届く。
年家に弔問へ行った胤禛は、皇宮に戻れば私がそばにいる、と年姝媛を気遣い帰って行く。
敵兵の攻撃に応戦した年羹堯。両軍に大勢の犠牲者が出る。
ウルグンは約束を違えた、と摩訶薩は言うが、年羹堯は何か誤解があると思う。
翌日。年羹堯はウルグンに会いに行く。喪服を着た栄憲は、私の夫はあなたの陰謀で死にました、と言う。驚いた年羹堯がどういうことか尋ねると、栄憲が母に変わりがないか聞く。目をそらし、栄太妃はお元気です、と答える年羹堯。なぜ嘘をつくの、どうして、と叫んだ栄憲は、私を取り戻すために夫を殺したのでしょう、なんて冷酷なの、あなたが憎い、許せないわ、と言い放つ。夫の首を返してちょうだい、と。
軍営に戻った年羹堯は、孫将軍を呼びウルグンの首を出すように言う。孫将軍は知らないふりをしようとするが、二度とは言わぬぞ、と年羹堯に強く言われ持って来る。私は命令に従っただけだと言う孫将軍。年羹堯が誰の命令か問い詰めると、孫将軍は摩訶薩を見る。孫将軍を連れ出し、吊るし首にするように命じる年羹堯。
年羹堯がウルグンの暗殺を指示した摩訶薩の首に剣を向ける。そなたが来たのは蘇太監の推挙があってのことだろう、貴殿らの頭にはバリン族の解体しかないはず、と年羹堯が言う。摩訶薩は、それは違う、指名したのは陛下だ、私を殺せば大罪になる、と言い返す。驚いた年羹堯だったが、だから何だ、と言って摩訶薩を斬ってしまう。
年羹堯はウルグンの首を栄憲に持って行く。下手人はその場で処刑したと話す年羹堯。
都へ帰りましょう、と年羹堯が言うと、栄憲は玉の笛がまだあるか聞く。年羹堯が袖の中に持っていた笛差し出す。栄憲は笑いながら涙を流し、その笛を投げて壊してしまう。
ーつづくー
ウルグンとサンリダが亡くなり…。
そして年遐齢まで(✽ ゚д゚ ✽)
年羹堯もそばにいたかったと思うし、年姝媛も心細かったよね(இωஇ )
確かにウルグンは優しかったかもしれないけど…。
12年間、ずっと栄憲も年羹堯のことを思っていてほしかった。
年羹堯がウルグンを卑怯な手口で殺したなんて思わないでほしかった。
それでは一途にずっと思っていた年羹堯がかわいそう。
それともわざと冷たくしているの?
年姝媛を愛しているのに、年羹堯には冷たい胤禛。
年羹堯に何かあれば年姝媛は許さないよね。
摩訶薩を斬ってしまったことも心配。
大丈夫かなヾ(・ω・`;)ノ
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