中国ドラマ「宮廷の諍い女」 第25話

陛下は敬妃を昇格させても寵愛はしない、皇后に至っては論外だと頌芝に言う華妃。皇太后の姪だから配慮しているだけだと。そんな話をしている時に江侍医が来る。

江侍医が診終わると「いつになれば身ごもるの」と華妃が聞く。4年前の流産の影響だが、回復に向かっているため懐妊は時間の問題だと返す江侍医。

「あの疫病の薬はいわく付きなのだから慎重になってね」と言う華妃。命を守るため、致し方ない策だったと江侍医は答える。そして「温実初は疑ってる?」と華妃が聞くと「疑ったところで向こうは証拠がないのです。泣き寝入りするだけかと」と江侍医は言う。


雍正帝が出発前、内務府に命じて特別に作らせたと言うおしろいを富察貴人は斉妃に見せる。


嬉しそうに侍女の宝鵑が宮へ戻ってくる。安陵容が気づき声をかけるとさっと手を隠す宝鵑。安陵容が確かめると、手には香灰がついていた。香灰と馬の尿を混ぜ塀にまくと不幸をもたらすと聞いた宝鵑は「富察貴人が許せなかったんです」と言う。お怒りでしたら罰をお受けします、と宝鵑は言うが、安陵容は頬笑むと「私とて貴人の傲慢さには腹が立っていたわ。お前は先に行動したにすぎない」と言う。


甄嬛は沈眉荘のお見舞いへ。温実初の診察を終えたばかりの沈眉荘は座っていた。かなり回復したが、大病だったため、しばらく安静にするように言う温実初。
温実初は発病が突然すぎたことを疑問に思っていたと言う。最初の感染は翊坤宮の者で、その次が沈眉荘だったが、当時の沈眉荘は謹慎中だったと。

「翊坤宮の人間の往来がなく感染するでしょうか?」と温実初に言われ、沈眉荘は消毒の後、周寧海が持って来たお茶を飲んだことを思い出す。感染力が強いため、患者が使用した品には絶対に触れてはいけなかった。華妃の仕業だと分かり、怒り出す沈眉荘。甄嬛はまずは証拠が必要だと焦らないようになだめる。

江誠と江慎はお産が専門だった。それなのに疫病の薬が処方できたことを甄嬛も疑問に思っていた。「もともと私めの処方だったと言えば信じますか?」と言う温実初。いくつかの薬剤を検討するため机にしまっておいたものを、沈眉荘の治療で忙しかった間に盗み、独自に薬剤を加えたのでしょうと。訴えても誰も信じないどころか、妬みだと思われてしまうと思う甄嬛。「この件は私に任せて」と甄嬛は沈眉荘に言う。


皇后の景仁宮で裁縫をする安陵容。安陵容は自分の作った香袋を皇后に差し上げようとするが、普段、あまり香を使わないと返されてしまう。嫌いではないが、香の中には体に害を及ぼすものもあると。皇后の近くには、発情した猫の松子がいた。他の猫は鳴くだけだが、松子は飛びかかると話す皇后。「では香りで調教しましょう。その香りを嗅がなければ飛びかかりはしません」と安陵容は言う。それなら景仁宮の花も咲いたし、妃嬪たちを呼んで一緒に愛でましょうと意味深に皇后は返す。


皇后は景仁宮に妃嬪たちを呼ぶ。椅子に座っている富察貴人のおしろいに気づく甄嬛。富察貴人は自慢げに陛下が内務府に作らせ、胎児にも害がないと話す。

景仁宮の中には安陵容だけがいた。目の前にいる松子に富察貴人のおしろいを嗅がせる安陵容。嗅いだ松子は外へ行く。

庭では妃嬪たちが花を愛でていた。さりげなく富察貴人に「化粧を直されては?」と言う安陵容。富察貴人が化粧を直し始めると、それをじっと見ていた松子が突然、富察貴人に飛びかかる。
誰かが甄嬛の背中を押すが、甄嬛は富察貴人に触れずに転び、富察貴人は松子の勢いだけで転んでしまう。

すぐに富察貴人は運ばれるが、腹痛を訴える富察貴人は胎児に影響が。知らせを聞き、皇太后も景仁宮に駆けつける。
その頃、端妃は景仁宮の庭で、落ちていた富察貴人のおしろいを拾う。

甄嬛も転んだ時、猫に首を引っかかれ、腕も痛めていた。首の外傷は軟膏で治るが、腕は薬を処方されることに。そして念のために、と脈を診てもらうと懐妊していることが分かる。喜ぶ甄嬛。
皆は甄嬛が転んだのは、富察貴人を助けようとしたからだと勘違いしていた。


甄嬛の懐妊を知り、沈眉荘も喜ぶ。侍女たちを外させると、甄嬛の側に座った沈眉荘は「富察貴人は流産し、陛下も戻らない。後宮では流産の確率が高すぎるわ」と甄嬛を心配する。


端妃が来るのを待っている甄嬛に「富察貴人を救おうとされ、冷や汗をかきましたよ」と言う崔槿汐。甄嬛は「押されたと言ったら信じる?」と言う。富察貴人のおなかにぶつければ、流産の責任を取らされることになる「一挙両得ね」と。


どうしても眠れなくて呼んだと皇后に言う皇太后。皇太后は松子を捕まえていた。そして、松子の前に富察貴人が使っていたおしろいが置かれる。そのおしろいに飛びかかる松子。皇后の顔色が変わる。

同じ頃、端妃は甄嬛に拾った富察貴人のおしろいを見せていた。飼われている猫が突然、人を襲う?と言う端妃。それも富察貴人めがけて、と。

皇太后は「富察貴人のおしろいを利用し…猫に襲わせたわね」と皇后を問い詰める。命を失ったのはこなたの孫でもある、と皇太后に言われ、皇后はひざまずき許しを請う。そんな皇后に「目をつぶれることもあるけれど、事によっては許せない」と皇太后は告げる。


ーつづくー


雍正帝に続き、皇后もなんかなんかなんかイメージが違う(;´д｀)ノ
比べてはいけないことは分かっているけど、若曦の時の皇后はものすごく優しくて、人を妬んだり恨んだりもしない人だったのに…。
こんなに同じ人を扱っていて変わるものなの?そうなの?Σ(Ｔ▽Ｔ;)
猫を蹴ったのも嫌だったな。

そして安陵容……………。
とうとうやってはいけないことをやってしまった感じ。
私だって富察貴人は大嫌いだったけど、子供に罪はないのに(；_；)
それと、甄嬛が懐妊したことも喜んでいなかったように見えたの。
安陵容が怖い。

甄嬛の懐妊は嬉しいけど、無事に生めるのか心配。
華妃はもちろんだけど、安陵容も、流産した富察貴人も何をするか分からなくて怖いよぉヽ(＠ω＠；)ノ



25話までが第1部だったんですよね。
思ったより25話があっという間でした。
第2部はどんなことが待ち構えているのか楽しみです。




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