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中国ドラマ「岳飛伝 THE LAST HERO」 第47話 あらすじ

2016年02月13日 11時57分07秒 | 岳飛伝(中)

【登場人物】
岳飛(がくひ) …文武両道に秀で、忠義に厚い勇士。主人公。
王貴(おうき) …岳家軍。義兄弟。
牛皐(ぎょうこう) …岳家軍。義兄弟。
張憲(ちょうけん) …岳飛家軍。義兄弟。
岳雲(がくうん) …岳飛の息子。
兀朮(ウジュ) …太宗の4男。
斡離不(オリブ) …太宗の次男。
粘没喝(メネガ) …金の元帥。
梁興(りょうこう) …忠義社の指導者。
秦檜(しんかい) …中丞。王仲岏の娘・王氏が妻。





「兀朮への一計」 


ここ数年、太平の世を作るため苦労してきた、それを無駄にはできぬ、と呉夫人に話す高宗。高宗は呉夫人を胸に抱きながら「そなたも朕と共に苦しい日々を味わった。もう二度とあんな思いはさせたくない」と言う。


趙鼎が「襄陽奪回後の守りはいかがいたしましょう?」と高宗に聞く。兵を減らせば斉に攻められる、兵を多く残せば兵糧の輸送が困難になる、と悩む高宗。趙鼎は「朝儀で岳飛に十分な兵糧を約束されたはず」と言う。しかし高宗は「だから岳飛への勅書にはこう書いた。“工夫を凝らし、あらゆる手を尽くせ”とな」と返す。「もはや尽くせる手はございません。兵糧の輸送が難しいとあれば、全軍の駐屯は無理です。少数の兵を残しましょう」と言う趙鼎。高宗は「朕は岳飛を都に戻したいと考えている」と話す。

趙鼎は「襄陽六郡は斉と匪族が占拠しており、我が軍が退けば奴らがのさばる。今、岳家軍が撤退すれば劉豫が巻き返しを図るでしょう。何とぞご再考を」と訴える。しかし高宗は「朕にはこれが最善の策だと思える」と聞き入れうとしない。さらに趙鼎が「襄陽六郡を勝ち取った岳家軍は非常に士気が高い状態です。宋にとっては久々の大勝利でした」と話ていると、前線からの報告が届く。

報告には“四太子は劉豫に加勢するため、10万の兵を率いて南下”と書かれていた。「再び金と開戦になればどうしたらいいのだ?」と高宗が言うと、そうなれば勝利は保証できません、ですが軍の士気が高い今なら試してみる価値がある、あるいは今こそが領土奪回と形勢逆転の好機だと話す趙鼎。勝敗は兵力で決まらない、冷静で勇敢な者が勝利する、私の目には岳飛こそが天下を分け直す人物に映っていると。「このことは考えておく」と言い、高宗は趙鼎を下がらせる。
趙鼎と入れ違いに秦檜が。

「金は斉から受けた援軍の要請に応えて、すでに派兵したそうです」と高宗に話す秦檜。高宗は「そうなのだ。金がすぐに承知するとは想定外だった。実は先ほどまで趙殿から岳飛に応戦させろと勧められていたのだ」と言う。それを聞いた秦檜は「勝算はないえに、また不穏な日々が続きます。心穏やかにお過ごし頂ける妙案が1つございます。襄陽での戦は金に無関係ですが、手を出してきたのは漁夫の利を得るためです」と話す。では宋は戦うべきか、戦わざるべきなのか?と高宗が聞く。

秦檜は「臨機応変に使い分けるのです。飴と鞭を駆使し、信頼関係を築く。まずは金に人を遣わし、和議を進めるべきです。だが、それにより民の不安が起こり、北伐派が反対するのは必至かと。そこで形の上では従来どおり金と戦いを続けるのです。和議は秘密裏に進めましょう。信用できる人物を選び、和議に当たらせましょう」と答える。悪くない策だと思う高宗。秦檜は推薦したい人物がいると話し、養子の秦熺を呼ぶ。「和議はどうか息子にお任せください」と秦檜が言い、高宗はうなずく。

帰り。秦檜は秦熺に「今の陛下は金と聞いただけでびくびくしておられる。お前が和議を成功させれば、高く評価してくださるぞ」と話す。「必ずご期待に応えます」と言う熺。


王氏は和田玉を5千両という大金で買う。それを知った民から、俺たちから搾り取って贅沢三昧している、秦丞相は金に行くたびに私腹を肥やす、和議を考えまだ甘い汁を吸う気だと怒りを買ってしまう。
民たちが丞相府の前で抗議を始め、帰ってきた秦檜は仕方なく裏門から入る。


兀朮の軍が襄陽に迫ってきていると知り、岳飛は「受けて立つ。鉄浮屠が無敵だなど俺は信じない」と牛皐と張憲に言う。「我々の計画は危険すぎないか?」と心配する張憲。しかし岳飛は「兵は少ないが精鋭だし、我々には策がある」と言う。10万の兵が相手でも勝利は確実だと。そこに密書が届く。

密書は趙鼎からで、陛下は金が援軍を出した話を聞いて和議を決めたといことが書かれていた。「陛下は海上に非難して以来、完全に逃げ腰になられた」と言う岳飛。張憲は「こうなると思った。陛下の勅書に書かれた“工夫し手を尽くせ”は“兵糧は送れない。都に戻れ”と言う意味だ。我々はどうすれば?」と岳飛に言う。岳飛は「策を用いるしかない」と話す。


安渓茶楼。秦熺が食事をしているところへ来た牛皐と張憲。わざと秦熺に聞こえるように「岳将軍も今回は賢い選択をなさったよな。金軍が攻める気なら、こっちは逃げるまでさ」と言う牛皐。引き際を見て切り上げるのが上策だと。


金。和議に向かった秦熺は、兀朮に「皇帝陛下のご意向をお伝えします。今回、岳飛との戦いは形だけとし、すぐに黄河以北まで撤退を。白銀20万両を納めます」と話す。戦は真剣勝負だと兀朮が怒ると「名声に傷がつくことをご懸念ですか?しかし、こういう情報も入っております。岳家軍はすでに襄陽を撤退したそうで、臨安に戻って褒美を受けるとか…」と言う秦熺。兀朮は夏金烏に詳細を調べるよう命じる。


戻ってきた夏金烏が「岳家軍の陣営には、もはや誰もいません」と兀朮に報告。兀朮は和議の話は襄陽を取ってからだと秦熺に言い、すぐに出動する。


攻め込んだ兀朮だったが、そんな兀朮の前に岳家軍の伏兵が現れる。
大敗する兀朮。


岳飛に会いに来た趙鼎が「功労の分配はどうされるおつもりか?」と聞く。「兵たちが力を合わせたからこその勝利です。中でも張憲、楊再興、牛皐、王貴の4人の大将は今回の勝利に大きく貢献しています」と話す岳飛。趙鼎は「陛下にはそう報告しよう。褒賞を待っていてくれ」と言う。自分の名を告げてもらえず、岳雲は納得できない。

趙鼎を迎えるため、岳飛は羊の丸焼きを用意させていた。自ら趙鼎に食べてもらう分だけを切った岳飛は「残りは兵で分けろ」と王貴に言う。
国と民のために長年戦ってきた岳飛や義兄弟たちの質素な料理を見て、羊の肉を「皆で頂くことにしよう」と話す趙鼎。


「俺の郢州での活躍を、なぜ認めてくれないんだ」と馬に向かって怒鳴る岳雲。なぜ陛下に報告しないと。そこに「息子だからだ」と言いながら岳飛が来る。
岳飛は「お前はなぜ軍に入った?」と岳雲に聞く。岳雲は「金を駆逐するため。民の平和な日々のため」と答える。「それは本心か?」と岳飛が言うと「もちろん」と岳雲は返す。岳飛は、大義のための従軍だ、ならば、なぜ功労に固執する、と言う。「名誉や褒美はいらない。でも不公平です。他の大将と動揺に命を懸けてきました」と言う岳雲。

公平とはどういうことだ?敵というだけて罪もない兵を殺すのは公平か?お前が普通の民以上の生活ができるのは公平か?金が我々の国土を侵略したのは公平か?覚えておけ、世の中には絶対の公平なんて存在しない、平常心を持て、“公”とは公正無私な偏りのない心、何事も私心から出発してはならぬ、“平”は常に平常心を持って事に当たることを言う、功労に対してもだ、お前は人より恵まれている、岳飛の息子というだけで人より機会は多いのだ、その逆に岳飛の息子であるために厳しい目で見られる、だから努力して成果を挙げねばならぬ、忘れるな、この世には勝てない敵など存在しない、あるとすれば自分だ、と岳飛は話す。


張府。具合の悪い岳飛母に薬を飲ませる孝娥。岳飛母はもう病が治らないと感じていた。孝娥は岳飛を呼び戻そうとするが、岳飛母は「いけないわ。前線で戦ってるあの子に心配をかけないで。母よりもお国が大切ですもの」と言って止める。


岳飛に負けた兀朮は翎児にも八つ当たりをする。誰に怒ってるの?兄上のこと?と翎児が聞くと「私が岳飛の罠にはまったことを、奴が陛下にあげつらい、休養の命が下った」と言う兀朮。翎児はなだめ「私にとって大事な2人が、争い合い、傷つけ合うのは見たくないわ」と言う。妻としては当然あなたに従う、でも今の陛下は独裁のための漢化と和議しか頭にない、兄上と衝突するのは互いにとって不利なうえに、他人に漁夫の利を与えると。冷静になった兀朮は、翎児に謝る。

翎児は、劉豫をどう扱うかが今の陛下の頭痛の種、これが解決できれば、陛下はあなたを重用するわ、劉豫は先帝の駒だったけど、今の陛下には用なしよ、救援を求められても迷惑なばかりだわ、これ以上、敗戦を重ねたくはない、でも“金は義にもおとる”と言われるのも困る、と兀朮に話す。その時、兀朮の前に密書を持っていたという男が連れてこられる。
男が持っていた宋の皇帝陛下から劉豫宛ての密書には、兀朮を暗殺すれば謀反の罪を許し、高官として迎えると書かれていた。兀朮は笑い、密書を陛下に差し出すよう夏金烏に命じる。

兀朮はその密書が偽物だと分かっていたが、劉豫は宋にとっても兀朮にとっても邪魔者、ならば偽物とは気づかずにいるべきだと考える。


「兄貴の考えた離間策は本当に効果があるのか?」と言う張憲。岳飛は「まあ見ていろ。兀朮は援軍を出して大敗した。奴の性格なら黙って許せるはずがない。私に対する怒りはもちろんだが、劉豫のことも殺したいほど恨んでるはず」と言う。張憲は「だから兀朮は密書の真偽に関わらず、この機会を口実として利用すると?」と納得する。“離間の計で劉豫を始末する”か、と。


密書を読んだ合剌は激怒し、劉豫を殺すよう命じる。


狩りをしていた合剌の獲物を粘没喝が射止めてしまう。「見事な腕前だ。明日、もう一度勝負しよう」と言う合剌。

狩りから戻った合剌は「私を挑発したのだ」と怒りが収まらない。「太宗の崩御から間もない今、朝廷内には陛下の地位を狙っている者もおります。今は人心の掌握が肝要かと」と言う兀朮。合剌は「お前も見ただろう。公然と私の獲物を横取りした。私を皇帝と思っていない」と言う。それでも兀朮は「兵権の一部はまだ奴が握っています。衝突はなりません」と訴える。しかし合剌は「黙っていれば、そのうち私が殺される」と言う。「では、どうしようと?」と兀朮が聞くと、合剌は「明日、もう一度狩りに誘う。奴もそれを望んでるはず」と答える。


剣を持った兀朮は、夜遅く「陛下がお呼びだ。すぐ戻るから先に休め」と翎児に言って天幕を出て行く。


ーつづくー


高宗が太平の世を作るために苦労なんてしてきたっけ?( ̄▼ ̄|||)
逃げ回っていたイメージしかないけど…。
“工夫を凝らし、あらゆる手を尽くせ”って!!!
おいっヾ(`Д´*)ノ

岳飛母が心配(;△;)
お国が大事なのは、家族のためでもあると思うから…。
母のこともあれだけ大事にしてきたんだものね。

やっぱり秦熺が嫌な感じ(-"-#)
秦檜と似た者親子になりそうで怖い。

最後、天幕を出て行く兀朮の様子がおかしかったかも…。
陛下の元へじゃなく、粘没喝の元へ行くつもりかな?
翎児のことも気にかけていたし…。




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2 コメント

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2世はどうなんでしょう (ねこ)
2016-02-13 17:25:14
秦檜の養子になった秦熺、似た者親子っぽいですね。
その秦熺を上手く利用して兀朮は敗北。
でもちょっと上手くいきすぎなような・・・・。

岳雲もまだまだ納得してなかったけど
父岳飛の言葉で分かったかな。

岳雲と秦熺、やっぱりこの2世は父と同じなのかな。

そういえば、宇文虚中が最近出てこないけど、どうしてるのでしょう。
返信する
気になりますねー (time)
2016-02-16 00:27:09
王氏、あからさまなお買い物でしたね。。。
やっぱり、民の力は大きいですよね。
秦檜たちのこともおかしいと思って声に出して
行動していますし。
この回も感心しました。

姐姐やねこさん仰るように、秦熺はキナ臭いですが、
岳飛たちの計略に嵌っていましたね。

金も不穏な動きで、粘没渇、どうなるのでしょう???
心配です。

宇文虚中は台詞内だけでしたね、
お元気なのかな?
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