簫何が巴蜀から食糧を絶えず運ぶ事で、関中の民が食糧の上納をしなくてすむように。王様(劉邦)をより一層慕うようになると劉邦に話す簫何。劉邦は加えて漢軍の兵になったら、その家の税は免除することにする。
簫何がそばにいると気持ちが落ち着くと言う劉邦。
夏侯嬰は嫺と結婚し、劉邦に報告する。嫺を奥方様(吕雉)に仕えさせたいと夏侯嬰が言うと、劉邦は「それは本人に聞け」と答える。
妹の呂嬃と結婚した樊噲に、あなたは呂家の身内でもある、他に女を作るのはいいが正妻はただ1人、将来子供ができても跡取りになれるのは呂嬃の産んだ子だけだと話す。吕雉が戚夫人のことを言いたいのだと分かり、あの女は王様の前では媚を売るくせに俺達の前ではいつもしかめつらで鬱陶しいと樊噲は言う。「今日、あなたが言った事を覚えておくわ。いつか子供が生まれた時、忘れないでね。あなたは呂家の婿よ」と念を押すように言う吕雉。樊噲はあの女が盾突いたら、頭をねじ切って犬に食わせてやると言う。
叔母の満に言われるがまま戚夫人は薬を飲む。そのせいで流産しかかるが、満は劉邦に「実は昨晩、奥方様に呼ばれました」と話し、吕雉に疑いの目を向けさせる。
戚夫人の部屋を出た劉邦は吕雉の元へ行く。戚姫(戚夫人)に会ったかさりげなく吕雉に聞く劉邦。吕雉は2日前に会いに来てくれ、寅の毛皮をくれたと話す。これから仲良くしましょうと言ったらうなずいてくれたと。しかし劉邦はここから戻った後、戚夫人の具合が悪くなったと言う。劉邦が自分を疑っていると感じる吕雉は怒るが、劉邦は「お前のせいだとは言ってない。気が合うならそれでいいが、もしそうでないのなら距離を置け。二度と顔を合せるな」と言う。
息子・盈が戚夫人といるのを見かけた吕雉は、これからは戚夫人からもらったものは食べないように言い聞かせる。
満が呼んだ方士が、この建物は不吉だ、ここで出産すれば命の危険にさらされると言う。それを聞いた満は、吕雉に相談するよう戚夫人にすすめる。満はどう言えばいいのかも戚夫人に吹き込む。
戚夫人と満から方士の話を聞いた吕雉は、最近、心が落ち着かず夜も眠れないと戚夫人から言われ、つい「別の場所へ行けば不安はなくなるかも」と言ってしまう。
宮殿を出ると言う戚夫人から、方士に建物を見てもらい方角が悪いと言われた、信じていなかったが奥方様に相談すると"用心に越した事はないから、ここは出て行くべき"だと言われたと聞く劉邦。劉邦は吕雉のところへ行き「あいつは大人しく暮らしているだけなのに、なぜひどいことをするのだ」と怒鳴る。もしここでの暮らしが楽しくないなら出て行けと。
翌日。荷物をまとめた吕雉を、戚夫人に寛大に接していたことは我々が知っていると曹参や盧綰たちが止める。みんなの気持ちに感謝した吕雉は、しばらく考えると言う。
戚夫人が男の子を出産し、劉邦は如意という名をつける。
吕雉は簫何に「私は豊邑に帰るべきでしょうか?」と聞く。簫何はあなたがここを去れば、王様は家庭内の悩みから解放されて政に専念できる、戚夫人との関係もあまりよくなく、奥方様は寛容だったのに今はそうではなくなった、豊邑へ戻るべきだと言う。
吕雉が子供と父を連れ出て行ったことを知り、劉邦は必ず連れ戻してこいと盧綰に言う。しかし、すぐに「やめた」と言う劉邦。自分へのあてつけだと思った劉邦は、放っておけと。
韓信は町で蒯徹という老人と出会う。蒯徹は樊噲への褒美をすすめたことを漢王(劉邦)が快く思わないのは、功労者が誰かを伝えただけではなく功にするよう頼んだからだと話す。あなたがすすめなければ王は褒美を与えないのですか?樊噲はあなたと王、どちらに感謝しますか?と。処世術にうといと指摘された韓信は「私が力を貸しましょう」と言う蒯徹に「高い地位は無理だがいいか?」と聞く。笑いながらうなずく蒯徹。
ーつづくー
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前回、劉邦の優しい微笑みの下でやっと安堵できる場所を得た
とホッとしていたのに。
蕭さまには事実に基づいて呂雉にアドバイスをして欲しかったです。
家庭円満で、劉邦が仕事に集中するには他の方法もあったはず。。。
不安定な時期だったでしょうから、政からは適切だったと思いますが。。。
呂雉は純で、一人で背負って、、、
ポイントとなる人からも支援を得られる事が重要、、、
と思わずにはいられませんでした。
そして、マイペースくん韓信の前に
マイペースおじさんの蒯徹が登場。
これからの絡みが楽しみです♪
もやもやした回でした。
敢えて身を引いて耐える呂雉が却って恐ろしい。