クィーンズ～長安、後宮の乱～第8話

王政君は雨宿りのためある殿に入り、衣装があったので袖を通したと話す。皆と一緒に牛車で来なかったのは、贈り物がないことに気づき、慌てて探しに戻ったため乗り遅れたからだと。王政君が贈り物にした櫛は、司馬良娣が婚礼の時、髪にさしていた櫛で、皇太子が半分に折り片方を棺に入れていた物だった。王政君は自分の贈り物が見つからなかったため、何かの啓示かと思い目にとまった櫛を贈ったと言う。「何の啓示だ」と皇太子に問われた王政君は「陛下のお心は"折れた櫛"。元には戻りません。傷口を癒すのは時だけです。時しか心の傷を治せません」と答える。それを聞いた皇太子は「これも天意であろう」と王政君を妃にすることに決める。憂いに覆われつつも輝く皇太子の瞳に見とれた王政君は、密かにあこがれていた幸せな気持に。
選ばれなかった傅瑤は、王政君が妃に選ばれたことが気に入らない。「私たちは一緒に後宮に上がって共に苦労してきたのに政君だけが出世して」と言う傅瑤に「でも皆で誓ったでしょ。"皇后になっても友達のまま"と」と馮媛は言うが、傅瑤の怒りは収まらなかった。
王政君は皇后へ挨拶に行く。先日会った時は皇后だと知らなかったと王政君は皇后に謝る。皇后も王政君と会った時、奇妙な縁があると感じていたと言う。「これからは我が娘だ。遠慮せずに相談するがよい」と皇后に言われた王政君は「私が一番つらかったのは、友が死ぬのを救えなかったことです」と話す。願いは彼女の潔白を皇后に訴えることだったと。皇后も李元児のことは知っていた。誰の仕業かも分かってはいたが、相手は皇帝の寵愛している妃、証拠がない以上、手は出せないと返す。そして「"大事の前の小事"。そなたも力が弱い時は静かに耐えて機を見て敵を倒すのだ」と言う。生き抜くためには"忍"も必要だと。それには"苦"の意味も含まれていた。王政君は、皇后の立場を理解した上で「私は決して諦めません」と言う。
皇太子妃に選ばれなかった傅瑤は張婕に責められるが、傅瑤は皇太子に近づけるよう協力してほしいと頼む。降参しないその態度が気に入った張婕は、機会を与えることにする。
婚礼を挙げた王政君は、皇太子と初めての夜を迎えるが、酔っていた皇太子は王政君が司馬良娣に見える。司馬良娣として夫の相手をさせられた王政君は涙を流す。
翌日から王政君の生活は一変。太子宮の事・尹夏が王政君が生活に慣れるよう指導することに。しかし、皇太后が質素な衣装を来ているのに自分だけ豪華な衣装は着られないと、王政君が質素な衣装にしてほしいと頼んだことから尹夏は顔をしかめる。
傅瑤と偶然会った王政君。今も友達だと思っている王政君は気軽に傅瑤に声をかける。しかし今度皆に会いに行くと話していると尹夏が現れ傅瑤は怒られてしまう。王政君は友達だとかばうが、尹夏は「下賎な者と付き合ってはなりませぬ」と身分が低い女は必ず妃に拝礼するのが宮廷の決まりだと厳しい口調で話す。屈辱を受けて涙を流す傅瑤。
悔しい思いをした傅瑤は、雨の中自分の運命を嘆く。そこに蕭育が。蕭育に優しくされ、蕭育の手を自分の頬にあてる傅瑤。「私は男だ」と蕭育は忠告するが「証拠を見せて」と傅瑤は返す。後悔しないか聞いた後、傅瑤に口づけをする蕭育。しかし激しい雷でハッとした傅瑤は「やめて。私の大切な贈り物を奪わないで。この体は渡さない」と蕭育から離れ、贈る相手は皇太子だと言う。蕭育は考えが変わったらいつでも訪ねてくるように言う。
王政君は宣帝から若い皇太子の国務を手助けし、妃同士の争いからは遠ざけ、国事に専念させてやるように言われる。
張婕は傅瑤を皇太后に紹介。皇太后のそばで仕えさせてほしいと頼まれ、皇太后は機会を与えることにする。
皇太后は薬を飲むのが嫌いだった。そのことを知った傅瑤は薬入りの"桂花玉露"を作り皇太后に飲ませる。薬を入れたことを話すと、初めは「斬首せよ」と言う皇太后だったが「どんな罰でも受けます。皇太后様のためならこの命をかけてでもお薬を飲ませます」という傅瑤の言葉に「怒った私に歯向かったのは長い人生でお前が初めてだ」と言い、明日から"桂花玉露"を作るように命じる。
深夜。皇太后は起きだし独り言を言いながら歩きだす。傅瑤が声をかけるが、皇太后は気づかない。皇太后の後をつける傅瑤。
食事の準備を見ていた王政君は、尹夏が皇太子と王政君が形式上の夫婦に過ぎないと話しているのを耳にする。「私も必死で教育しているのよ。でも馬の耳に念仏ね。生まれが悪い人間は染み付いた卑しさが消せない」と。王政君は尹夏の前に姿を現し「陰口を言う人間は、いずれ自分も言われる」と忠告。今後は相応の処分をすると言い、尹夏には陰で言わず直接言うように話す。
皇太子と水入らずの食事をしようとした王政君。しかし皇太子は「司馬良娣がいた頃はいつも工夫を凝らして料理を作ってくれた」と並べられた料理に手を付けず行きそうに。王政君は皇太子を引き止め、粥を食べさせる。その粥は司馬良娣の作った料理と似ていた。「これは気に入った」と言うが、皇太子は行ってしまう。


ーつづくー



司馬良娣を愛していた皇太子に司馬良娣を忘れるように言うのは酷だと思うけど、王政君が可哀想(；_；)
初めての夜で、別の女性の名前を呼ばれるなんてつらいよね。
ただ、皇后様がとても優しくて、本当に王政君を娘のように思ってくれていることが救い。

皇太后様は夢遊病なのかな?
そして以前、登場した巫女のような老女ってもしかして皇太后様!?

傅瑤もまだまだ諦めていませんね(￣▼￣|||)
皇太后様は傅瑤を気に入るのかな?そしたら皇后様に気に入られてる王政君とどうなってしまうんだろう!?

王政君は皇太子妃になって髪型も変わってとっても綺麗（*＾-＾*）


クィーンズも放送に追いついたかな?(*⌒―⌒*)


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