「お願いだ。天燈の願いをかなえてくれるか?」とジャンチェンに言われたユーシーは、何度もうなずく。笑顔でユーシーを抱き締めるジャンチェン。
家まで送ってくれたジャンチェンに「もう遅いし、気をつけて帰ってね」と言うユーシー。ジャンチェンは「君も早く休んで」と言う。互いに「おやすみ」と言って別れようとした時「何ですって?材料がない?雨漏りしてるのよ、どうやって寝ろと?」と言うユーシー母の声が聞こえてくる。急いでユーシー母のもとへと向かう2人。
電話を切ったユーシー母は、あちこちからの雨漏りに「しばらくホテル生活ね」とユーシーに話す。見兼ねたジャンチェンは「もしよければ、俺の家に泊まっては?」と言う。
ユーシーと母は言葉に甘えてジャンチェンの家に泊ることに。迷惑にならないか心配する母をよそに、何だか嬉しそうなユーシー。気づいた母は「何か隠してる?」と聞く。何でもない、とユーシーは答えるが、母はごまかされない。「教えなさい」と母に言われ、ユーシーは少し恥ずかしそうに笑顔で「実はね、社長と付き合うことに」と話す。今日の夜、彼が告白してくれて、私も…OKしたの、と。母はユーシーには何も言わなかったが、複雑な気持ちになる。
ユーシーをお風呂に入らせた母は、その間にジャンチェンと話す。
単刀直入に「ユーシーとのこと、さっき聞いたの。失礼だと分かってるけど、ユーシーの母親として聞かずにはいられないの。ルオハンの身代わりだと思ってない?」と言うユーシー母。ジャンチェンは「お気持ちはよく分かります。ですが僕の心の中ではユーシーは誰の身代わりでもありません」と答えるジャンチェン。双子とはいえ、2人はまったくの別人です、今は信じられないでしょうが、僕に彼女を幸せにするチャンスをください、と。
ユーシー母が「あの子は強そうに見えて、本当は泣き虫で心配させまいと…」と言いかけると「隠れて泣いてる。つらいときは綿菓子を食べる。大切な人のために全てを捧げ、自分を犠牲にする。自分のことより、いつも他人を優先する」と言うジャンチェン。ジャンチェンが娘を理解していると感じた母は「分かったわ。だけど、もしあの子につらい思いをさせたら、このワン大師が許さないわよ」と言う。「僕を信じてください。もし彼女を傷つけたら、自分を許しはしません」とジャンチェンは返す。
嬉しくて眠れないユーシーは外へ行く。ユーシーが池を前に座っているとジャンチェンが来る。隣に座わり「眠れない?」とユーシーに聞くジャンチェン。ユーシーはうなずき「あなたも?」と言う。「まさか私たちが付き合うことになるなんて」とユーシーが話すと「そうだな。信じられないよ」とジャンチェンも返す。少しすねたように「私が相手なのが、そんなに信じられない?」と言うユーシー。ジャンチェンはユーシーの手をにぎり「違うよ。俺が信じられないのは、ルオハン以外の女性を愛せたことだ」と言う。
天燈の願いをかなえてくれたユーシーにお礼を言うジャンチェン。ユーシーは「社長、ずっとそばにいるわ」とジャンチェンに言う。頬笑むジャンチェンだったが、すぐに眉間にしわをよせ「社長?」と聞き返す。ユーシーは笑いながら「名前で呼ぶのは恥ずかしい」と言い、ジャンチェンの肩にもたれる。
翌日。一緒に出勤したジャンチェンとユーシーに「仲がよろしいようで」とからかうウェイリエン。ジャンチェンには「奥様の家の屋根、修理させておいたぞ」とも言う。
ウェイリエンは施設の子のために、家からたくさんのマンガを持ってきていた。
ユーシーが段ボールからマンガを取り出していると、ユーアンから電話が。ユーシーがマンガの話をし、ユーアンが日曜に取りにくることになる。
ユーアンとの電話を切った時、ユーシーはデスクの上に積んだマンガを床に落としてしまう。そのマンガを拾っていたユーシーは、マンガに挟まっている写真に気づく。それはルオハンの誕生日を祝う写真だった。
写真の日付けと自分の誕生日が同じだと分かったユーシー。ふと、以前ジャンチェンが「君とルオハンが似ているのは偶然じゃない。不思議に思わないか?同じ顔をした赤の他人がいるなんて」と言っていたことを思い出す。そこにジャンチェンとウェイリエンが。2人はユーシーが見ている写真を見て顔色を変える。
「ルオハンと私は、まったく同じ日に生まれたの?」とユーシーはジャンチェンに聞く。ジャンチェンは「俺についてきて」とユーシーの手を取り歩き出す。
2人きりになれる場所へユーシーを連れて来たジャンチェン。「誕生日が同じで、見た目も瓜二つ。まさか…私とルオハンは本当に双子の姉妹なの?でも、母さんは“娘は一人だけ”と言ってた。だから…」と言いながら、ユーシーは母に双子の姉妹がいるか聞いた時のことを思い返す。「母さんは私にウソを?もう1人娘がいたのなら、なぜ彼女を手放したりしたの?」と言うユーシー。それまで黙っていたジャンチェンが「そうじゃない」と言う。ジャンチェンの表情を見て「私もルオハンも養子だったってこと?私は母さんの娘じゃないの?」と聞くユーシーに、ジャンチェンは「お母さんは君を娘だと思ってる」と話す。信じられない気持ちでユーシーは「でも実の子じゃない、そうなの?」言う。
ジャンチェンは「お母さんは、君を失うのが怖くて今まで黙ってたんだ」と説明する。でもいつか必ず打ち明ける気でいた、と。そんなジャンチェンに「知ってたの?」とユーシーが言う。大きくうなずくジャンチェン。
ユーシーが「一人で考えさせて」と言い、ジャンチェンはユーシーを気にしながらも、その場を離れる。
フェイフェイは、電話でユーアンに施設で会う約束をする。その時、この間あげた服を着てくるように言うフェイフェイ。
教会に来たフェイフェイもユーアンと同じ服を着ていた。子供から「ペアルックだね」と言われるフェイフェイとユーアン。まるで恋人同士みたいだと。フェイフェイはユーアンに同じ服を選んだのは2着で半額になったからだと言ってごまかす。
子供たちを連れ、ユーアンはたこ揚げに行く。フェイフェイも一緒に行くが、ユーアンが子供たちとばかりたこ揚げで遊び、つまらない。そんなフェイフェイに、たこ揚げを教えるとユーアンが言い、フェイフェイは機嫌がよくなる。
一緒にたこ揚げをしながら転んでしまったユーアンとフェイフェイ。ユーアンの上に転んだフェイフェイは、ユーアンをじっと見つめたあと、目をつぶってユーアンに近づいていく。しかし、それはフェイフェイの想像でしかなかった。
がっかりしたフェイフェイに、本当に声をかけてくるユーアン。そしてユーアンに教えてもらいながら、転んでしまったところまで、ほぼフェイフェイの想像していたとおりにる。しかしフェイフェイのひざにユーアンの足が下敷きになり、ユーアンは足を痛めてしまう。
ユーアンは病院へ行き、数日安静するように言われる。ケガが直るまで、私がそばで支えると言うフェイフェイ。
ユーシーとジャンチェンが家に帰ってくると、ユーシー母がキッチンで料理をしていた。ユーシーは黙って母に近づき、後ろから抱きつく。驚く母。ジャンチェンはホッとする。
「母さんが私の母親で本当によかった」と言うユーシー。訳が分からない母は「何か変な物でも食べた?」と言う。
夜。池の前で座りながらユーシーが小石を投げていると、ジャンチェンが来る。「真実を問うべきか、すごく悩んだわ。もし母さんが引き取ってくれなかったなら、私は今も独りで寂しい人生を送っているはず。家族の温かさを知らないままね。だから…母さんが隠したいなら、知らないフリを続けるわ」と話すユーシー。
ジャンチェンが何も言わずに横に座るとユーシーは「あなたは言ったわ。時には大切な人を思うがゆえの善意のウソも必要だって」と言う。善意のウソは相手を守れるかもしれない、だけど私は真実と向き合いたい、確かに真実は人の心を傷つけることだってある、でも怖くない、私を愛してくれてる人たちが、そばにいて力を与えてくれるもの、だから何が起こっても私に隠すことなく2人で共有すると約束してほしいと頼む。ジャンチェンは「分かった。隠し事はしない」と約束する。
2人で池に小石を投げたあと、ユーシーはジャンチェンに「社長は“池”にならないわよね」と聞く。ジャンチェンは以前自分が“恋愛とは2人で築くものだ。だから2人は対等の立場であるべきだ。ぶつかり合い、一緒に模索してゆく。片方が耐えるばかりの石ではいけないし、片方が石を飲み込むだけの池でもいけない”と言ったことを思い出す。「俺が池になるわけない。なぜなら
、俺は頑固な石だからね」と言うジャンチェン。ユーシーは笑い、ジャンチェンはユーシーの肩を抱き寄せる。
そんな2人の会話を、涙を流しながらユーシー母が聞いていた。なぜユーシーが背後から抱きつき“母さんが私の母親で本当によかった”と言ったのか分かったユーシー母。
ユーシーの寝顔を見ながら、バカな娘ね、ずっと黙ってた私を責めもしないなんて、なぜそんなにいい子なの、とつぶやくユーシー母。ユーシーの言っていた“母さんが隠したいなら、知らないフリを続けるわ”という言葉を思い返し「あなたがそう決めたのなら、私も知らないフリを。あなたはこれからもずっと私の娘よ」と言う。
足を痛めたユーアンは、休まず掃除をしていた。それを見たフェイフェイが「ケガ人なのよ、安静にしてて」と言う。数日はおとなしくすべきだと。
フェイフェイは階段にユーアンを座らせると、自分が掃除をしている間、ママが作ったスープを飲むように言う。「悪いよ、僕の仕事だ」と言うユーアンに「私たちの仲で遠慮は無用よ」と返すフェイフェイ。
“私たちの仲”と言われ嬉しいユーアンだったが、ハッとし真顔になる。
ジャンチェンにルオハンの墓まで連れてきてもらったユーシー。ユーシーが「2人きりで話をしてもいい?」と言い、ジャンチェンは離れる。
「実は少し緊張してるの」とユーシーはルオハンに話しかける。そしてお墓に触れながら、あなたの存在は人から聞いて知ったの、もう少し早く知ってれば、私たち出会って仲良くなれたかもしれない、ごめんなさい、来るのが遅くなったわ、とユーシーは涙を流す。
ーつづくー
ジャンチェンの気持ちをユーシーが受け入れてくれて良かったー。
と、思った矢先に、ユーシーが養子だとわかってしまって(0д0∥)
お母さんも本当にいい人。
このお母さんに育てられたから、ユーシーはいい子になったんだと思う。
事実を知っていたジャンチェンのことも攻めなかったものね…。
ユーシーとルオハンと会わせてあげたかったな(;△;)
でもルオハンが亡くならなければユーシーとジャンチェンは出会わなかったし、ユーシーがジャンチェンと付き合うこともなかったと思うと複雑…。
あぁぁ、あらすじが遅れちゃった(;_;)
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします


にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます