スキップ・ビート ～華麗的挑戦～ 第20話/最終話

【出演】
最上キョーコ　役…イーハン・チェン
敦賀蓮　役…シウォン(SUPER JUNIOR)
不破尚　役…ドンヘ(SUPER JUNIOR)
琴南奏江　役…ビアンカ・バイ


蓮は車の中で社長と話をしていた。何の話をしているかも気になるし、蓮がお昼を食べていないことも心配なキョーコは、車の近くでウロウロ。話をしていた社長はそんなキョーコに気づき「最上くん?」とつぶやく。

「おまえを待ってる」と社長が言うと驚いた顔をする蓮。その顔で社長は蓮の心をとかした相手がキョーコだと悟る。

車から出て来た蓮に「お昼ご飯が用意されてますよ」と言うキョーコ。お昼をキョーコも食べていないと分り、ため息をついた蓮は「行こう」と歩き出す。また急に冷たくなった、とキョーコは戸惑う。


"DARK MOON"の撮影がクランクアップ。
番組の予告編も放送され、新人女優のキョーコの演技にも注目が集まる。
キョーコにとっては撮影自体が夢のようで、蓮と一緒にまだ夢を見続けていたいと思っていた。

記者会見が行なわれ、また監督は父親に関係する質問をされる。父へのプレッシャーを克服した監督は「父は父であり、僕は僕なんです」と言う。父を越えるべく、自分の作品を撮っていくと。


"DARK MOON"の放送がキョーコは怖かった。だるまや夫婦と丸子と恐る恐る視聴したキョーコは、すぐにドラマに引き込まれていく。そして大将たちからも絶賛されるキョーコ。


"DARK MOON"は視聴率も良かった。しかし社長室に呼ばれた蓮は、嘉月役を演じ切れただけで満足だと言う。社長も"月籠り"の嘉月役だった保津周平を越えるために演じていたことは分っていた。「つまり父親を越えるため」と社長から言われ、驚く蓮。

社長室から出ると「緒方監督は自分の道を見つけた。おまえも父親のことをふっ切れ」と蓮に言う社長。そして歩いて来るキョーコを見た社長は「今、歩いてくる娘が、おまえの魔法を解く」と言う。
社長と一緒にいる蓮の顔を見て"この前も社長と話した後、あんな表情になってた"と心配になるキョーコ。励ましたいが、自分に何ができるのかキョーコは分らない。


蓮は父親を越えるために自分を厳しく律していた。それが心に深く刻まれ、心を閉ざすことに。移動する車の中で、隣に座っているキョーコを見ながら、社長の"今、歩いてくる娘が、おまの魔法を解く"という言葉を思い出し、蓮は微笑む。


主役でもないキョーコの写真が新聞に大きく載る。それを見た祥子は尚には絶対見せられないと思っていた。しかし、その見ていた新聞を尚に取られてしまう。祥子は気にしないように言うが、尚は不機嫌になる。

キョーコと蓮が局へ入ろうとした時、尚の姿を目にしたキョーコ。尚も気づき、じっと見つめられ、キョーコはどう反応すればいいか困ってしまう。しかし、気にしすぎだと思ったキョーコは、尚の横を黙って通り過ぎる。
冷静に尚を見る事ができ、心が楽になるキョーコ。もう尚を憎んでいないと感じる。

蓮と一緒にいたキョーコを見て、なぜか心が痛んだ尚。自分がキョーコを好きだったことに気づき"待ってろよ、敦賀蓮。俺は絶対におまえの地位を奪い取ってやる。そしてキョーコ。俺のこれからを目をそらさず見ていろ。その時がきたら、おまえに俺の本心を打ち明けて、あいつから奪い返す"と思う。


復讐のことばかり考えていたキョーコは、演技が本当に好きになったと蓮にお礼を言う。復讐ももういいと。
歩いて行く蓮の背中に向いながら"人間として大切な愛するっていう気持ちも、だんだんと取り戻せてきてるみたい"とキョーコは思う。


ドラマは順調だったが、キョーコの次のスケジュールは決まっていなかった。奏江から蓮の次の仕事が台東での撮影だと聞かされ、気がつくとキョーコは台東へ行く列車に乗っていた。

台東はキョーコと尚の故郷でもあった。そっと尚の実家の旅館を見るキョーコ。"変わってない。何もかも"と思う。穏やかな気持ちで振り返ることができ、改めて憎しみも、恨みも、悲しみもないと感じる。


キョーコはコーンと会った川へ。ふと見上げると、そこには蓮の姿が。その場所は初めてコーンを見た場所でもあった。蓮もキョーコに気づく。

里帰りだと話すキョーコ。蓮にまだ元気がないと思い、自分の大切なコーンを渡す。蓮が太陽にかざすと、色が変わるコーン。キョーコは色が変わったのは気持ちが軽くなる魔法だと言う。

キョーコはこの石をくれた男の子は妖精界の王子様だと話しだす。本人から聞いたと。そして父親は妖精の世界の王様で、母親は妖精の世界で一番美しい女王だと言う。昔、自分が話したことをこの歳まで信じていたことに驚く蓮。そしてつい笑ってしまう。キョーコはそれをバカにされたと思い怒り出す。

すねたキョーコに「バカにしてないよ」と声をかける蓮。
再びコーンの話を始めるキョーコ。コーンは何度か飛ぼうとしたが、高く飛ぼうとするたびに父親の大きな手にひっかかり、羽がもげ叩き落とされてしまうと話していたと言う。でもキョーコはコーンが大人になって元気にしていると信じていた。そして誰よりも美しい羽をもち、父親の手から抜け出して誰よりも高く飛んでいると。蓮は社長から言われた"おまえも父親をふっ切れ"と言われことを思いだす。

「そう思いません?」とキョーコが言うと「どうかな。世の中そんなに甘くない」と答える蓮。コーンは王様になるために生まれたのよ、トップになるだけの力を持っているんです!私は信じてます!とムキになって言い返すキョーコ。蓮はまた"今、歩いてくる娘が、おまえの魔法を解く"と言われたことを思い出す。

キョーコにコーンを返す蓮。「いらないの?」とキョーコに言われ「もっと確かな魔法を手に入れたから」と蓮は答える。"新しい魔法をかけるのは君だ"と蓮は心の中で思う。蓮からコーンを受け取ると、キョーコは蓮に羽があるように見える。「俺の魔法は君だよ」と蓮は言いキョーコにキスをする。しかし、キスはキョーコの想像だった。

蓮は「君は俺の最高のライバルだ。一緒に頑張ろう」と言う。今よりもっと高みを目指そうと。最高のライバルだと言ってもらえたキョーコは、心が憎しみで染まらないようにしてくれた蓮に、心の中で"ありがとう"と言う。


キョーコは養成所にある舞台でこれまでのことを思い返す。そこに椹主任が。早くラブミー部の制服に着替えるように言う椹主任。デビューしたキョーコはまだラブミー部だと言われ驚く。


ラブミー部の制服に着替え屋上へ行ったキョーコは「世界一の女優になってやる!そして愛する心は忘れない!」と決意する。


ーおわりー


終わってしまいましたー。
すごく面白かったので寂しい(；_；)
結局、蓮と尚のどちらとも結ばれなかったけど、でも私はあまりモヤモヤはないです。キョーコの気持ちも蓮に向いてて、蓮もキョーコが気になっているから。
あと尚もキョーコが好きだと気づいたし(*≧ω≦*)
あのまま尚がキョーコのよさに気づかなかったら嫌だったかも。

すっかり忘れそうになっていた"だるまや夫婦のコスプレ"だけど、1回だけでしたね(*≧ω≦*)
最終回にだるまや夫婦の他に丸子も出てきてくれてすごく嬉しかったです!!
丸子もいい人だったものね♪

社長室に変なスタンドなかった!?
マジメな話しをしようとしているのに、このふざけた雰囲気!!
最高o(≧∇≦o)(o≧∇≦)o

キョーコが社を突き飛ばした所も面白かったなぁ。キョーコ、メチャクチャ照れちゃって、かわいい～(*´艸`*)

最後までありがとうございました。


ところで…ドラマとまったく関係ないのですが、キョーコ役のイーハン・チェンは1982年11月12日生まれで今30歳。このドラマの時は28くらい。見えん(￣ω￣;)
蓮役のシウォンは1987年2月10日生まれで、尚役のドンへは1986年10月15日だから、実際の歳はイーハンのほうが年上なの。シウォンとドンへは同じ学年だけど、ドンへのほうが少しお兄さん。見た目とちがーーーーう(;´д｀)ノ


そして、原作コミックスの試し読みがこちらでできます。
スキップ・ビート
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