現実世界のウェイウェイが、ゲームの世界では廬葦微微(ろいびび)。
現実世界のシャオ・ナイが、ゲームの世界では一笑奈何(いっしょうないか)。
※漢字の名前の時は、ほぼゲームの世界です。
バンシャンたちの会話を耳にしたシャオ・ナイ母が「義姉さん?」と聞く。そこに先生を連れたヨンホウが戻ってくる。
病室を出たシャオ・ナイ母は「“義姉さん”って恋人のことかしら?」と夫のシャオ教授に聞く。シャオ教授は「違うだろう。女の子と遊びに行ったことさえない子だぞ。恋人など考えられん。結婚は40歳を過ぎてからだろうな」と返す。「私だってそう思っていたけれど、兄弟同然の親友が“義姉さん”て呼んでいるのよ」と言うシャオ・ナイ母。シャオ教授は「ゲームで使う名前だろう。そういえば以前、文学部の教授が話していたよ。奇抜なペンネームの作家が増えていると。さっきは“義姉さん”と聞こえただけで“ネイサン”や“寧三”というニックネームかもしれん」と話す。シャオ・ナイ母は「そうね」と納得する。
脳震とうに効く魚の頭のスープを注文するバンシャン。他に青菜炒め、ご飯、レバー炒め、卵とトマトの炒め物、きゅうりの冷菜も追加すると「肉はどうした?」とヨンホウが聞く。気まずそうに「金がない。治療費は俺が全額負担しなくちゃ」とバンシャンが答える。「保険でまかなえるはずだ」と言うハオ・メイ。「そうだよ、心配するな」とヨンホウも言い、バンシャンはさらにスペアリブも買うことに。
病院の前まで戻ってくると、バンシャンは「今日から俺は、一生、三男に尽くすと決めた。事故の時、死を覚悟した。ところが衝突の寸前、あいつはどうしたと思う?反射的に俺をかばったんだ」と泣きながらヨンホウとハオ・メイに話す。俺なんかよりずっと優秀なあいつが俺の犠牲になるなんておかしな話だ、今回の事故で俺は確信したんだ、あいつは頭脳も人格も最高の男だ、到底かなわない、かつてはライバルだと思ってたこともある、でも認めざるを得ない、完敗だよ、行動で示したんだ、あいつにとって俺の命は自分と同等の価値があるのだと、ずっと考えてたんだ、もしも運悪くトラックと衝突してたらどうなってたのか、と。
ヨンホウが「よそう」と言うが「若き天才が俺のせいで死ぬところだった」と続けるバンシャン。「軽傷だったんだ。あまり自分を責めるな」とヨンホウは慰める。それでもバンシャンは「いいや、あいつは自分の命を顧みず、俺を助けてくれた。軽傷でも関係ない。ここに誓うよ、俺は一生、あいつに従う。地獄へだってついていく覚悟だ」と言う。「お前の気持ちはよく分かった。でも勘違いするな、三男と一緒なら地獄に落ちることはない。人生が開ける」とバンシャンの肩に手を置きながら言うハオ・メイ。ヨンホウが同調すると、ハオ・メイは「それに分かっていると思うが、いくら三男に惚れても妻にはなれないぞ」と笑いを誘う。
ゲームをしていたアルシーが、ウェイウェイに助けを求める。しかし交代したウェイウェイは負けてしまう。
ウェイウェイは「ゲームの中で友達はできた?」と聞く。アルシーは少し考えてから「友達?できたわ」と言う。「その人と会いたくない?」と言うウェイウェイ。アルシーは「別に…会ってどうするの?」と答える。ウェイウェイは「じゃ、突然その友達が何も言わず消えちゃったら?毎日、ゲームを一緒に楽しんできたのに、突然、連絡が取れなくなったらどうする?どこの誰だか分からないまま離れ離れに。街ですれ違っても気づかない」と言う。
「毎日、誰かが初めて誰かがやめていくものでしょ。所詮はゲームの中の友達だもの、仕方ないわ」と言うアルシー。ウェイウェイは「そうね。分かってたはずなのに、どうかしてた」と言う。そして“でも、なぜか切ないの”と思うウェイウェイ。アルシーが「どうしたの?」と聞く。ウェイウェイは「図書館に行く」と言って部屋を出て行く。
図書館で優勝した時の動画を見ながら“黙ってやめていくプレーヤーは多い。一笑奈何、あなたもそうなの?この動画が、あなたと私の唯一の思い出になるのかしら。急用で対抗戦に出られなかった、それだけかもしれない。ゲームだってやめてないかもしれないわ。なぜ確かめないの?”と思いウェイウェイは涙が溢れてくる。パソコンを閉じ“なぜこんなに考えてしまうの?これじゃ、まるで…彼に恋したみたい”と思うウェイウェイ。
病院のベッドにいるシャオ・ナイがゲームを始める。「微微は8時3分まで待ってたけど、あなたが来ないからログアウトしたわ。それ以来、ずっとログインしてないみたいよ」と奈何に話す妮妮。奈何がお礼を言うと、妮妮が「あの日、なぜ来なかったの?微微は開始直前まで来ると信じてた」と言う。「先に微微に説明したい」と返す奈何。
PCに侵入して優勝した時の動画を微微が見ている知ったシャオ・ナイは、ハオ・メイに「微微がログインしたらアラートが出る設定にしてくれ」と頼む。
ずっと動画ばかり見て、ゲームをする気になれないウェイウェイ。
シャオ・ナイはそんな微微を知り、くすりと笑うと「何度も俺たちの動画を見てた」とつぶやく。
ツァオ・グァンは元気のないウェイウェイを見かける。声をかけようとするが、行ってしまうウェイウェイ。
アルシーのために隣の席を取っておいたツァオ・グァン。遅れてきたアルシーがその席に座るが、椅子が壊れてケガをしてしまう。
医務室へ行く途中「わざとでしょ」と言うアルシー。違うよ、と返したツァオ・グァンに「下心があるわね?私のために席を取ってくれるなんて」とアルシーが言う。正直に言いなさいと。ツァオ・グァンは「分かったよ、白状する。ウェイウェイと友達だろ?」と言う。
「ウェイウェイ?ルームメートよ」と答えたアルシーは、自分に行動を監視させ、ネットで拡散するつもりでは?と思ってしまう。ツァオ・グァンは「あの件は誤解だったと彼女には謝罪した。じつを言うと、ウェイウェイのことが…」と言う。すぐにツァオ・グァンがウェイウェイを好きになったのだと分かるアルシー。「おめでたいわね」と殴ろうとしたアルシーはケガが痛み「介抱するのは、あなたの義務よ」と言う。
医務室を出た後、責任を感じたツァオ・グァンは「望みがあるなら言って」と言う。「食べ物の配達ね」と言うアルシー。しばらくは毎食届けてよ、と。ツァオ・グァンは「じゃ、君のケガが治るまで、毎日3食きちんと届けるよ」と約束する。
翌朝、ツァオ・グァンは約束通りアルシーに朝食を届ける。「2人分、買ってある」とツァオ・グァンが言うと「朝はいつも2人分食べるの」とワザと言うアルシー。ツァオ・グァンがあきれ「1つは私、もう1つはウェイウェイの分でしょう?」とアルシーが言う。
ツァオ・グァンはウェイウェイが落ち込んでいるのか聞く。「なぜ、それを?」とアルシーが返すと、ツァオ・グァンは「寂しそうに見えた。理由を知ってる?」と言う。
「もちろん。でも教えない、プライベートなことだもの」と言うアルシー。ツァオ・グァンは「協力してくれなくても彼女のことは諦めない」と言う。
元気のない歓天喜地(アルシー)に微光(ツァオ・グァン)が「師匠、どうかしたの?よかったら話してみてよ」と言う。「何だか恋人が欲しくなっただけ。でもどうせ誰も好きになってくれない」と答える歓天喜地。ツァオ・グァンは「みんな君を誤解してるからだよ。俺もその1人だった」とつぶやき、歓天喜地をホタルの舞う場所へ連れていく。「とてもきれい」と喜ぶ歓天喜地に、微光はさらに打ち上げ花火を見せる。
雰囲気にひたっていた歓天喜地は、我に返り「急にロマンチストになったのね。本命の女の子に試す前の予行練習ってわけ?」と聞く。「師匠だって女の子だろ?もうすぐ師匠を追い抜くから、師弟関係を解消したい」と言う微光。歓天喜地が「師匠を裏切るつもり?なんて恩知らずなの」と返すと、微光は「違うよウェイ…歓天喜地、僕の伴侶になってくれませんか?」と言う。「告白されたの?」と喜んだアルシーは、自分を落ち着かせ「えっと…喜んで」と答える。相手がウェイウェイだと思っているツァオ・グァンも喜ぶ。
図書館。動画を見ながら“好きになったのならログインして一笑奈何に告白すればいい。独身同士、遠慮は無用。頭では分かってるのに、なぜかできない。私、どうかしちゃったみたい。恋をすると臆病になる、と言うけど、本当だったのね”と思うウェイウェイ。
ゲームは英検が終わってから、とウェイウェイは勉強を始める。
部屋の電話に風騰(フォントン)グループ“倩女幽魂”の運営部からウェイウェイに電話がかかってくる。動画コンテストで優勝したウェイウェイに「あなたの作品から着想を得た、略奪機能を結婚システムに追加予定です。つきましては宣伝に使用したいので権利をお買い取りさせていただきたく」と言う風騰。ウェイウェイが、友人との共同制作のため許可をもらわないといけない、返事を少し待ってほしいと頼み、回答は週明けということになる。
急に元気になったウェイウェイはゲームを始める。すぐに「微微、来てくれ」と言う奈何のメッセージが。胸が高鳴るウェイウェイ。
愚公も「義姉さん、どこにいるの?謝りたいことがあるんだ」と微微に言う。夫婦対抗戦の日、俺が交通事故を起こし、三男が脳震とうで丸1日意識不明だったと。驚いた微微はすぐに奈何に会いに行く。
待っていた奈何の背中に向い「ゲームしてていいの?」と微微が聞く。振り返った奈何は「もう大丈夫」と答える。「でもゲームは疲れるでしょ」と言う微微。奈何は「ログインしてみただけだ」と言う。微微は「そのわりに、すぐチャットが来たわ」と返す。
「脳震とうですって?また痛む?」と微微が心配する。奈何は首を横に振り「約束を破って、すまなかった」と謝る。微微は「いいのよ、たいしたことじゃないわ」と言う。
ウェイウェイは“まさか、この数日間、ずっと私を待ってたの?あなたがいないと悲しくなるから、ログインしてなかったのよ”と思いながら「英検があるから、ゲームは中断してたの」と話す。「知ってる」と奈何が言い、ウェイウェイは“私の気持ちなんて知らないくせに”と思う。
「風騰から電話があったわ。動画の権利を買いたいんですって」と伝える微微。奈何は「厄介だな」と言う。微微が「そう?」と聞くと「ああ、だから…会って話そう」と言う奈何。はっとしたウェイウェイは、奈何の書いた電話番号を慌てて書き留める。「私、携帯を盗まれちゃって」と話す微微に、奈何は「俺の番号が分かってればいい」と言う。「待ち合わせの場所はどこに?帝都在住?私は慶大よ」と微微が聞く。奈何は「俺も帝都だ。慶大で会おう。いつにする?」と答える。
「明日の11時半以降なら」と微微が返事をすると、奈何が「じゃあ12時に慶大の東門で」と言う。「11時35分で。早いほうがいいわ」と言って“つい本音が出ちゃった。30分も待てないなんて、せっかちすぎ”と恥ずかしくなる微微。微微は急いで「じゃ、明日ね。これから出かけるの。バイバイ」と言ってゲームをやめる。頬笑むシャオ・ナイ。
自分の持っている服を見たウェイウェイは、ルームメートの3人と一緒に服を買いに行く。試着を待っている間「ウェイウェイが服を買いたいと言い出すなんて驚き」とアルシーが言う。
「これ、どうかしら?」と言ってウェイウェイが試着した服を皆に見せる。いつもとまったく違うウェイウェイの姿にルームメートたちは驚く。
ーつづくー
バンシャンがすごくいい子で(*´ー`*)
泣きながら一生懸命話す姿に私もうるうる。
慰めるヨンホウもいい子だし。
そして末っ子気質(?)なハオ・メイが大好きっ(*´ー`*人)
ツァオ・グァンがウェイウェイだと誤解しているのは切ないけど、でもアルシーとのやりとりは面白くて好き。
奈何が「会って話そう」だって!!!
きゃあ(*´艸`*)
シャオ教授が「結婚は40歳を過ぎてからだろうな」って言ってたけど、いやいやいやいやいや!!!
好きな人ができたら積極的!!
うわぁぁぁ、うわぁぁぁぁ、2人がどうやって、どんな顔で会うのか楽しみ。
早く続きが見たいぃぃぃぃぃぃ。
ウェイウェイ、あの服でシャオ・ナイと会うのかな?
シャオ・ナイもあの姿を見たらビックリしちゃいそう!
↓ポチッと押していただけると嬉しいな。
よろしくお願いします
にほんブログ村
いつもポチッをありがとうございます(*´ー`*)
いい仲間を持ったなと感じる瞬間です。
そんなバンシャンのそばにいる友人2人も良かった
ですよね(*´ー`*人)
この4人が出会えて良かったです♪
コメント有り難うございました!!