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中国時代劇「後宮の涙」第40話 あらすじ

2014年02月28日 23時32分37秒 | 後宮の涙(中)

杜司儀の元へ春ものの衣を届ける陸貞。陸貞の晴れやかな顔に「ついこの前まで漂わせていた辛気くささはどこへ消えたのだ?」と杜司儀は言う。陸貞は杜司儀の側まで行き、耳もとで「実は長広王殿下は碧と何もなかったのです」と嬉しそうに伝える。

杜司儀に持ってきた春ものは麻の衣ばかりだった。倹約しているのではなく、昨年より錦が司衣司に十分入らないと陸貞は話す。陛下や貴妃の分を作るだけでせいいっぱいだと。「ならば商売上手のそなたが何ゆえ知恵をしぼらぬのだ。養蚕を手がけ、うまく軌道に乗せれば、来春には我々も錦の衣が着られるやもしれぬぞ」と杜司儀は言う。


陸貞は養蚕を始める。その様子を見た琉璃は、藁蔟のめが詰まり過ぎている、蚕のエサとなる桑の葉もこれとは違うと言う。


名医に診てもらった沈碧は、湛の前でひざまずき「何もかも皇太后の指示だったのです」と涙を流す。そして高湛の手に自分の手を置きながら、見逃してくれるなら私が皇太后の罪を暴くと言う。「取り引きをすれば許されると思っているのか」と言うと高湛は碧の手を振り払う。

「婁氏の手先と知りつつ今まで君をかばってきたのは、君が命の恩人だったゆえだ。なれど今までの言葉を聞いて、わずかに残っていた情さえもどこかへ消え失せた。何も感じぬ。あるのは軽蔑だけだ」と言い放つ湛。そして「君は私だけでなく、私の愛する女子をも傷つけたのだ」と言うと湛は部屋を出て行ってしまう。泣き崩れる碧。


湛は朝儀の場で上奏し「沈碧の罪を明らかに致します。この者は大胆不敵にも皇太弟の子を宿したと偽りました」と告発する。偽りだったという証しとして沈碧が朝儀の場に入って来る。
自分が大罪を犯したと話す沈碧。「されどある方の命に従っただけなのです」と沈碧は婁尚侍(青薔)の名名を上げる。「婁尚侍…婁尚侍一人の仕業か」とつぶやく演。
演は婁尚侍を呼ぶよう命じる。


蚕に与える桑の葉が足りなくなり、貞は途方に暮れる。そんな貞に、糸は真っ白ではないし太さも髪の毛ほどになるが、野生なら桑だけでなく柏の葉も食べると言う琉璃。それで構わないと貞が喜んでいるところに、沈碧の自白で青薔が捕らえられたと玲瓏が知らせに来る。


青薔は私にはそんな大それた事はできない、総て皇太后の指示だと演に訴える。こに皇太后の言葉を伝えに臘梅がくる。ほっとする青薔。しかし臘梅が「婁青薔は不遜にも配下と共謀し皇太弟を陥れようとした。どうか私に構わず厳正なる処分を」と言い、青薔の青ざめる。「叔母上のためにした事なのに。皇太后のためにしたことで」と動揺する青薔。婁一族のよしみで許してほしいと演に懇願するが、演は許さず「打ち首だ」と言い渡す。


青薔は憎いが「それでもやはり…」と塞ぎ込む貞。湛は「青薔は報いを受けたのだ。今、情けをかければ、のちに己が苦しむ事になる」と元気づける。

湛は官籍が出来次第、婚礼を挙げてもいいと演に言われた話を貞にする。しかし腹心を死に追いやった自分を婁昭君は恨んでいる、必ず反撃をしてくるはず「ゆえに油断してはならぬ。しばしの間は婁氏の動きに気を付けろ」と言う湛。貞はうなずく。
碧がどうなったか聞く貞に、演は碧は死罪は免じられ、皇室の農園での苦役を課せられることになったと話す。


尚侍様が気の毒だと、婁昭君の前で涙を流す臘梅。それだけではなく、内侍局の者が貴妃の命として、これより皇太后陛下への朝拝は無用、普段の拝謁も禁じると言っていたのを聞いたと。「高湛。蕭喚雲。よいか今に見ておれ」と婁昭君は怒りに震える。


玲瓏が婁昭君に呼ばれる。司計司の帳簿に細工したことで玲瓏を脅し、頼みを一つ聞いてほしいと言う婁昭君。やりたくない玲瓏だったが、断り切れない。


玲瓏は褒美として使う宝物を蕭喚雲に届ける。


婁昭君は氷風呂を用意させ、その中へ自ら入る。寒さに耐え、入りつづけた皇太后は病に。
高熱にうなされているのを私もこの目で見たと貞は湛に話す。湛は婁昭君が陛下に軟禁を解かせるためにした苦肉の計だと気づく。


演は婁昭君を診た侍医から、婁昭君が馬銭の毒にあたったのではないかと報告される。
許さぬ、と思った演は、宮中を捜索させることに。


丹娘は大勢の人が来て司衣司をひっくり返していると玲瓏のところへ逃げてくる。「大丈夫よ。何も出て来るわけないわ」と言う玲瓏。「そんなの当たり前よ」と言った丹娘は、どうやら狙われているのは長広王殿下らしいと話す。殿下のところで毒薬を見つけて、皇太后の毒殺を謀ったことにしたいらしいと。しかし丹娘はきちんと手は打ってあり、どこをどう探しても絶対、毒など出て来ないと言う。

玲瓏は急いで湛のところへ行き、罪を犯したことを打ち明ける。
初めは妬みと不満からだったが、そののちは沈碧と青薔に脅されて泥沼にはまってしまったと言う玲瓏。しかし後ろめたさが募り、事が大きくなって恐くなったと。

皇太后は湛だけでなく、蕭喚雲も陥れるつもりで、ある物を貴妃殿下の宝物庫の中へ忍ばせいると玲瓏は話す。その"ある物"とは皇后之宝と刻まれた金印と呪符だった。貴妃が皇后になりたいがため、胸中で呪術を使い、その上、印まで彫ったと見せかけるつもりだと玲瓏は言う。

定情珠が見つかれば湛が皇太后を狙ったことに、それが見つからなくても含光殿で金印を見つければ貴妃を陥れることができる。抜け目のない策だと思う湛。


含光殿で皇后之宝と刻まれた金印を確かめる湛と蕭喚雲。湛は自分の考えた策を蕭喚雲に伝える。


司正司が含光殿に来る。宝物の箱を開けると、箱の中からまばゆい光が。蕭喚雲の止める声も聞かず、司正司から来た皇太后の手の者が印を取り出す。しかし、それは皇后之宝と刻まれた金印ではなかった。郁皇后の私的な印で、形見に頂いたと話す蕭喚雲。「それでもまだ疑うならはっきりと申せ」と蕭喚雲が言ったその時、金色の光と共に鳳凰が含光殿の中を飛ぶ。その鳳凰と金色の光は陸貞と湛が用意したものだった。


母・婁昭君の企みを知り、演は愕然とする。「薄々気づいてはいたが、あえて目を反らしてきた。母と弟、どちらかを捨てることになるゆえだ」と言う演。もう情けはかけられないと思った演は、婁昭君のところへ罪を問いに行こうとする。しかし湛は逃げ道を必ず用意しているはずだと止め、貞は皇太后の病が重く治療法もないなら最善の策は厄払い、それは皇后冊立だと案を出す。昨夜、鳳凰も現れたと。


蕭喚雲が皇后に冊立される。「共に国を築いていこう」と蕭喚雲に言う演。蕭喚雲はうなずく。


皇太后に針を打ち全身を動かなくさせた後、湛は「体調優れぬ皇太后を案じ、厄払いに陛下が蕭貴妃を皇后に冊立しました」と告げる。「なんだと…」と皇后は言うが、さらに湛が針を打たせると言葉も発せられなくなる。「皇太后は大病のため、喉が弱まり口がきけないのです。手足の脱力もしかり。されどご安心を。温泉宮で静養できるようただちに手配いたします」と言う湛。演は「母上、お許しください。親不孝な息子を」と言い目をつぶる。


死罪は免れても体の自由を奪われ辺境に送られる、気位の高い皇太后にとっては、どんな罰より重くてつらい罰だと陸貞は高湛に話す。

玲瓏が突然、辞めてしまい、貞はおかしいと思っていた。湛は捜索の際に私物から男の子との誓いの品が見つかり、玲瓏は己を恥じて宮中を出る事になったと説明する。


演と蕭喚雲は馬車に乗った婁昭君を見送る。つらい演は「朕にはもう、そなたしかおらぬ」と蕭喚雲に言う。蕭喚雲は頬笑むと「いいえ違う。私だけでなく、この子もいる」とお腹を見る。喜ぶ演。


10日後。陸貞は陸尚書の養女となる。湛と陸貞は勅命を出してもらおうと、演の元へと向かう。

昭陽殿に湛と陸貞が入ると、急いで駆け寄り「ちょうどいいところに来た。国境が一大事だ」と湛に言う演。魏の十万もの大軍に襲われ、莞西六鎮が奪われたという知らせが来たと。

湛は出兵することになる。行く前に婚約をしたいと貞は言う。「あなたを堂々と見送りたい。あなたを堂々と愛していると言いたいの」と言う貞。湛は貞を引寄せ口づけをする。そして戦から帰るたび夫を亡くした女子を大勢見て来た湛は、愛しているゆえ急いで婚約するわけにはいかないと言う。泣きながら、無事に帰ってきて、と言う貞。


戦へ向かう湛を涙を流しながら陸貞は見送る。喚雲は貞の涙を拭きながら「大丈夫よ。必ず無事に帰ってくる」と言う。


貞は育てていた蚕で作った錦を演と喚雲に見せる。皇后陛下に見て頂き、よければ増産したいと話す貞。平素着るものとしてはこれで十分、すすめるようにと喚雲は言う。
演は今までは糸を他国から購入するしかなかったが、この野蚕の糸があればもう案ずることはない、この錦を国中に広めてみたらどうかと提案する。よい交易品にもなると貞は喜ぶ。"野蚕錦"では響きが悪いため、演は"陸錦"と呼ぶ事に決める。


演は喚雲に、生まれて来る子は皇子より湛のためにも公主がいいと話す。公主であれば、のちのち世継ぎの座をめぐって面倒が起きる事もないと。そして湛になら安心してこの国を託すことが出来る、私が死んでも、私の思いを受け、そなたと子供を必ず守ってくれるはずだと言う。


ーつづくー


とうとう青薔がヾ(・ω・`;)ノ
そして、沈碧も玲瓏も婁昭君も宮中からいなくなってしまいました。

玲瓏がちゃんと湛に話てくれてよかったです(;△;)
話てくれなかったら大変なことになっていたと思う。
でも、あの鳳凰はどういう仕掛けだったのかな?
その種明かしをしてほしかったなぁ。

丹娘と元禄が仲良し(*´ω`*)
相変わらず丹娘がびしばしやっていたのが微笑ましかったです。

・・・でも、せっかく平和な日が来たのに湛が出兵(;_;)
せめて婚約だけでもと思う陸貞の気持ちも分かるし、万が一のことを考えて婚約は出来ないという湛の気持ちも分かる。
とにかく早く元気で戻ってきてほしい!!

最後の演の言葉も気になります。
花びらも舞って、とっても綺麗だったけど…。



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2 コメント

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トカゲの尻尾切り (time)
2014-03-01 01:08:05
婁昭君は流石ですね、
姪まで切り捨てることができるとは。。。
でも、最後は、自分の息子にも見捨てられ、、、
過ぎたるは及ばざるがごとしでした。

喚雲は立場が変わりましたね。
演ののろけっぷりはスゴイ。
大きくもないのに、お腹に手と耳を当ててw
幸せが炸裂していますよね。
ラストの花びらが舞うシーンも
新たなステージに立った二人を祝福しているようでした。

そうそう、琉璃もいい仕事をしていますね。
玲瓏が去った今、新たな支えができて
少し安心しました。
返信する
おはようございます~ (Apple)
2014-03-01 08:18:20
蚕~私も子供達も育てた事があるな~って(≧∇≦)

琉璃がナイス!!このために!?田舎の子(失礼かな~ごめんなさい)みたいな役だったのかな~
いい子!玲瓏の代わりに陸貞を支えて欲しいですね~
玲瓏の事は陸貞に内緒にしたのは、理解できるな!時間がたってお話出きたら尚更いいな~

丹娘が元禄にはたき?鞭?で追いたてるのが可笑しかった~

演と簫喚雲もよかった~子供~よかった(o^^o)
でも、言葉が気になりましたね!

皇太后ーーーーー凄い!体張ってる!
演も辛いけれど…仕方がないよね!演は母に似ないで…(^_^;)よかった
予告編ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー??????ぎゃーかな?

鳳凰もよかったし、花びらシーンもよかった(#^.^#)

どうなるんだろうね?
湛、無事だよね~どちらの気持ちも理解できますね~

碧はあれでいいの?刑が軽過ぎる?はくじょうしたから?湛を好きだったから?
とかって考えたけれど、陸貞優しいから納得なのかな~

土日が長いな~
うささん、ありがとうございます~
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