パスタ ～恋ができるまで～(10話)

点滴をしながら
手を握っちゃったヒョヌク
横に寝ていたユギョンが
ヒョヌクの顔を見ると
ヒョヌクが笑っているから
ちょっとユギョンも顔がゆるんじゃう
握った手を離したヒョヌクは
不細工な手だな
コックは皆
手が格好悪い
と言います
あからさまにユギョンが
ヒョヌクを気にしてるから
みんなに知られるのが怖くないのかって
ヒョヌクが聞くと
ユギョンは
みんな気づきません
て答えます
シェフは怖いのかって
逆にユギョンから聞かれたヒョヌクは
職場ではえこひいきせず
みんなを同じように愛さないと
と答えるんだけど
それを聞いたユギョン
できません
て言うからおかしい
堂々と言うから
ヒョヌクもあきれちゃいます
えこひいきとは
学校の先生が
1人の生徒を可愛がることだ
生徒は先生を可愛がれない
って
そんな話しをしていると
ユギョンは
自分の点滴が終わっていることに気づきます
看護婦が来ないと
起き上がると

どこに行く
ほっとけ
時間になったら来る

なんてヒョヌクが言うから
ユギョンは
生徒と
一緒にいたい?先生
と聞くからまたまたおかしい
ユギョンは明かりを消すと
病室から出て行きます

病室から出たユギョンが
座りながら
不細工な手だって言われた事を
思い出して笑っていると
キム・サンがやってきます
隣に座ったキム・サンに
セヨンとは友達なのか
恋人なのか聞きます
キム・サンは
恋人だったが
今は友達
と答えます
どうして友達になったのか聞くと
セヨンには好きな男がって言うから
納得するユギョン
そしてキム・サンは
ユギョンの肩にもたれるようにしながら
オレには好きな女が
と言います
さらに納得のユギョンだけど
その意味はよく分かってないみたい
好きな男って?
と聞くけどキム・サンは
オレの知らない人
と知らないフリをします
だから今度は
好きな女って?
って聞くんだけど
これも答えない
彼女も社長が好き?
なんて
ちょっと罪作りな事を聞いちゃいます
それでキム・サンが片想してると
知ったユギョンは
自分と同じだって言うから
キム・サンは
片想いする者同士
時々いたわり同情し合おう
って
でも
ユギョンは全然ノリ気じゃなくて…
そんな話しをしていると
ヒョヌクが点滴持ったまま
やってきます
ユギョンを挟むように
ヒョヌクも座ると
社長は従業員がケガすると
夜まで付き添うんですね
なんて嫌みを言いつつ
全職員にではなく
そうするのは
ユギョンだけじゃないのかって聞くと
キム・サンは

そうです

と認めちゃう
それはどうしてか聞くヒョヌクに
ユギョンはキム・サンが
客として来ていた時から
親切な従業員で
そんな従業員が
可愛いから
だって答えて…
そんな話しのあと
キム・サンは
セヨンと和解しろと
ヒョヌクに言います

ヒョヌクはユギョンに
誰かがオレより
コックたちに優しくするのも
いじめるのも嫌だ
と言います
そして
オレが誰よりも優しくするし
誰よりもいじめる
だって
もうヒョヌクぅぅぅ
そんな事言われた
ユギョンはやけちゃう
それを見て
もっといじめるぞ
ってヒョヌクは言うけど
もう言われたって怖くない
どう優しくするの?
と笑顔で聞くユギョンに
好きな単語しか耳に入らないのか?
といじめるって言った事を無視するユギョンに
ヒョヌクは言うけど
社長より
優しくしてくれるんでしょ?
とユギョンの方がうわて
社長に勝つのは大変よ
とまでヒョヌクは言われちゃう
シェフには似合わないと言われたヒョヌク
何だと?
見てろよ
と言うと
ユギョンのバッグ奪うようにとっちゃうと
来い
と言って歩き出します
素直に優しくできないヒョヌクが
可愛い

今夜から
鶏肉のブロードを使うから
パスタとリゾット用に
足りない分を
夜の営業時間までに作れと
イタリア組3人にセヨンは言います
当然3人は突然言われても困ると
文句を言うけど
セヨンも絶対折れない
説得力のない理由で
新しいブロードは作れない
と言うジフンの言葉に
セヨンは残っていたブロードを
全部捨てちゃいます
それで
作る理由ができたでしょって……
怒ったイタリア組
ブロードが切れたので
今日は閉店ですね
と次から次へと帰っちゃいます
困ったユギョンは
急いでシェフのところへ
話を聞いたヒョヌクは
すぐにドクに電話をかけます
営業時間までに戻らないと
死ぬぞ
と言うヒョヌク
それを聞いていたユギョンは
慌てて駐車場へ
駐車場にユギョンが来ると
3人組は車で帰ろうとしていて…
焦って止めるユギョンを
パスタ担当がいなくなれば
セヨンが困るからと
3人組は車に乗せちゃいます
そして怒ったセヨンも
ヒョヌクのところへ来ます
自分からは辞めない
と言うセヨンに
ヒョヌクは
だったら突破しろ
と言います
自信がないなら
調理場から出て行けって
自分でどうにかしろって
ことだよね

調理場に来たヒョヌク
ユギョンもイタリア組と
一緒に行っちゃったと知って
驚きます

イタリア組と一緒のユギョンは
ヒョヌクから電話が来て
何してるって怒鳴られちゃいます
オレと一緒に
仕事できなくなるぞ
って
しかも
3人を連れた帰らないと
昨日の言葉は取り消すからな
とまで言われちゃう
ユギョンからしたら
反抗するつもりもないのに
勝手に連れて来られて
3人を連れて帰れとまで叱られちゃって
もう泣きそう

元社長のジュンソクは
ここぞとばかりに
ヒョヌクが辞めさせた
女性3人の従業員を呼び出します

調理場では人手が足りなくて
ヒョヌクもセヨンの横で料理を始めます
ヒョヌクの料理する姿は
やっぱり格好良い

ヒジュから
自分達が店に向かっていると聞いたユギョン
その事をイタリア組に伝えます
イタリア組だって
ちょっと反抗して困らせたかっただけ
それを聞いて急いでお店に戻ります
辞めさせられた女性3人組と
イタリア3人組＋ユギョン
同時に調理場に入ってきます
そして
ヒョヌクが選んだのは
辞めさせた女性3人組の方でした
イタリア3人組とユギョンには
調理場から出て行けと言います
明日から来るな
荷物をまとめ
イタリアに帰れ
って…
イタリア組とユギョンは
肩をガックリ落として
調理場から追い出されるように
出て行くしかありませんでした…

イタリア組は帰らず
車の中に
ユギョンはお店の前にいました
お店から出て来たヒョヌクに
謝ったあと
私たちはどうなる?
と聞くユギョンに
お前が決めろ
とヒョヌクは言います
もっと怖いと思うユギョン
また泣きそうな顔に…
ヒョヌクは
自分も一度早退したから
1ヶ月間イタリア組とは
調理場とトイレ掃除を一緒にすると言います

イタリア組3人はセヨンのところに来ました
セヨンと一緒に飲みに行き
セヨンのついだ酒を断らない事が
ヒョヌクの与えた罰でした
そしてヒョヌクは
キム・サンに誘われ
ユギョンと辞めさせた3人と一緒に
カラオケに

セヨンと飲みに行ったイタリア組
セヨンに調理場で反抗し
調理場で闘うと言います
調理場を離れた事は
反省したみたい

カラオケに行った辞めさせられた3人は
ユギョンだけが調理場に残っているから
ヒョヌクとユギョンに交際してるのか
聞いてきます
調理場での恋愛を認めないと言っていたヒョヌクが
もし調理場で働く者と交際していたら……
それを禁止したのはシェフだから
交際してるわけがないと
キム・サンは言います
だけどキム・サンの
シェフはちゃんと
ルールを守る人ですよね
ってヒョヌクへの言い方
何となくイヤな感じです
ユギョンは
3人を復職させてほしいと
ヒョヌクに言います
でも
調理場は欠員が出ないと無理だから
ケータリングを初めてはどうかって
提案を
もう1つの調理場でやったらどうかって

調理場に戻ってきたユギョン
ウンスのやりかけの仕事を終わらせると
他にすることは?
とヒョヌクに言います
ヒョヌクが何で病院に行かない
って聞いてくるから
そんな余裕なかった
って
ヤケドの跡が残るだろ
医者の言う事を聞け
ってヒョヌクはまた怒るけど
ユギョンは耳当てをしていて
シェフの言葉は聞こえないと言います
そしたら
言う事がある
聞かないと後悔するぞ
と言い出すヒョヌク
だから
ユギョンは片方だけ耳当てを耳から離します
ユギョンの目の前に来たヒョヌクは

お前は
手も不細工で
口もイマイチだ
鼻もヘンだが
酔っているせいか
1カ所だけ可愛く見える

と言うと片目のまぶたにキスをしてきます
そして
目は2つあるからと
もう片方の目にも
きゃあ
驚くユギョンに

オレのまな板から
下りると死ぬぞ

だって
ユンジョンはビックリしたのと
照れてしまうのとまざった顔に
そして

オレもお前が好きだ

とヒョヌクは言います
調理場でも?
と聞くユギョンに
みんなにバレないように
つき合えばいいって
ユギョンはすごく照れちゃって
すごく嬉しそう
で、でも
そんな2人の様子を
ウンスが見ちゃってました
あぁぁぁ





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